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頭の悪さを性格の悪さでカバーするというヤバいアプローチをアンラーン

写真は性格のよさそうなカンボジアのキッズです。

私は頭も性格も悪い自覚があるのですが、昔は頭が悪いだけでポヤンとしたのんびり屋で、性格はあまり悪くなかったように思います。

いつの日か、嫌味を言われるなどの不快な出来事があった時に「すぐに反応できないと損だ」と思うようになり、ものすごいスピードと範囲で気分を害されるようになってしまいました。間違った選択ですね。

一方で、「面白いかも」というつまらない理由でスーパー自虐も発展させてしまいました。中学の初めてのクラスで「自分の性格を表す3つの単語を自己紹介で言って下さい」という指示があった際、「明るい、面白い、元気です★」と発言するキラキラ同級生にドン引きし、自分は「嫌味、しつこい、やな奴です」と発表して教室にブリザードをもたらしました。今思うとマジでヤバい奴ですね、実際親を交えた懇談では「ちょっと頭おかしいんじゃないですか?他の先生も言ってますよ?」と担任に言われてしまいました。その教員は人生の中で最も嫌いな人間の1人です。そしてその時の母の右から左に流す具合を見て、私って受け入れられてるなぁと思ったものです。笑

あとは自虐で自分をいじめてきた過去があるため、たまに褒められるとそのネタに一生舞い上がって食らいつくというこじらせもしたことがあります。「顔のパーツは悪くない」と誰かに言われたら、何度もその友達に「パーツは悪くないんやんな?な、な?」と確認するなど。ウザい!

また、元々はあまり人に甘えない性格だったと思うのですが、一度甘やかされるとそれがクセになってしまい、「私はこんなに大切にされているんや!」と感じたいがために甘やかしてくれる相手の骨の髄まで甘えます。例えば海外の結婚式に招待してくれた友人には「宿を提供してくれるなら行く」というめちゃくちゃなお願いをし、実際その子の親が素敵なホテルを用意してくれました。その子は私を甘やかすのが生きがいなのか?と思うほどよくしてくれて、それに甘え切った私はいつしかその友人を失ってしまいました。なので、「元友人」ですね。自業自得だし、私も今もしお返しができるならしたいものです。

さらに、自信のなさをカバーするために、自分より劣っている人をバカにするという最低の傾向もあります。例えば私の特技は英語(しかもガリ勉なのでコミュニケーションではなくテスト英語)なのですが、英語を一生懸命身に付けたい他人のLとRの発音ができていないことを嘲笑する、など。最低の底辺です。

ついでに、「自分のこだわりを持っている」ことってすごくかっこいいな、と5年前くらいから考えるようになりました。「〜のお店なら◯、パンなら△が一番好き」など。生きていればそんな趣向を持つことは当たり前なのかもしれませんが、バカ舌で違いのわからないスーパージェネラリストな私にとってはそれがかっこいいと思って。最近の私はテレビに出る人の「この顔が好きじゃない」「この喋り方が好きじゃない」など、ひたすらネガティブで嫌な感じの方向にこだわり?を発揮しています。底抜けにジメジメしていますね。

そして極め付けは、「普段連絡を取ってこないくせに私のリソースが必要な時だけに連絡してくる知り合い」に不快感を感じます。海外でのコネや英語の勉強法、添削など。1年ぶりに連絡が来た♡と思ってメッセージを見たら「〜について知らん?」と。私の超限られたリソースくらい喜んで差し上げたらいいのに、利用されているようで悲しいから冷たくしてしまうことがあります。

これら全て、成長する中で元ある性質(もはやあったのかも不明ですが…)である素直さを捨てて身に付けてしまった負の財産です。別の機会に書こうと思いますが、自分の人生がやっとマイナスからゼロになったのを機に、unlearn(学んだものをなかったことにする)したいと思います。

日々練習して、性格をどんどん悪くできてしまったのと同じように、1つ1つ脱ぎ捨ててどんどん素直になりたいものです。頭は悪いままやけどね。

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