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小説書きの下には○○が埋まっている(石井遊佳『百年泥』第158回芥川賞)

『百年泥』の百年の「ありえたかもしれない」を呑み込んだ泥から人間が可能性実現した環世界の温度を纏った実体としてあらわれるという物語を読んだとき、新しいプロトタイプへの期待を感じた。

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2,847字
2018年文学賞受賞作についての文章を8本、実作を1本、収録しています。

1.文学賞受賞作8作品をめぐって書かかれた文章 2.作品たちから影響をうけて書かれた文章 が読めます。 〔書評〕 石井遊佳『百年泥』(芥川…

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