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#10 8時間労働開始から100年「本当に8時間労働って必要ですか?」の話〜アフタートーク〜

第10回は労働時間に関するエピソードでした!

音声配信はこちらから➡︎『8時間労働開始から100年「本当に8時間労働って必要ですか?」の話』

本編でも初めに触れましたが、川崎造船所が1919年10月に8時間労働を制定したのが日本における8時間労働の始まりと言われています。(もっと早くから8時間労働を取り入れていた企業もあったという説もありますが。)
1919年といえば世界では第一次世界大戦の終結に関するパリ講和会議が開かれ、日本では前年の1918年に富山で米騒動が起き、翌1920年には初めてメーデーの開催という、そういう時代です。
そこから100年の時が過ぎて、時代が移り変わっていく中で、人々の生活も仕事も環境も全てが激変しています。
「それでもまだ私たちは本当に100年前と同じ時間の労働が必要なのか?」
そんな個人的な疑問から今回のテーマを選びました。

めちゃくちゃ固いですねー。
新聞の朝刊かと自分で書いてて思ってしまいました(笑)
ただ大事な事なのでもう少しお付き合いください。

最近、フィンランド史上最年少の34歳で首相になったサラ・マリンが「1日6時間労働、週休3日制(報酬が変わらない形で)を任期中の目標に掲げる」と表明したことが話題になりました。
リンダ・グラットンという『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』で有名なイギリスの心理・組織学者も“フォーデー・ウィーク”という一週間のうち4日間を仕事に当てるという働き方を提唱しています。


世界中でこのような動きが起きている中で、日本にいる私の周りには“1日8時間、週休2日”どころか、数えきれない程のサービス残業や月に1日も休みがないなど劣悪な就業環境に悩まされている人がたくさんいます。
もちろん職種や業種による就業形態の違いによって一概に言うことは出来ません。(例えばサービス業・接客業で単純に就業時間を減らしても利益を担保できるのか?)
良くも悪くも日本特有のビジネスにおける“文化”も未だに存在します。
当たり前だと思っている事を変える事は簡単ではありません。
では私たち日本人は本当にこのままで良いのか?
考えなければ変わる事はありません。
「未来の私たちがどんな日本で生きていきたいのか?」
「未来の子供たちにどんな世界で生きて欲しいのか?」
動かなければ変える事はできません。


新型コロナウィルスの出現によって世界が、社会が、生活が大きく変わっていこうとしている中で、我々人類が試されているんだと。
最近そんな気がしているんです。

# 働くってなんだろう?
# 幸せってなんだろう?
# 人生の課題
リンダ・グラットン『ニューノーマル社会で豊かに生きる知恵』 VOGUE CHANGE

さて次回はちょっといつもと違うテーマの選び方をしてみました!
乞うご期待!

西田

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