ベストヒットUSA 4月17日 【オリヴィア・ロドリゴ、5週連続1位へ】
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『ベストヒットUSAとは、小林克也氏がDJを務め、FM NACK5で土曜日の12時から放送されている番組(BS朝日では金曜日の24時から放送中)で、Top40 (アメリカにある、157の主要なラジオ局[コンテンポラリーヒットラジオ]で流れる曲の放送回数を集計)、そのTop20を紹介している。Billboardのラジオチャート(全ジャンルのラジオ局の集計)ではなく、ポップソングのラジオチャートである。このチャートで重要なのは、順位ではなく"放送回数の上昇"。なので、先週と比べて順位は下がっているが、放送回数は上昇している曲もある。ストリーミングのチャートとは違う面白さがある。その週のプレイリストが存在しなかったので作り、ついでに記録を残したいその一心で、noteに書いている。』
今週は、先週19位 Taylor Swift - willowが24位に下がりました。
アメリカでは、4月の第1週はイースター感謝祭ということで、ランキングも穏やかな感じです。
Top20圏外では、５曲が初登場。2つピックアップすると、35位に "Ariana Grande - pov" が初登場し、
30位に "Justin Bieber - Peaches (feat. Daniel Caesar & Giveon)" が５曲の中で1番の勢いで初登場しました。これは1位候補の曲です。
30年前の今日、ニルヴァーナが地元シアトルで初めてのライブだったそう。そこで披露したのがこれ。
▲20位 Glass Animals - Heart Waves
[Last Week #22 / Peak #20 / Week On 7]
初登場です。Glass Animalsはイギリス出身のインディロックバンドです。昨年の6月にリリースされ、ゲームのFIFA21の主題歌に抜擢され、曲の知名度が上がりました。興味深いのは、オーストラリアのシングルチャートでは、オリヴィアロドリゴやジャスティンを抑え、6週連続の1位を獲得したこと。また、ロックチャートでは5位です。
▲19位 Bad Bunny & Jhay Cortez - Dákiti
[Last Week #20 / Peak #19 / Week On 16]
20位から19位に上がりました。バッドバニーは昨年のSpotifyにおいて、世界で最も聴かれたアーティストになました。そんな彼はアメリカの自治領プエルトリコ出身です。ここは、グアムと同じく州ではないため大統領選挙権がありません、その代わり連邦税が免除されています。また、スペインの支配が長かったため島民の9割以上の人がスペイン語を話します。もちろん、この曲も全編スペイン語です。英語ではなく、スペイン語の曲がグローバルで1位になるということは、ストリーミング以前とは状況が変わってきてます。
▶︎18位 Travis Scott & HVME - Goosebumps
[Last Week #19 / Peak #18 / Week On 12]
▶︎17位 Maroon5 - Beautiful Mistakes (feat. Megan Thee Stallion)
[Last Week #17 / Peak #17 / Week On 4]
順位は変わりませんが、4番目の勢いで上昇してます。グラミー賞新人賞を受賞した、今勢いのある女性の若手ラッパーを起用するところに、アダムレヴィーンのすごさ、第一線で活躍し続ける所以があるのかと思います。
▶︎16位 ★ Silk Sonic[Bruno Mars & Anderson Paak] - Leave The Door Open ★
[Last Week #16 / Peak #16 / Week On 4]
これも先週と順位は変わりませんが、1番の勢いで上昇してます。Hip-Hop / R&B チャートでは2位から1位に上がりました。
▼15位 Dua Lipa - We’re Good
[Last Week #14 / Peak #14 / Week On 7]
▲14位 The Kid LAROI - Without You
[Last Week #15 / Peak #14 / Week On 10]
15位から14位に上がり、2番目の勢いで上昇してます。ロックチャートでは、4位です。ジャスティンビーバーの新しいアルバムでは、The Kid LAROIとコラボしてます。
▶︎13位 Ava Max - My Head & My Heart
[Last Week #13 / Peak #13 / Week On 10]
▶︎12位 Justin Bieber - Anyone
[Last Week #12 / Peak #12 / Week On 13]
▼11位 Chris Brown × Young Thug - Go Crazy
[Last Week #8 / Peak #3 / Week On 35]
▲10位 Pop Smoke - What You Know Bout Love
[Last Week #11 / Peak #10 / Week On 14]
11位から10位に上がり、6番目の勢いで上昇してます。生きていれば、大スターになっていたことでしょう。
▶︎9位 24KGolden - MOOD (feat. Iann Dior)
[Last Week #9 / Peak #1 (×8) / Week On 31]
▲8位 Machine Gun Kelly - my ex's best friend (with blackbear)
[Last Week #10 / Peak #8 / Week On 24]
10位から8位に上がりました。ロックチャートでは3位です。オルタナティブのラジオチャートではトップに返り咲き、2週目の1位となりました。
▶︎7位 The Weeknd - Save Your Tears
[Last Week #7 / Peak #7 / Week On 17]
先週と順位は変わりませんが、5番目の勢いで上昇してます。Blinding Lightsの次に売れた曲となりました。
▶︎6位 Tate McRae - you broke me first
[Last Week #6 / Peak #6 / Week On 25]
これも先週と順位は変わりませんが、3番目の勢いで上昇してます。カナダ出身の18歳。この失恋ソングはまだまだ順位を上げていきそうです。
▶︎5位 Ariana Grande - positions
[Last Week #5 / Peak #1 (×7) / Week On 23]
▼4位 Ariana Grande - 34+35
[Last Week #3 / Peak #1 (×3) / Week On 21]
▲3位 Ritt Mommey - Put Your Records On
[Last Week #4 / Peak #3 / Week On 20]
4位から3位に上がりましたが、勢いが弱っているので、ここが最高順位となりそうです。アメリカ共和党の有力な政治家・ミット・ロムニーを語音変化したRitt Mommey。コロナ禍に鬱病を経験し、とにかく明るく・幸せを表現したいということで、聴き馴染みのあった2006年のヒット曲をカバーし、大ヒットしました。
▶︎2位 Billie Eilish - Therefore I Am
[Last Week #2 / Peak #2 / Week On 20]
先週と変わらずの2位ですが、放送回数は上昇してます。1位を取りそうな感じをしますが、どうでしょう。グラミー賞最優秀レコード賞を2連覇しましたが、この曲で3連覇しそうな雰囲気を感じます。
▶︎1位 Olivia Rodrigo - drivers license
[Last Week #1 / Peak #1 (×5) / Week On 11]
5週連続の1位です。アダルトポップチャートでも4週連続の1位、全ジャンルを集計するラジオチャートでも5週連続の1位です。幅広い年代で大ヒットしてます。また、新曲のdeja vuも絶好調で、来週あたりにTop40に登場しそうです。
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