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Vol15.テクニカル分析 ~ボリンジャーバンド~

今週はテクニカル分析の中でもボリンジャーバンドと言うテクニカルを少しで解説していきたいと思います。
こちらのテクニカル分析も、初めの方にご紹介した移動平均線と組み合わせたテクニカル分析となります。

ボリンジャーバンドの由来

「ボリンジャーバンド」、発明した人はジョン・ボリンジャーさんが考案したテクニカルチャートのようです。
価格変動の統計学的要素を盛り込んだテクニカルとなります。
移動平均線を中心に、価格変動の統計学的要素を表示しており、バンドのように表示されるため、ボリンジャーバンドと表示されます。

ボリンジャーバンドとは

その時の移動平均線を中心に、どれだけ値が動いたかを表現したテクニカルとなります。
これを統計学的要素で「標準偏差」を使用して表現します。
なんのこっちゃ?、と思われると思うので、受験などでよく聞いた「偏差値」をイメージして頂くとよいかと思います。
受験者のテスト結果・点数が一番多いところを偏差値50として、それよりも点数が高ければ偏差値が上がり、逆に点数が低ければ偏差値は下がると言った仕組みと一緒です。
偏差値50を中心にから離れれば離れるほど人数が減ってくるという仕組みです。

重要なのは「σ(シグマ)」

ボリンジャーバンドと調べてみると「σ(シグマ)」というギリシャ文字が出てきます。
これは、ある一定の確率で値動きが収まりやすいレンジを「σ(シグマ)」と表現します。
平均値からみて上のレンジを+1σ、下のレンジを-1σと呼びます。
これを2倍した値を+2σ・-2σと呼びます。

統計学的には
1σに収まる確率は約68.2%
2σに収まる確率は約95.4%

偏差値で表現すると
+2σ : 偏差値70
+1σ : 偏差値60
-1σ : 偏差値40
-2σ : 偏差値30
のようになります。

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テクニカル分析では、少し表現は乱暴ですが、偏差値50から離れた値(標準偏差を用いると2σ)を「外れ値」や「異常値」と表示します。

実際のチャートにボリンジャーバンドを表示してみると次の様になります。

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活用方法

活用方法については、来週以降にまとめていきますのでお楽しみ~

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