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[機材購入]Fender Made in Japan Limited Cyclone

 やあ、みんな元気にしてるかな?僕が自分自信という人間に呆れきってしまったのは…そうだな…2024年5月後半の頃かな。誰かの所為にばかりしていたことが、なんてことはない…全て自分の所為だってことに気付いてしまい、すっかりパワーダウンしてしまった。それまで何か確信めいていた意識が朧げになり、手の指から砂粒がすり落ちるように、両の手のひらから無くなってしまった。まぁ…それでも生きていかないといけないんだけどね。
 そんな訳で自分にすら興味が持てないのだから、他人の人生を覗き見る余裕もなく、人間関係は生きて行くための家族や仕事関係だけで手一杯で…SNS(主にX)を見ることも、更新するのも、辞めてしまったという訳でした。

「人はいつ死んだと思われると思う…?」
「…SNSの更新が止まった時さ…!」

Dr.ヒルルクの名言を改変したセリフ

 こんなことを考える余裕はできたのかもしれない。心配して連絡してくれた方、ありがとうございます(都度当人には伝えていますが…!)。そして連絡せずとも心配してくれている方も、ありがとうございます。
 僕は変わらずに音楽を聴いたり、自分のペースではあるけれど音楽を作ったりしています。今回はそんな状態の中で発売され、迷いに迷って購入した新しいギターをご紹介します。こちらです。

【FENDER Made in Japan Limited Cyclone Rosewood 3-Color Sunburst】
BODY MATERIAL:Alder
NECK MATERIAL:Maple
NECK SHAPE:Modern "C"
LENGTH:24.75" (629 mm)
FINGERBOARD MATERIAL:Rosewood
BRIDGE PICKUP:Made in Japan Cyclone Humbucking
NECK PICKUP:Made in Japan Cyclone Single-coil
CONTROLS:Master Volume, Master Tone

 分かる人には分かると思うのですが、メキシコ製の同モデルをリイシューしたギターです。私がDuo Sonic HSを所持している理由もこのモデルのピックアップ構成に憧れていた部分が大きいです。そしてCycloneが「ミディアムスケール」であることを後から知り、「ショートスケール」のDuo Sonicをプレイすることにどこかコンプレックスを持っていました。
 「ミディアムスケールの方がプレイしやすいのではないか…」この疑念を抱きながら、このピックアップ構成の中古のCycloneを検索しては眺める日々を過ごしていました。このリイシューモデルは2024年の限定生産とのことで、これを逃すとまた中古市場を眺める日々を続けることになります。次のリイシューがあったとしても、その頃の自分の年齢を考えると「今…買うしかない!」という選択になりました。

 ここからは購入後のセッティングの話になります。買ってみて今更気付いたDuo SonicとCycloneの大きな違いはトレモロユニットの有無でした。しかもFenderは出荷時にトレモロユニットをフローディング状態するのが通常らしく、届いた時のままの状態ではチューニングをいくらしてもなかなか安定せず、その原因がわからず戸惑ってしまいました。トレモロユニットが付いているギターは中古で購入したYAMAHA Pacifica112VMXを所持しており、初めてではないのですが、私が手にした時には既にノン・フローティング設定にされていたので、フローティング状態は初体験でした。

フローティング状態…ブリッジがボディから浮いているのがわかる。メリットはアームアップ(アームで音程を上げる奏法)ができるということらしいです。
ボディの裏側のフタを開けるとトレモロユニットを引っ張るスプリングが3本ありました。

 特にアーム奏法に興味のない私は、ノン・フローティング状態(チューニングをしてブリッジが浮かない状態=通称「ベタ付け」)にしようと上の2本のネジを締めていったのですが、結構ネジを締めてもフローティング状態は解消されず、スプリングは伸びていくばかり…ネジを締め切るまでやってみても良かったのでしょうが、スプリングに負荷がかかっている状態が、なんだかドキドキしてしまい…精神的に好みではなかったので、調整段階で調べて分かっていた「スプリングを増やす」という選択を取ることにしました。

 以下が購入したスプリングと交換後のギターの状態です。早速オリジナルの状態でなくしてしまったのですが、精神的な好みの問題なので、こればかりは仕方ありません。

ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-2
スプリングを5本かけた状態。ネジを締め切らずともノン・フローティング状態を保つことができた。スプリングにかかる張力の負担も分散され、精神的に安心することができる。
ノン・フローティング状態…チューニングをしてもブリッジとボディが接触している。

 いやぁ、ギターのことを分かった気になっていましたが、まだまだ分かっていないことばかりなのだなぁ…と実感しました。今後もメインギターは「Duo Sonic」なのか、それとも「Cyclone」になるのかは、弾き比べたりしながらじっくり考えてみようと思います。長い長い旅路だ。相棒が増えたと思ってゆっくりやっていこうじゃないか。

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