Gregtech6 進行メモ3 (Ver.6.15.00) 蒸留塔作成・使用
前回の続きとして、スチール製品を作成・使用するところから、ステンレスを作成し、蒸留塔を建設・稼働させるところまでをやっていきます。
1. 目標
a. 次の鉱石を見つける
(存在鉱脈等は鉱脈まとめページにて)
Pentlandite鉱脈 (Cobaltite, Garnieriteと共存、ニッケル源)
Pyrolusite鉱脈 (マンガン源)
Chromite鉱脈 (クロム源)
Oil Shale 地層もしくは油田
b. 機械動力源の出力を強化する
c. 蒸留塔を建てる
2. 流れ
硫化物の鉱物を処理する
・Roasting Ovenをクラフトさせる
スチールのMachine casingとFluid pipe、銅の2重板と煉瓦でRoasting Ovenを作成する。
・Air Ventを作成する
鉄のローターとスチールの棒でAir Ventを作成する。真ん中のローターはスチールでも良いが、勿体無い気がするので鉄で作ろう。
これはRoasting Ovenに空気を入れるのに用いる。
・Pressure Valveを作る
Brass製のネジ、曲げ板、板からPressure Valveを作る。今回は気体の廃棄に用いる。
・Roasting Ovenを組み立てる
Roasting Ovenの下にバーニングボックスボックスを、背面の流体搬入口にAir Ventを取りつける。Air Ventの取り付けに失敗したら、Barで取り外す。
Roasting Ovenを稼働させると、基本的に二酸化硫黄が発生する。これは硫酸の材料となるが、現状まだ必要ないので廃棄しよう(木製タンクだと貯蔵できない)。
そのために、Roasting Oven上面の気体搬出口に流体パイプを取り付け、そこへPressure Valveを付けよう。こうすることで、二酸化硫黄が自動で捨てられて連続稼働が出来るようになる。
因みに二酸化硫黄は空気よりも重いため、Pressure Valveを上向きに取り付けると上手くこの気体が廃棄できなくなる。その為、プレッシャーバルブは上の画像のようにパイプ側面に取り付けよう。
・補足
先程は二酸化硫黄の廃棄にプレッシャーバルブを用いたが、実は木パイプは気体を流せない特徴を利用し、木パイプで二酸化硫黄を廃棄する手も存在する。以下の画像のように、金属製流体パイプを3マス伸ばし、その先に木製パイプを取りつければ、気体の廃棄機構が完成する。
木パイプを3メートル離すのは、そうしないとバーニングボックスのせいで引火・消滅するため。
・硫化物を処理する
実際にRoasting Ovenを使う。処理できる鉱物は14種類あるが、その殆どはよく使う金属が多いのでぜひ活用しよう (Tetrahedrite, Cobaltite, Pentlanditeなどなど)。直接るつぼで純金属にするより金属入手量が多くなる。なお、気体に空気ではなく酸素を用いられるようになると、より金属を得られるようになる。
機械出力を強化する
・Compressorを作成・使用する
青銅製のRobust machine casing, 5重銅板、バネ、棒で、コンプレッサーを作成する。これはKUで動作する。
コンプレッサーを用いて金属プレート9枚を圧縮する。
今後作成するDence ~ Burning Boxには1基あたり銅の圧縮プレートが1枚必要になる。
・強化バーニングボックスを作る
5重の青銅プレートと、コンプレッサーで圧縮した圧縮銅板でDense Bronze Burning Boxを作成する。
・Dense Bronze Burning Boxに見合ったボイラーを作る
Dense Bronze Burning Boxは96 HU/tの出力だが、これを受け付けられるボイラーは二種類存在する。好きな方を作ろう。以下の2つは出力も同じである。
・Strong Steam Boiler Tank(Bronze)
Dense Bronze plate (圧縮青銅板)5枚で作成
・Steam Boiler Tank(Chromium)
2重のクロム板で5枚作成
・Strong Steam Engine (Invar)を作成する
まず、Roasting Ovenで得たニッケルと錬鉄からInvarを作成する。比率は
錬鉄 : ニッケル = 2 : 1。
圧縮 Invar プレートと、Invarネジ、棒からStrong Steam Engine (Invar)を作る。これは、Strong Steam Boiler Tank(Bronze)など上で作ったボイラーと合わせることで、ブロンズ製の機械の最大効率を実現させる 64 KU/t の出力を得られる。
・Steam Turbine (Invar)を作成する
青銅のRobust machine casingと長棒、歯車、そしてInvarのローターでSteam Turbine (Invar)を作成する。こちらも上のボイラーと合わせて、64 RU/tの出力となる。
機械を作成する
・Buzzsawを作る
Buzzsawをクラフトするために、まずスチールの板でBazzsaw Bladeを作る。
次に、Bazzsaw Bladeと青銅のRobust Machine Casing と小さい歯車、ダイヤモンドの粉でBuzzsawを作る。
これは主に Rod → Bolt に変換するのに使う (素手でボルトをクラフトするよりも2倍効率がいい)。Long Rod→Rodにも使えるが、こちらはあまり利点がない。
・Latheをクラフトする
まず、小さいダイヤモンド結晶をノコで切って、Tiny Plateを作成する。
勿論、大きなダイヤモンド結晶を切って得られる通常サイズのPlateをノコで切ってこのサイズにしてもよいが、少々勿体ない気がする。
先の小さいダイヤモンドプレートと、青銅のRobust Machine Casing等からLatheをクラフトする。これはBoltを効率よくScrewにする機械である。
蒸留塔を建てる
・Stainless Steelを作成する
NEIを見るとレシピが色々あるように見えるが、結局のところ
錬鉄 : ニッケル : クロム : マンガン = 6 : 1 : 1 : 1
でるつぼに入れることで、ステンレス鋼が作成できる。
わざわざ前もってInvarを作る必要はない。
クロムはChromite鉱からとれる他、Sluice JuiceをCentrifugeで処理することでも確率で得られる。Turbineをインバー製に強化した今なら、Sluice Juiceも処理できるようになったはずだ。
なお、Sluice JuiceをCentrifugeで処理すると、銅やスズといった中盤(人によっては最後)まで浪費する金属も手に入る。入手確率は1%と少なく見えるが、Gregtech6環境ならばSluice Juiceは嫌でもかなり手に入るので、結構金属が手に入る。
・Distillation Tower Partをクラフトする
蒸留塔を建てるためには、これが72ブロックも必要になる。これは、蒸留塔本体ブロックと合わせると、ステンレスを320インゴット消費する計算になる。
これを作るには大量のステンレスのScrewが必要になるため、手作業だとロスが増えて余計にステンレスを消費してしまう。先程作ったBuzzsawとLatheをふんだんに利用しよう。
さて、Distillation Tower Partを72個作ろう。これ一個に対してステンレス製のScrew 4個、プレート2枚、Small Fluid Pipeが1本必要になる。
更に、Distillation Tower Part 72個のうち1個をNonuple Stainless Fluid Pipe 8個で囲って、Distillation Tower (蒸留塔本体ブロック)をクラフトする。
・Heat Transmitterをクラフトする
銅の3重板と棒、Invar プレートで、蒸留塔に熱を送るためのHeat Transmitterをクラフトする。これは蒸留塔一基に対して9個必要になる。
・蒸留塔を建てる
蒸留塔は、まずHeat Transmitter 9個 (3×3×1)を一番下に置いて、その上にDistillation Tower Partを3×3×8で設置する。中空にはしない。そして、Distillation Tower Partの部分の最下段のうち真ん中のどこかを、Distillation Towerにする。これで蒸留塔は完成。
文字ではわかりづらい場合は、動画を探すか、以下の画像を参考にすること。
蒸留塔のHeat Transmitterの下に、バーニングボックスを設置する。バーニングボックスは、どの Heat Transmitterに向けて設置しても効率等は一切変わらない。好きな場所に置こう。また、Heat Transmitterにさえ接していればよいため、理論上バーニングボックスは9台設置できる (点火できないなど現実的な問題があるため、8台が限界だが…)。
石油を処理する
石油処理方法にはいくつか種類があるため、ご自身の好きな方法をとってください。基本的に、原油に相当するものを得る手順と、留分の生成比が異なるだけで、蒸留塔での処理過程と蒸留生成物は変わりません。
・Oil Shaleを処理する方法
Oil Shale地層からオイルシェールを採掘し、鉱石を処理する時と同様に Crusher、Sluice、Centrifuge、Shredderを用いてOil Shale Dustにする。勿論、遠心分離工程を省いたり、手作業で行ったりしても問題ない。
Oil Shale Dustを得たら、これをコークス炉で処理する。処理が完了するとアスファルトと原油が得られる。
蒸留塔に原油を入れ、Heat Transmitter下に設置したバーニングボックスを点火し、動作させる。なお、蒸留塔にはDistillation Towerブロック(本体ブロック)のある最下段からしか搬入できないので注意。
処理をさせると、下の画像のように留分が出てくる。Lubricantは燃料にならない。
・Soulsandを処理する場合
ネザーでソウルサンドを入手し、これをCentrifugeにかける。64 RU/t以上必要なことに注意。また、下の画像ではDustになっているが、ソウルサンドブロックのままでも遠心分離は可能である。
・岩盤油田から直接入手する場合
・Juicerを作成する
粘土でクラフトし、かまどで焼く。
・Coagulatorをクラフトする
ステンレス製のMachine Casing、ネジでクラフトする。動力なしで動いてくれる。
・Resin/Sap Bagをクラフトする
牛の皮と木の棒から作る。
・ゴムの木を見つける
バイオーム上に生えている野生のゴムの木や、ダンジョンチェストにあるゴムの木の苗を見つけ、拠点などに植えておく。
・ゴムを回収する
Gregtech6の場合、ゴムの木の穴の開いている部分(もしくはオレンジ色の丸がある部分)からゴムの樹液が得られる。クリックして入手しよう。
更に、この部分にResin/Sap Bagを設置すれば、そこに1スタック分自動でゴムの樹液を自動で回収してくれる。便利なのでつけておこう。
なお、稀にゴムの樹液が出てこないゴムの木がある。
・ゴムを作る
Coagulatorの上にJuicerを置いて、Stickey ResinをもってJuicerをクリックすると、Latexになる。そして、ラテックスは自動でCoagulorに搬入される。後は放置すれば(256 tick)ゴムの破片が手に入る。
下の画像のようにすれば、ゴムを絞ってラテックスにした後は自動でゴムがまとまる。
なお、Latexは手動よりも機械で処理した方が多く得られる。機械での処理方法は、Centrifugeで遠心分離する方法と、Squeezerで絞る方法がある。前者はRU、後者はKUで動く。また、前者は膠も得られる。
Squeezerは、ブロンズ製のRobust Machine Casing、棒、3重板でクラフト可能。
・防護服を作る
まず、任意の金属を用いてハサミを作る。
次に、得たゴムをExtruderでプレート状にし、それと虫眼鏡と合わせて防護服一式をクラフトする。レシピは画像参照のこと。
gas hazard suitとなっているが、液体の石油を触れたときのデバフも無力化できる。また、虫眼鏡はクラフトごとに消費する。
・ドラム缶を作る
Drumをクラフトする。用いる金属の種類によって、耐熱性や最大容量が変わる。
・岩盤油田を見つける
ヒントはない。見つかったらラッキー程度である。
レッドストーン鉱脈やプラチナ鉱脈など、地下深くの鉱石を採掘していると割と見つかる。採掘中に黒い液体が突然出てきたら、その下に油田があるサインだ。
油田を見つけたら、ドラム缶にDrainを張り付けて原油を回収する。ただし、原油の種類は回収するまでわからない (NEIがあればそれでわかるが)。
岩盤油田からは一定確率で対応した原油が噴き出してくる。時間はかかるが無限に湧いてくるため、見つければもう石油に困ることはないだろう。
原油を回収したら、後は今まで説明したのと同じように蒸留塔に入れて処理する。
・BCの原油を処理する場合
BCが有る場合限定だが、多分一番楽。BCの原油はOil Shaleを処理して得られる原油と全く同じ扱いになるため、回収してそのまま蒸留塔で処理するだけで良い。なお、GregtechのDrainはBC原油の原油流は回収できないため、原油回収がしづらい。BCのポンプの方が使いやすいと思われる。
大容量タンクを作る
石油や原油を貯蔵する大きなタンクを作ろう。現状作成できるのは、Invar製のものか、ステンレス製のものである。
まず、Wallをクラフトする。タンク一基当たり26個必要である。つまり、インゴット104個を消費する。
26個のWallのうち一つをRingと合わせてMain Valveにする。
これらが作れたら、前回木製のタンクを組み立てたとき同様、中空にして3×3×3のサイズでタンクを組み立てる。
なお、貯めても余る分や、そもそも貯める気のないものは、Ender Garbage Binで廃棄すると良い。
ガスバーニングボックスをクラフトする
石油の蒸留によってガス燃料が使えるようになったので、これを燃料としたバーニングボックスを動かせるようになる。同種の金属であれば性能に差はないが、液体燃料バーニングボックスに比べると少しだけ作成コストが安い。
今回はここまでになります。ここまでくると機械を動かす燃料が増え、かなり並列稼働が楽になってきます。Gregtech6としてはまだまだ序盤ですが…
次回はるつぼ強化の準備として、アルミニウムの化学精錬を行います。