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さくらももこ先生の高速ステップアップがわかる原画展を観てきたよ
聖地静岡に巡回してきた「さくらももこ展」鑑賞。
東京は激混みだった様子だけど静岡は余裕。
撮影はほぼ不可。
原画とかバンバン世の中に見せて行った方が良い影響かと思うのだけども。
1巻1話の原稿の綺麗さがすごい。全然修正の跡がない。
上手…なのはもちろん迷いがないんだろうなあ。
しかし、デビューの早い漫画家さんならではの1巻時点ではトーンワークがゼロ。
カケアミだらけ。
スクリーントーンが導入されるのは4年くらい経った頃。
描きながらアップデートされていくんだなあ。
そしてデビューから6年後には「sakuramomoko」と印字された専用原稿用紙に執筆するように。その直前までりぼんの投稿用原稿用紙なのに!ステップアップが急!
小学館掲載の原稿も当たり前のようにりぼんの原稿用紙で執筆。描きやすかったんだろうなあ。そういう作家さんいらっしゃったなあ。竹書房の編集時代、集英社の原稿用紙に執筆した原稿をもらってなんかすげえと思った若手時代の思い出。
途中にここなら撮っていいよゾーンが。
なんとなく雰囲気が伝わるだろうか。
分厚い雑誌風の塊に漫画の版面を印刷して展示する方法は凝っている。
図書印刷さんが協賛という事は図書印刷さんの仕事?グッジョブですね。
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ずっと普通のB4原稿用紙なんだけど「コジコジ」になるとA4のいわゆる「同人原稿」用紙に。コジコジ、依頼がソニーマガジンさんなんだけど、A4なら描いていいですよ、とかのやりとりがあったんだろうか。当時は同人原稿なら原稿料が安く済むとかいう文化があった。しかしそれは中小出版社出身の邪推である。作品的にA4の方が相応しかったんだろうな。
原画展はいつも学びが多いです。
そしてそのまま静岡東宝で「君たちはどう生きるか」を初日に鑑賞。
静岡東宝の「本日初日」はなんだか渋い
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これでもかというほどにジブリだった。だけど今までずっと「何の話」だったのが明確だったのに対して、今作はだいぶ何の話なのかがわからない。それはつまりこの作品が特別だってこと……。今までありがとうございました。
昭和のレジェンド2人を堪能した1日でした。