ホットケーキを食べて、漫画を読む〜夏休み2日目〜
朝起きたら10時頃だった。 トイレして2度寝して、11時に起きたあと、昨日 食べたかったホットケーキを焼いた。
ホットケーキのほかに、ヨーグルトにブルーベリーとバナナを混ぜたものと冷蔵庫で3週間放置しっぱなしだった 桃を用意してみた。個人的に理想の朝ごはんだ。
しかしここ3ヶ月間、どんどん 食が細くなっていってるせいか、 ホットケーキは食べられたけどヨーグルトとブルーベリーとバナナと桃は、半分ほどしか食べれなかった。
桃は、冷蔵庫で3週間放置してたから 腐ってるかなと思ったけど、皮をむいてみたら全然 腐ってなかったので、食べてみたところ全然甘さがなくて繊維質でガビガビした食感になってて、全然 美味しくなかった。味がカスカスで不味かった。ヨーグルトに混ぜ合わせたブルーベリーは、食べられたものじゃなかった。噛むと プチッと音がして中のぐちょぐちょした汁がはじけ飛んできて 、ベロは真紫になるし。気持ち悪くて最後まで食べれなかった。バナナもなんだか甘くなくてどろどろしてて味が悪くて食べれなかった。
桃は3週間放置してたから、不味くなっていてもおかしくないが、 ブルーベリーとバナナは今日 購入したものなのに、なんでこんなにまずいんだろう?と思って、もしかして コロナにかかったのかな と思ったけど、 コロナ だったら味がわかるわけないしなあ とか思って。 しかも熱もないし。 よくわかんないやって思いながらマスクガールを見て だらだらとご飯を食べた。
マスクガールは、4話まで見た。面白いけど、なんだかだるくなってきた。
なんか、ドラマを見る体力が無いのかな?とか思ってしまう。どんなドラマを見てても、「ハイハイこのパターンね。」とか、「あーこの展開知ってるなー」とか、こんなふうに物語を一歩引いて見てしまうんだよな。こうすることで、物語の良い分析ができればいいのだけど、そういうことは特になく。
どんどんハマれなくなっていく感じはあって、それは世間では「年取って作品の対象年齢ではなくなったから」なんて言われることなのかもしれないが、、、
私の言い分としては、どんな作品も、似たりよったりな設定・ストーリーだなと思う。どこかに既視感があるし、観客の為に用意された悲劇には食傷気味なところがある。
ひとことでいうなら、「この味飽きた……」
それで、マスクガールを見るのを途中で辞めて(マスクガールは普通に面白いんだけどね。)半分しか食べられなかった朝ごはんを片付けたあと、「あ、そういえば、読みたいけど読んでない作品があったのだった」と思い出した。
ここから、R-18の作品に触れるのでご注意ください。
『出会って4光年で合体』という、エロ本である。
Twitter(現X)でたまたま知ったのだった。
よくわからないけどすごい、すごいんだ、というさざ波のように伝播するレビュー達だけを読んで、
いつか読んでみたいなぁ〜でも、エロ本か〜と思って読んでなかった。
今日は、それを読んでみた。
ピクシブで無料で読めるみたいだけど、私は購入した。
読んで良かったなと思った。
先ほど書いたとおり、最近のドラマにしろ、ゲームにしろ、小説にしろ、アニメにしろ、どこかにデジャ・ビュがあって、なんか、つまらないな〜と思う。なんか、「見たかったものを見せられてる」感じが堪らなくだるい。
こっちは「見たかったもの以上のものを見たい」わけ。物語なんだから、フィクションなんだから、幾らでも跳躍できるでしょう。書店に並ぶ本を選ぶとき、そりゃ、本の帯に書かれたキャッチコピーに惹かれて本を買うこともありますよ。でも、本の帯に一言で収まるキャッチコピー以上の物語を私は求めているわけ。
そういう意味で、『出会って4光年で合体』はすごくすごくすごく面白かった。始まりの数ページ読んでみて、この作品がどんな着地をするのか全く想像できなかった。
漫画だけどモノローグが長くて、小説を読んでいるみたい。
現世と異世界を跳躍したり、美少女と醜男の恋物語という理由の分からない跳躍をしたり、紀元前の原始人から現代まで時間の跳躍をしたり。群像劇として色々な人の思考を絡めながら、物語は未知の方向へどんどんどんどん跳躍していく。
SFでもあり、オカルトっぽい設定もあるし、陰謀論めいた話もある。一人の男の人生が、何十年もどんどん進んでいく。振り落とされないようにモノローグを必死に追いかけながら物語を読んでいた。
じつは、まだ半分しか読めていない。
読み切り漫画だけど、結構分量が多いので、今は休憩中である。
この作品に、商業で出会うことはできないだろうな。と、心のなかで思った。話の構成が複雑だし、(しかし、とてもよく纏まっている)主人公(?)は醜男だし。寧ろ、個人制作だからこの純度で作品を仕上げられたんだろうな。エロ要素があるのも、商業だと難しいだろう。
この世は、「売れる作品」で溢れかえっている。読者が受け入れやすい主人公を描くこと。話を複雑にしないこと。エロ要素があるとメディアミックスが難しくなるので、控えめにすること。
まぁ、それで売れてるんだから、間違ってないんだろうけどね……間違って無いけど、、、
私はもっと読んだこと無いお話を読みたいな。
出会って4光年で合体、面白いです。