日足を利用したテクニカル分析
概要
日足を利用したテクニカル分析の方法を載せてみます。
このテクニカルを利用することで、現在のおおよそトレンド・相場状況(上昇基調なのか、下洛基調なのか)を把握できるようになります。
なので、トレードを始める前の準備運動として、当テクニカル分析を行ってみてください。
分析の手順
当テクニカル分析は次の手順で行います。
・基準点を見つける
・各基準点からポイントとなる点へトレンドラインを引く
・高値、安値の横線を引く
なお、利用するチャート日足になりますので、分析開始前に日足チャートを表示してください。
基準点の見つけ方
25、75日移動平均線の交点を「基準点1」とします。
サンプル画像でいうと、左下の 20/06 付近の20,500円と20,000円の間くらい
「基準点1」から真横に線を引き、75日移動平均線との交点を「基準点2」とします。
※注意:相場によっては、「基準点2」が現れないことがあります。そのときは、基準点1のみを利用して分析を行ってください。
トレンドラインの引き方
各基準点を利用してトレンドラインを引いていきます。
やることは2つ。
・各基準点から月初の25日移動平均線との交点へトレンドラインを引く
・各基準点から当日の25日移動平均線との交点へトレンドラインを引く
実際にトレンドラインを引いてみましょう。
今日が10月15日とします。
まず、「基準点1」から10月1日と25日移動平均線との交点へトレンドラインを引きます。
続いて、「基準点2」から10月1日と25日移動平均線との交点へトレンドラインを引きます。
次は各基準点から当日の25日移動平均線との交点へトレンドラインを引いていきます。
もう二つトレンドラインを引きます。
当日までの高値、安値から横にラインを引きます。
これで何が分かるのか?
上記のテクニカル分析を行ったことで
・上値基調
・23,725円が抵抗ラインとなりそう。
・23,320円がサポートラインとなりそう。
・サポートラインと抵抗ラインが近づいている。「きっかけ」ができれば、上下に大きく値が振れる可能性がある。
といったことが分かりました。
当テクニカル分析をおこなったことで、そのときの「みちしるべ」を把握することができました。暗い海を何も持たずに航海することは大変危険です。トレードも一緒です。何かの「みちしるべ」をもってからトレードを行ってください。なので、トレードを行う前になるべく実施するようにしてください。
最後に
可能であれば当テクニカル分析は毎日行うようにしてください。
投資を行ううえで、チャートやトレンド分析に慣れることはとても大切なことだと考えています。
また、今回ご紹介したテクニカル分析は基礎となるものです。
基礎はしっかり固めてください。
それから自分の考えてトッピングしてみてください。
今日も粛々とがんばりましょう!