入院生活 | 事の発端
もともと、副鼻腔炎(いわゆる「ちくのう」)が2,3年前からずーっと続いていて、大阪から岡山へそのまま移住したのが去年(2023年)の6月。
岡山でも自宅近くの耳鼻科に通っていたのですが、2024年の春頃からどうも鼻がうまくかめなくなってきて、そのうち、両方の穴どちらも全く息ができなくなってしまいました。
耳鼻科からは炎症を抑える系の薬が処方されるのみで、「様子をみましょう」としか言ってもらえない感じ。
カメラで中を見るとかもなく、ただぐりぐり吸引されては鼻血が出るだけという治療が数ヶ月続いた結果、「鼻血が出るので」大きな病院(K病院)で見てもらってください、でも予約取れないから8月になってからね、という状況。うーん、鼻血はあなたがよく見ないでぐりぐりしてるからじゃないん?と思いつつ、多分、ここの耳鼻科に行くことはもうないと思います。。
鼻の方はそんな状況の中、発端は7月の中頃。GWの明けくらいからできてた上顎の内側の口内炎が良くならず、むしろ日単位で大きくなっていってる気がして、近くの歯科口腔外科を受診したことでした。
先生が一目みて、「もうちょっと大きな病院で見てもらってください。すぐに」となり、岡山市内のO病院へ。
まだこの時は鼻との関連もわかっておらず、だったのですが、O病院でも患部を見るなり「なんだこりゃ」となってその場で生体検査のサンプルを取得(クソ痛かった…)。
そのまま検査へ。これが2024年7月22日のこと。
確かこの日に造影剤使ったCTや、血液検査もしたんだっけかな。
結果は一週間くらいで出るだろうとのことで次回の予約を8月1日に取り、酷くなる痛みに耐えながら来院したところ、なんとまだ結果が出ておらず、岡山市内までの往復が無駄足になるという事態。あ、でもこの日にお医者さんに「もう痛くて何も食べられない。痛み止めかなにか処方してもらえないか」と訴えたら「痛み止めは出せないけど、液体の栄養食なら処方できるよ」と言われて、この日から栄養食だけの生活になりました。
で、さらに結果を待っている間に耳鼻科の方をK病院で受診。
先生、患部を見て、それから口の方の状況を見て(そいうや地元の耳鼻科では口の中は見もしなかったな・・)、「これ、多分鼻も口も同じ原因です。今口の方でO病院にかかってるなら紹介状書くからそっちで全部見てもらったほうが良いですね」と。
無事、ここで鼻と口が繋がりました。(まぁ、後ほど物理的にもつながってしまうのですが)
O病院への通院日、先生の一言「ごめんまだなんよ」。ええっ・・マジっすか。「あ、でもリンパ腫ってのはほぼ確定してます。ただ、その先の細かい分類に時間かかってて」「もう2,3日で今度こそ結果出ると思うので、そのときに」あ、はい・・としか言えませんでした。
軽くリンパ腫の説明を受けて、その日は帰宅。おお、ワシ、癌なんか・・会社や家族になんて言おう・・と帰りの車の中でずーっと考えてたのを覚えています。
次回の通院日を待たずしてO病院より電話あり、「リンパ腫確定しました。血液腫瘍内科で細かい説明をしますので、次回はそっちへ行ってください」とのこと。
確定。とりあえず嫁にメールしておきました。
通院日、血液腫瘍内科で「節外性NK/T細胞リンパ腫・鼻型」であることを告げられ、おそらく進行度はそれほどひどくないこと、特にこのタイプは治療は進行度によって治癒率が大きく変わることを聞かされました。
後は、治療の副作用がとてもきついことと、このタイプはむちゃくちゃレアであることを。すごいもの引いちゃったな、自分!
で、最後に先生の爆弾発言「いやー、実は放射線治療機の入れ替え中で、うち今これの治療できないんですよね。すみませんがK病院に知り合いの先生居るので、そっちでもいい?」
おお、帰ってきたぞK病院に。
まぁ、家からはK病院(倉敷)の方が近いのでこっちの方がありがたいっちゃありがたいんですが。
というわけで、その翌日にK病院でPET-CT検査、さらにその翌日から入院、となりました。
そんなかんじ。