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さいとう元彦知事の令和3年6月の政策を見てみた

結論から述べると、県民を向いた良い政策だと思いますが、これらに反対している人たちは何が面白くないのでしょうかね。
彼らの反論は決まって資質やモラルなどの指摘ばかりですよね。
斎藤さんの資質やモラルは少なくとも反論してしている人たちよりは全然良いと思います。

では当時の政策を見てみましょう。

元データはこちら

「県民の皆様と直接お話ししたい」
それが、私の今回の政治活動の思いでした。
これまで、県内各地を駆け巡り、500カ所以上で、県民の皆様と直接対話を重ねてきました。そして、4月1日からは平日ほぼ毎日、県内の駅で街頭活動を行い、県民の皆様に直接お会いしてきました。

先ず冒頭部分から。すごいことですね。知事職は分刻みの多忙な業務にも関わらず、県民から現場で生の声を集めていたのでしょうね。

政治は誰のためのものなのか。
すべて、県民の皆様のためのものだと、私は考えています。
兵庫を躍動させる、県民ボトムアップ型の県政がはじまります。

当たり前と言えば当たり前なんでしょうけど、最近の政治家は自分達とその周辺のことしか考えていない人が多い中で、政治家の一丁目一番地である県民のためと断言していますね。

そういえばボトムアップを底とか言っている議員もいましたね。
ここでのボトムアップは現場主義ってところでその現場は県民ってことなんですけどね。無知を全国に曝け出しましたね。

それでは政策の全体像を見ていきましょう。

vision1を見て気づきましたが、2021年7月に知事職についたときはコロナ禍真っ只中でしたね。コロナ中の知事バトンタッチ、しかも前知事は20年間と長期政権でしたからかなり厳しい状態でのスタートが予想されますね。
こちらの政策は2022年6月に発表しているものなので知事職に慣れて、コロナ対策も一通り目処がついてきたところでしょうか。

ここからはそれぞれのvisionを詳細に見ていきます。

コロナ対策は政府が混乱し、各自治体との連携がうまくいかずに苦労していましたね。どこの自治体も手探り状態で他県の見よう見まねで行ったり大変だっと思います。この時に県知事という仕事に焦点が当たったと思います。
兵庫県の対策として特徴的なものとしては、
・返済不要の県独自奨学金(県内就職要件)を創設
・特殊詐欺被害対策として、使いやすい自動録音電話機の普及大作戦を展開
の2点でしょうか。

返済の必要がない給付型奨学金を県として進めることは困窮した家庭にとって非常に助かる施策だったのではないでしょうか。

特殊詐欺被害の詳細はこちらの市議のコラムをご参照ください。
コロナ禍において急増していたようですね。井戸知事時代には全く進まなかった政策が斎藤知事になってからは現場から上がってくる声を重視して、小さな一歩から進めていったようですね。そうでなければ政策に入れませんからね。

2022年と言えば、コロナ真っ只中でしたからね。まさか2020年から2023年の約3年間も続くとは誰しもが想像できませんでしたよね。
知事就任後、難しい舵取りになりました。次世代や若手に注目がいきがちですが、高齢者や医療従事者への配慮もあるように思います。

ここら辺は人生100年時代の健やかライフを謳っているだけあって、医療従事者への教育・育成、またご年配の方への体制整備に向けて動いているのですね。

コロナ対策は全国共通でしたが、ここからは兵庫県独自、まさに斎藤知事色が色濃く反映されたvisionを見ていきましょう。

次世代への投資を積極的に行っていくようですね。日本での人口減少は免れない中で、市町村ならともかく県として子育てを充実させていく施策を打ち出すことは非常に良いことですね。
未来を創る人づくりは長期投資になりますね。20-30年掛かるからこそ、多くの政治家は注力してこなかった分野ですね。

次は産業分野ですね。
県内GDP成長率で全国トップクラスの実現と記載ありますね。
県内GDPなるデータを見たことがありませんでしたが、確かにありますね。

日本のスタートアップはアメリカや中国と比べると足元にも及ばないくらいの差をつけられてますから、起業家を育成する環境は大切ですね。
対象が小学生からになっているところがユニークです。

先ほどのスライドに発達障害児の施策がありましたが、こちらにも障害者の旅行受け入れ体制を整備するなど、社会的弱者への配慮も素晴らしいと思います。

ハード面は計画から実行まで時間が掛かります。具体的にどのようなことを行ってきて成果はどうなのかは別の機会に書きます。

阪神淡路大震災の被災地として、過去の教訓を活かしていくことは大切ですね。県庁建て替えと周辺整備で1,050億円掛かると言われている計画を白紙化し、必要最低限、それでも500億円くらい掛かるらしいですが、その浮いたお金をこれらの施策に回していくのでしょうか。

自ら給与・退職金を削減は素晴らしいですね。それに比べて県議員は何をしているのでしょうか。しがらみのない立場だからこそ、どんどん新しいことを進めてますね。ワーケーションもいいですね。
コロナ中に国会で人が集まっているのに飲食店や民間企業には行動を控えてほしいと訴えていた永田町界隈の人にはできないことですね。

令和4年、就任1年後の政策をざっと見てみました。
次は新しい政策を見てみようと思います。

元の資料はこちらです。

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