iPad 勉強術
みなさん、こんにちわ。
勉強と聞くと頭痛がする著者です。学生時代より真剣に勉強をしてこなかったツケのような気がします。
さて、今回は iPad での勉強についてです。
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勉強は好きですか?(Do you like a study?)
皆さんは勉強が好きでしょうか?
そう聞かれて、「好きです!」と堂々と答えられるほどに勉強が好きな方は少ないでしょう。しかも中には一種のアレルギー的な勉強に対する拒絶反応が出る方もいるのではないかと思います。
勉学に勤しみ出すのは、早ければ幼稚園や保育園の年長さんから私学の小学校に入学させられる為に始めるお受験勉強でしょうか。
はたまた(大半の方がそうだと思いますが)、義務教育である小学生に上がってからでしょうか。
そう、現代の日本において、いやでも年齢が来ると勉強させられるわけです。悲しいのか嬉しいのか感想は人それぞれであります。ちなみに国に依っては勉強も義務ではない国もあります。そこで学校を建てるプロジェクトが流行ったのはつい先日のように感じます。
脱線しました。
嫌いでも好きでも勉強をしているわけですが、特にフォーカスすべきは働き出してからの勉強です。今、まさにそれに立ち向かっている人が多いわけです。
なぜ働き出してから勉強をするのか?(Why study?)
働き出した我々が何故勉強をしないといけないのか。ゴールは学校に入学する為の受験勉強ではありません。
理由は様々で、業務内容を覚える為、資格の獲得、希望の会社への入社の為、キャリアアップや趣味の為等。多種多彩。
これをここもとは「リスキリング(Reskillings)」と言うらしいです。絵文字では「🐿🗡(リスとナイフ)」。
学生(何教科もまとめて勉強している身)からすれば、ひとつだけ集中的に勉強すればいいので簡単なことではないかと思えますが、「働きながら、家のことをしながら、勉強をしなくてはいけない」ということになりますので、思っている以上に大変です。
勉強に利用できる時間は、1〜2時間/日程度でしょうか。
その貴重な1〜2時間程度で濃厚な量の勉強を行うために必要な要素というのが、そう、ここで出てくるキーワードが「 効 率 化 」です。
何かをするための準備や動作を全て時間短縮することで、限りある、有限である時間を有効活用するのです。
「効率化」する為には相応の道具が必要となり、そこでフォーカスされてくるのが、今回はタブレットという訳です。
PC より軽くて起動の速さや操作性により外に持ち運びしやすく、スマフォより画面が大きいので視覚的に資料が見やすくノートが取りやすいというメリットから、タブレットが候補に上がってきた訳です。
iPad と勉強と(iPad and study)
2018年頃より、iPad を活用するブログや勉強法を伝授するブログが乱立してきました。
これはベゼルレスの iPad Pro が世間に公開されて購入者が増えたことや、そろそろ iPhone と iMac だけではブログの記事が構成できなくなってきたブロガー達の餌食になりはじめたわけですね。かつ、この頃からビジネスでもタブレットを、といった動きも推進されつつありましたので、更に iPad に関する情報展開が活発になってきた時代です。
こう言う情報が出始めると、生活必需品ではないタブレットを、iPad を持っていても、うまく活用できない人達からすると目から鱗なのです。特に「勉強法」というかカテゴリは学生〜キャリアアウトしたビジネスマンという、幅広い年代の関心の的です。
で、今回の本題、iPad での勉強方法になる訳です。気軽に普段から使っている iPad で簡単に勉強できれば、苦手でなくなるかも知れませんね。
デジタル勉強法とは(What is ‘Digital study’?)
iPad を利用するという事は、デジタルでの勉強法となります。
デジタルの勉強法は、アナログの勉強法と比べて効率が上がるように思えます。現代のデジタル勉強法とはどういうものを指すのか、まずはそれから解説していきましょう。ブログを見て回ってみました。
・電子書籍や Web をクリッピング
・綺麗なノートを作り上げる
・Web や電子書籍で問題集を見ながら、Sprit View で回答を記入
これらが現代のデジタル勉強法です。
綺麗なノートを作るという点については昔からアナログの時代より好きな人は熱心にされていたので、今だからというわけではありませんが、今では色々なペンをいっぱい買わなくても装飾することができるので安易になりました。
検索すればどんどん出てくるし、よく見る iPad を使った勉強法なのですが、果たして効率的な勉強法と言い切っても問題ないのでしょうか?
・電子書籍や Web をクリッピング
Web ページや電子書籍で掲載されている有益な情報をクリッピングして、画像や文字を別のアプリに放り込む様を可視化するだけで勉強になるのか。
このようにブログで書かれている文章をあえて声に出しながらタイピングして文字に起こしてみると、ふと思っていた疑問が鮮明な答えとともに解決する訳であるが、結論を言うと「勉強にはならない」。
クリッピングを批判しない。実際に役に立つ部分だってある。あるにはあるのだが、それが果たして勉強をしてふとした瞬間に脳裏に蘇るのかと言われると甚だ疑問である。
ネットの海には情報が沢山ある訳だけれど、小さな問題や当時はバズったネタなどはすぐに消える。そういう内容を残すために次々に残していくという名目で Evernote のプレミアム会員となってクリップしまくったことが懐かしいですが、今となっては全然情報の使い所がなく、つまり、そう、放り込んで満足して終わるんです。
見ても覚えていないので、見なかったことと同じです。
クリッピングは、情報を収集できるという点が最大のメリットである。情報を収集できるメリットはあるものの、繰り返し繰り返し読み直すならばいいのであれば勉強としての手法として問題ないと思われるが、残念なことにクリッピングした Web 記事や電子書籍ほど、ほとんど読み直さない。
情報をノートに入れて終わり。見ないし、何かに書かない、それは勉強になりません。クリッピングしたものを眺められるだけで覚えて勉強できるなら、ぜんぜん苦労はありません。
クリッピングしたものに「自分なりのメモを書きまくって、何度も見返す」ことでこそ勉強となる訳です。
暗 記 は 繰 り 返 し で す 。
ちなみに、Web からよりも、電子書籍や PDF をクリッピングして書く方が機会としては多いです。
・綺麗なノートを作り上げる
イメージ検索すると出てくる出てくる、とても綺麗なノートたち。
これを作るのにどれくらいの時間がかかったのだろうかと心配になるくらいに綺麗に飾られたノートたち。あれを見る度に敷居が高いな、と思ってしまい、尻込みしてしまう人も多いのではないのでしょうか?
綺麗なノートを作ることが暗記に繋がるのかというと「暗記に繋がりません」。ノートを作る意味はありません。
目標はなんでしょうか?
綺麗なノートを作ることでしょうか?
違います。
業務内容を覚える為、資格の獲得、希望の会社への入社の為、キャリアアップや趣味の為等ですね。
プレゼン資料やブログ記事のために作成するのであれば問題ありませんが、時間が限られた中でページごとにあんなにブラッシュアップされたノートを作るというのは時間がもったいない気がします。
とにかく書いて覚える
iPad は延々と書いて覚えるのに向いてます。
なんせ書くノートの広さが無限! これが書いて覚える派にとってはポイントが高いところです。
しかも間違えても早く消せます。消しゴムゴシゴシなんて関係ない作業で思考を邪魔したりせず、ひたすら書くのに集中できます。書きまくり、消しまくりできるので、非常に良いです。
行動と記憶を紐付けるのは初歩です。
書けば必ず覚えられるわけではありませんが、声に出す、書く、何かに紐付ける、なんてのは勉強(暗記)の基本行動です。
単調になると覚えられなくなるので、変化させ、繰り返すことによって、記憶の定着度を高めていくわけです。補助するツールは変われど、この原理原則は変わりませんね。
そういえば、こんな疑問も中にはありました。
「スリープ画面からメモ」が勉強や授業に役立つのか?
俗にいう「クイックメモ」です。
よく大学生のブログで見る手法です。講義を受けている時に瞬間的にメモをとることで、他の聞き逃した学生より学力アップ! という触れ込みです。これは果たして意味があるのか。
メモはメモです。
勉強や授業では椅子に座って机にノートを開いたままで受けるような腰を据えて受けたりすることが普通なので、クイックメモでバラバラに情報が保管されてしまっていることや、ましてや授業中にノートである iPad をスリープにするわけがない。そのため、利用することがそもそも無い為、便利であったり意味があるのか無いのかと言われると意味がありません。
iPad を使ってもアナログのノートを使っていても、人は変わらないという点が見落とされています。人が変わらないというのは、「物事を記憶する為には時間と作業が必要である」という点です。
クイックメモに残した内容をノートアプリに移し直すなら問題ないでしょう。やっぱり、前記している通りです。
・Web や電子書籍で問題集を見ながら、Sprit View で回答を記入
これは試験勉強をするにあたり、かなり有効なものです。
iPad であれば1台で「問題集」「ノート」「参考書」を代行できます。すごい。
表示される書面は広く、必要なときだけ素早く呼び出せるというメリットがあり、かなりの頻度で Split Over と Kindle を組み合わせて使ったりします。この使い方は、WEB ベースの e-Learing 教材であれば相性が良いです。実際。
アプリをどうする?
ということで最後にはアプリですね。さてどうするべきか。
現在使っているアプリは以下です。
Amazon Kindle
GoodNote5
2つしか使っていません。ビジネスマンの少々なリスキリングには上2つで十分です。
むしろ、GoodNote5は要らないかも知れません。と言っても標準のノートアプリはちょっと不便なんだけど。。
Amazon Kindle
言わずとしれた大手 EC サイトの Amazon がリリースしている、電子書籍アプリストアです。
これで教材を購入して表示して読んだりする訳ですね。
思っているより結構な書籍数が(有料会員になることは必要ですが)、月1,000円ほどで読み放題になります。スクショ取り放題と来た。すごい。
同じAmazonのサービスでも、Prime Videoではスクショはできません。これ、Kindleの作成チームはマジGood jobだと思う。
書籍スクショできるからこそ生きることのあります。やりすぎは前記の通り、クリッピング症候群なだけで意味ないんです。注意。
GoodNote5
どうして OS に載っている普通のノートアプリじゃダメなのか。
手書きと打ち込みが共有できないからです。
これに比べて、GoodNote5 では画像の上からキャプションや手書きを加えることができますし、しかも書いている内容をそのままコピーして新しいページを作成することができます。
臨機応変に対応させたいので、GoodNote5 がいいですね。買い切りなので費用も普通のノート買うより断然に安いです。有料ですが、買っても損はありません。マジで。
まとめ
iPad はあくまで余計な手間を減らす効率化のツールです。
自分の脳の代わりに勉強を代行してくれるものではありません。
勉強とは……
・時間をかけなければならない
・繰り返さないと覚えられない
上記本質的なことを誤解すること無く、準拠すべきだと考えます。
勉強はあくまで「理解」して、何度も「繰り返し」て、はじめて記憶に定着するものですし、それをどういうタイミングでどう実行するか、ということが重要です。
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せっかくの高いデバイスですから、小手先ではなく、具体的な効果が得られるように利用したいですよね。
みなさんも、一緒に頑張りましょう!
Fin.
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