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社長の仕事の進化

私がひとりで始めた会社も、社員の増加と共に成長し、私自身の社長としての役割も大きく変わってきました。今回は、私の仕事の変化についてお話しします。


社長って何してるんですか?

初期の頃、私はすべての部署や事業の会議に出席し、細かい数字や予算の達成状況についても目を光らせていました。しかし、会社が成長し、社員が増えるにつれて、私はその役割を徐々に手放すようになりました。

現在では、部署や事業の会議に出ることはほとんどなくなりました。数字への指摘もしませんし、社員に対する信頼を基盤に、彼らが自ら解決策を見つけ、実行する力を育てることが重要だと感じています。

では、社長の社内での主な仕事は何なのでしょうか何か?

よく、社外の方や経営者社員から「社長って何してるんですか?」と聞かれますが、その答えは徹底的な役員や部長とのコミュニケーションです。

人事や取締役、執行役員との1on1を定期的に開催し、ビジョンを共有し続け、私自身が描く世界観をそれぞれが語れるようになってもらうことで、私以外の役員や部長からメンバーへ文化を伝えていってもらっています。結果、より良い会社をスピーディに、そして社員が増えても着実に文化を継承していけるような会社を作っていけるようにしています。

また、経営会議や執行役員部長会にも参加しています。会社全体の戦略やビジョンについて議論し、会社の方向性を決定する上で重要な意思決定が行われますが、私はその中で全体のバランスを見ながら、必要な調整を行っています。あとは、頻度はかなり減りましたが、稀にトップセールスの場にも足を運びます。
“現場の仕事“から“社長の仕事“へと徐々にシフトしていき、その結果、社員の主体性も高まり、私自身は、より広い視野、戦略的な視点で会社の未来を見据えることができるようになりました。

講演活動の増加

おかげさまで、上場してからというもの、さまざまな所から、お声がけをいただき、講演の機会に恵まれています。講演の内容も多岐に渡りますが、「起業」や「上場」をテーマにお話しさせていただいています。

講演を通じて、自社の取り組みやビジョンを広く伝えることができるのは、大変意義深いことです。また、自分自身のこれまでの経験が、誰かの役に立つと思うと、準備などは大変ですが、意欲的になり思わず熱弁してしまいますね!

多くの方々と講演で出会うこともでき、新しい視点やアイディアを得ることもでき、私自身の成長にもつながっています。

起業家機構の理事として

私の現在の仕事の3〜4割は、起業家機構の理事としての活動に費やしています。この団体を通じて、若手起業家を育てることにも力を注いでいます。彼らの成長をサポートすることは、非常にやりがいのある仕事です。私も多くの先輩方からたくさんのサポートを受けましたので、次は自分が!と思っています。

この団体は、世界各地から、多くの優れた起業家たちが集まる場であり、彼らとの交流を通じて、さまざまな刺激や知見を得ることができます。海外にも積極的に飛び出していく刺激的な場所での活動は、多くのインスピレーションを与えてくれます。

その影響もあり、3〜5年後の戦略を考える機会が増え、私も会社も、この先さらに大きく成長していけると自信を持ってお伝えできます!また、この活動を通じて、私自身も社員に多くのことを任せられるようになり、自分自身の社長としての器を広げることができたように思います。

おわりに

社員一人ひとりが主体的に行動し、自分たちの会社を自ら作り上げていくという意識を持ってくれることで、私自身の役割も大きく変わり、社長としての仕事の範囲が広がりました。本当に嬉しく思います!今後も、社員と共に成長し続け、より良い未来を築いていきます。
次回のテーマは、まだ決めていません。こんなことが聞きたい!などあれば、お気軽にnoteにコメントいただければと思います。