N/thestoryを通じて同じ事業所に転職した2人に転職前後についてインタビュー!”やりたい看護”ってどうやって見つけるんだろう、そんな話もしちゃいました。
登場人物のご紹介
◾️大森さん(写真右)
慢性疾患看護専門看護師。N/thestory内定者第一号。
経歴:看護師19年目。診療科は呼吸器・消化器混合内科・アンギオ室兼務、循環器科・心臓カテーテル室兼務、透析室、口腔外科・形成外科・泌尿器科混合病棟を経験。N/thestoryを通じてクローバースマイル訪問看護ステーションへ入職。現在2年目。初めての訪問看護。
◾️星野さん(写真左)
笑顔が素敵な訪問看護師。
経歴:看護師6年目。病棟時代は整形外科、三次救急など経験。6年目に転職。N/thestoryを通じてクローバースマイル訪問看護ステーションへ入職。現在4か月目。初めての訪問看護
◾️植田:N/thestoryで看護師サポートをしている人。
二人のつながり
N/thestoryを通じて「クローバースマイル訪問看護ステーション」に転職。
同事業所で訪問看護師をしている。
初めての訪問看護への転職。
クローバースマイル訪問看護ステーションのHPはこちら
https://cloversmile.jp/
N/thestory登録のきっかけ
植田:
こうしてN/thestoryを通じて転職してくれた二人と話せることが本当に嬉しいです!今日は転職についてやキャリアについてお話聞かせてください。
まず、どんなきっかけでN/thestoryに登録してくださいましたか?
大森さん:
僕はX(旧Twitter)でN/thestoryを見かけたのがきっかけですね。
転職系ってどこまで信頼していいのかわからない中で、N/thestoryについてツイートしている人が自分にとっての信頼できる人だったから、というのが一番大きな理由です。
他にも、新しいサービスということや、スカウトどんなものかちょっと見てみようかな、というようなかなり気軽な気持ちで登録したのがはじまりでした。
僕の場合は15年間同じ病院に勤めてたんですけど、その後転職して2年間別の病院に勤めてた時にいろいろあって、転職を考えるようになりました。
星野さん:
私は、元々訪問看護にいきたい気持ちを持っていたんですけどまずは病棟で、と思って5年間病棟で働きました。その後、今が訪問看護に行くタイミングかもしれない、と思い立って転職活動を始め、最初は人材紹介会社を使っていたのですが、医療機関の情報を何も知らないまま面接に行くこともあり、転職活動の進め方に違和感を感じてしまいました。
そんなある日、何かほかに良い方法はないかとアプリストアで「看護師」と検索したんです。そうしたら「N/thestory」が検索結果に出てきて、もしかしたら他と違うかもしれない、と感じ使ってみようと思いました
N/thestoryをでの転職活動について
植田:
お二人ともきっかけは何気ないというか、ちょっと他と違うかも?という気配を感じてN/thestoryを使い始めてくれたんですね。とっても嬉しいです。N/thestoryではそれぞれどんな転職活動をしましたか?
大森さん:
スカウトをいくつかいただいて、その中でいいなと思ったいくつかの事業所に見学にいきました。クローバースマイルさんからもスカウトがきていて見学に行ったのですが、面談・同行訪問、その後の会食を経て、出会った初日にすごくたくさんのことを話したのを覚えています。お酒も飲みながら、かなりラフに話しました(笑)良い思い出です。
星野さん:
私も大森さんと同様で、スカウトをいただいて気になったところにとにかく見学に行きました。今思い出しても、なんであんなに頑張れたんだろうと不思議なくらい、休みの全てを見学や同行訪問に費やしてましたね。もう一回できるかと言われたら無理かもしれません(笑)
クローバースマイルで見学の日に同行させてもらったお宅が、クローバースマイルさんのことを大好きなご家庭で、ここいいよ!入職しなよ!ってサクラのように言ってて、それがすごくインパクトありました(笑)
植田:
それぞれいろんなところに見学に行った中で、クローバースマイルさんとの出会いがかなり印象的だったんですね!入職してみてどうですか?
大森さん:
入職からはや2年目になりますけど、正直、入職してすぐは悩むことも多かったです。キャリア自体、違う分野で築いてきたから戸惑う部分もありましたし。でも、訪問看護にはずっと興味があったんですよね。いろんな葛藤はありつつも、任されることもどんどん増えてきて今は、大変なこともあるけど楽しくやらせてもらっています。
僕の場合、いろんな意味で少し警戒されていたんじゃないかと思います。ベテランの方が多いクローバースマイルとしては年齢もちょっと若めだし、専門看護師という資格もありますし。でも今は、みなさんのおかげでいい関係を築けていると思ってます。
植田:
星野さんから見て、大森さんはどう見えていますか?
星野さん:
すごい上の存在に見えてます(笑)大森さんが行く訪問に同行することが多かったんですけど、ある家では息子のような人情感あふれる存在で、また別の家では専門的なことをたくさん話されるという幅の広さを見て、この人の頭は一体どうなってるんだろう、本当にすごい人だなって思ってます。
入社後のGAPについて
植田:
入社前後でGAPはありましたか?
星野さん:
私は今、入職して4か月目なんですけど、大森さんとは程遠くてまだまだ勉強中の身です。
入ってすぐは、何をやっているのかわからないまま1か月が過ぎて、3か月目は何がきつかったかわからないですけどきつかったですね。働くことがあんまり得意じゃないのかもしれないです(笑)日勤で月曜〜金曜まで働くっていうのが慣れてなかったのもあって、日曜の夜にはサザエさん現象みたいになってた時もありました...(笑) 働き方の部分でいうと、月〜金の日勤のしんどさ、という点ではGAPだったかもしれないですね。新卒の病棟時代を思い出して、とにかく休まず行くこと、そう思って少しずつ前に進めていけたらいいなと思ってがんばってます。
利用者のみなさんが、私をおそらく孫みたいに思ってくれているんだと思うんですけど、訪問に行くたびに「大丈夫?」っていろいろ心配してもらいながら日々仕事しているんですよね。「月曜日なんでがんばります!」とかって言ってたら、気づいたら木曜になってるという日々を過ごしています(笑)
大森さん:
星野さんは利用者さんにすごくかわいがられてるなと思います。僕が行ってたところももうすっかり星野さん推しになってて、ちょっと寂しい時もありますけど、嬉しいことです。
転職活動で大事なこと
植田:
今回の転職活動を振り返ってみて、転職活動で大事なことってなんだと思いますか?
大森さん:
自分がしたいこと、やりたいと思うことが望める場所を探す、しっかり見極めることですかね。それに加えて、尊敬できると思える人がいるかどうかだと僕は思います。その相手がすごい偉い人じゃなくても、出会った中で、この人素敵だな、って思える人ならいいんです。クローバースマイルの安藤代表も管理者も、利用者さんやスタッフ、そして地域への想いがあるんですよね。不器用で口にするのが上手な人ではない人ではありますけど、僕はいつもそれを感じています。
星野さん:
実際に現場で仕事に触れることはとても大事だと思います!同業の方々の話を知ることができて自然と新たな環境で働くイメージが沸き、これまで働いてきたキャリアを言語化するきっかけをもらえました。それは転職するうえで必要なステップだと感じたので、とても良かったと思います。
やりたい看護、どうやって見つける?
植田:
やりたいこと、というワードが出てきましたが、それがない人も多いように思います。ないことがダメなわけではなくて、きっとみなさんそれぞれ本当は持っているんだけど、言葉になっていないというか表出していないような...そんな状況にいる方も多い気がしているんですけど、お二人はその”やりたい看護”にどうやって出会ったんですかね?
星野さん:
私の場合は、訪問看護にいきたいと思ったのは看護学生時代の訪問看護実習でした。ゴミ屋敷みたいなお宅にお邪魔して、片付けから一緒にやるのがすごく興味深かったんです。生活しているという感じがおもしろいというか。そういう視点を持ちたいと思って、社会人になったら訪問看護にいこうってずっと思ってたんですよね。
植田:
それをおもしろいって思える人、そんなに多くないですよね。みんながみんな思うことではないというか。その時に”面白い!”って思った自分の感情の動きを見逃さないことが大事なんですかね?
大森さん:
そうですね。それに加えて、その出来事を星野さんのやりがいや生きがいと意味付けてくれた実習指導者の関わり、というのもポイントなのかもしれないです。専門看護師の実習ではとにかく”意味付け”をどんなシーンでも求められるのですが、どんな関わりにも必ず看護の側面があって、そこをちゃんと見付けられるような関わりがあったのかもしれませんね。
星野さん:
確かにそうかもしれません!その時の先生とはよく話してましたし、今でもすごく感謝しています。社会人になったらいつか訪問に行きたいって先生にずっと言ってました。
植田
何かを体験して、自分でなんとなく気付いて、その事柄の意味に気付かせてくれるような良い関わりがあってはじめて、これがやりたい!に至る感じなんですかね。
大森さん:
そうですね。そんな気がします。でもそれで100%見つかるわけでもないですし、やりたいことが見つからない人が多いからこそ、既存の転職サービスができてきたのではないかな、と思いますね。条件でマッチングするというか、楽に働けることをとにかく伝えるような求人が多かったりする今があるのかなと感じます。
N/thestoryの場合は、やりたいことをいかに自分で言語化して登録情報に書いていけるかが重視されるプラットフォームなので、その人の持つ”やりたい”を言葉にできるサポート体制があると良さそうですよね。看護師になりたいと思った時の気持ちにフォーカスしてみると、何か考えが出てくる人が多いと思います。
お金のため、という気持ちだけだと看護学生の時代を乗り切るのは難しいと思うので何かあるはずです。でも、どこかでなくしちゃうんですかね。
植田:
様々な看護師の話を聞かせてもらいますが、仕事のハードさや人間関係の難しさが元々あった気持ちを奪っている気がする時が多々ありますね。生きることで精一杯みたいな。なんでこうなってしまうのかなって思うことも多いです。その人の”やりたい”や”大切にしている想い”みたいなものを一緒に見つけていくのがN/thestoryの役割としてできたらいいなと思います。
大森さん:
そうですね。専門看護師の役割として考えると、看護をどのように意味付けるかなので、いろんな発見のお手伝いって多角的にできそうです。例えば、たのしく雑談しているだけに見えても「そこに看護としてのこういう意図があったよね」「無意識だったとしてもすごい看護してたよね」っていう話をしていくと、ちゃんと看護師としての考えがあるんです。そういう対話の積み重ねが誰かの”やりたい”につながるのかもしれないですね。
植田:
すごく良いことを聞いた気がします!自分の小さな”やりたい” や、”こういうことが好きかも”みたいな気持ちに気付いてもらえるように対話していきたいと思いますし、それに気づけた人がN/thestoryを通じて、新しいストーリーを歩み始めてもらえるよう頑張りたいと思います!星野さん、大森さん、ありがとうございました!