The StadiuM広報部|沖縄から東京へ、プロになるための挑戦
こんにちは!プロスポーツトレーナーアカデミー「ProSTA」を運営している株式会社The StadiuMの広報部です。ProSTAでは、国内外・トップチームでの経験が豊富な講師陣が、現場ですぐ活かせる本物のトレーナー技術・知識の指導、就職サポートを行っています。
今回は、「プロスポーツトレーナー」を目指すためにと沖縄から東京に上京し、勉強を続ける荷川取愛深さんにお話を伺いました!
プロスポーツトレーナーを目指したきっかけやインターンシップで学んだことなどを教えていただきましたよ。ぜひ最後までご覧ください。
プロスポーツトレーナーを目指して、沖縄から東京へ
―― 本日はよろしくお願いします!はじめに、荷川取さんがプロスポーツトレーナーを目指したきっかけを教えてください。
こちらこそよろしくお願いします。僕は小学生2年生からサッカーをはじめて、幼い頃からプロになりたいという気持ちがありました。でも、高校2年生になり、進路を考える時期になり、プロを目指すべきかとても悩んだんです。
というのも、プレイヤーとしてプロを目指したい気持ちもありましたが、大学でサッカーを続けると経済的負担が大きく・・・。兄弟の学費のことも考えつつ、進路選択としてサッカーに関わる仕事と考えた時に「プロスポーツトレーナー」という選択肢に興味を持ちました。
――プロスポーツトレーナーという選択肢に興味を持ったきっかけなどはありますか?
サッカーを続けてきた中で大きなケガをしたことはないのですが、コンディションが悪く、思うようなプレイができない時期がありました。
そんな時にトレーナーの方に体のケアやメンタル面のサポートをしてもらい、スポーツ選手を支えるのはやりがいがある仕事なんだろうなと思い、トレーナーに興味を持ち始めました。
そしてトレーナーに興味を持ち始めた時期に、ProSTAの代表である山田さんと出会って。進路について相談させてもらった際に「ProSTAなら自分や経験豊富な講師陣が直接指導するし、インターンシップの機会もあるから来ないか?」とお話をいただいて、ProSTAへの入学を決めました。
――トレーナーに興味を持ち始めた時期に、ProSTAとの繋がりを持たれたんですね。ちなみに荷川取さんは沖縄出身ですが、地元を離れて東京へ来ることに対して不安はありませんでしたか?
地元を離れて、東京に来ることに対しては一切不安や迷いはなかったですね。
自分は「プロ」を目指すと決めていたので、そうなると必然的にレベルの高い都心部に行く必要があると思っていました。仮にProSTAに出会っていなかったとしても、東京に来ることには変わりなかったかなと思います。
現在は、東京医療専門学校に通って鍼灸など医療関連の知識を身につけつつ、ProSTAでスポーツトレーナーとしての知識を学ぶ充実した日々を送れていてありがたいです。
忘れられない『グランドに背を向けるな』という言葉
―― 東京医療専門学校やProSTAで学んだことを実践の場で活かすためにと、インターンシップに積極的に参加してくれていますよね。
はい、たくさんのチームにトレーナーとして参加し、勉強させていただきました。
これまで、バルサアカデミー葛飾やFC西武台シニア、松本国際高等学校サッカー部、湘南ベルマーレなどの現場に行かせていただきました。
――インターンシップの中で特に印象に残っている試合はありますか?
FC西武台シニアにインターンシップとして参加させていただていた時に、関東大会で優勝した時のことが特に印象に残っています。
前半が終わった時点で1-0で負けていたのですが、後半に入ってすぐに1点ゴールして追いついて。その後、試合終了3~4分前に逆転ゴールを決めて勝った時は本当に嬉しかったです。
――トレーナーとしてチームに参加した際も、やりがいや楽しさを感じるのはチームが勝った瞬間ですか?
もちろん、チームが勝った瞬間はとても嬉しいです。グランドで監督やコーチ、選手と喜びを分かち合える瞬間は最高です。
また同時に自分がケアしたり、リハビリを担当した選手から「コンディションが良くなったよ」「リハビリをサポートしてくれてありがとう」という言葉をもらえた時もとても嬉しいですね。
――チームの勝利はもちろん、勝利につなげるためのサポートを出来たと実感できる言葉をもらえた時は嬉しいですよね。選手からの言葉だけではなく、ProSTAの講師陣からの印象に残っている言葉はありますか?
インターンシップの現場で、ProSTA代表の山田さんに言われた『グランドに背を向けるな』という言葉がとても印象に残っています。
――『グランドに背を向けるな』というのは具体的にどういう意味なのでしょうか?
たとえば選手が試合中にケガをして、自分たちトレーナーがケガの手当をする際、グランドに背を向けてしまうと試合の状況がわからなくなってしまいますよね。それは選手も一緒で、ケガの手当中にグランドに背を向ける形になってしまうと、試合の状況がわからなくなるし、集中力も途切れてしまうかもしれないんです。
サッカーは個人プレイではなく、チームプレイです。
だからこそ、どんな状況でもグランドに背を向けることなく向き合って、チームで勝利を掴む姿勢が大切なんだと学びました。
この言葉をいただいてから、ケガの手当中も選手が試合の状況を見やすいように体の向きを変えてケアするように意識するようになりました。
「人間性」のあるトレーナーを目指して
――これまでProSTAでの座学やインターンシップを通して、さまざまな知識・経験を身につけてきたと思いますが、改めてどんなトレーナーを目指したいですか?
「このトレーナーは良い人だな」と思って、選手が気軽に接しやすいトレーナーを目指したいです。
トレーナーとしての技術はもちろん大切ですが、技術があっても話しかけにくい雰囲気だと、選手との関係を築けないし、本当の意味でトレーナーとしてサポートができないと思っています。
そのため、僕は選手が気軽に接しやすいトレーナーになるために、日頃から『人間性』を大切にしています。
具体的には、挨拶をはじめ、お礼を伝えるなどの礼儀、話を振られたらしっかり返すなど、そういうやりとりができる人の方が関わりやすいし、信頼関係を築けると思っています。
――高い技術力があっても、話しにくい雰囲気だと本音で接しにくいですよね。また日頃の挨拶や会話など、小さな当たり前の積み重ねが人間性につながるのだと、お話を聞いていて思いました。
ちなみに荷川取さんは現在、東京医療専門学校2年生で、学生生活は残りあと1年ほどだと思います。人間性のあるトレーナーになるために、残りの学生生活はどのように過ごしたいですか?
ProSTAや東京医療専門学校での勉強やインターンシップを頑張るのはもちろん、スケジューリングを徹底して1日1日を大事に過ごしていきたいなと思っています。
ルーティーン化できる部分はルーティーン化したり、仮にスケジュールが後ろ倒しになってもカバーできるような臨機応変な対応をしたり。卒業後はすぐにプロとして活躍したいので、残りの学生生活約1年は戦っていきたいです。
――頑張るではなく「戦う」という姿勢が、荷川取さんのやる気を感じられますね!
幅広く現場で活躍できるトレーナーへ
――最後に、サッカーと関わる仕事に就きたい、プロトレーナーを目指したいと考えている学生さんへ、荷川取さんの経験からアドバイスはありますか?
これは自分の考えなのですが、トレーナーになりたいからトレーナーの学校に行くというのも選択肢のひとつではあるけれど、それだとトレーナーという仕事の視野しか見られないと思っていて。
仮に「君はトレーナー以外に何ができるの?」と聞かれた時に、他にできることがない状況になる恐れもあります。
だから僕は、専門学校では鍼灸など医療関連を学びつつ、ProSTAでトレーナーとしての知識・技術を学んでいます。
医療系の資格を取得するとなるとそれなりに勉強が必要になりますが、選択肢も広がるんです。医療関連にも長けたトレーナーは現場で幅広く活躍できるし、トレーナー以外の仕事に就くという選択もできます。
だから僕は、スポーツトレーナーを目指すなら、医療系の大学や専門学校で勉強しつつ、ProSTAなどのトレーナー育成団体で知識・技術を磨くのがおすすめです。ProSTAで学ぶという選択をされた際は、ぜひ一緒に頑張っていけたら嬉しいです。
【編集後記】
高校生の頃から「プロ」になるためには何が必要か?を常に考え、毎日の積み重ねを大切にされている荷川取さん。今回約1時間お話をさせていただき、言葉のひとつひとつに熱い闘志が感じられました。
夢に向かってProSTAと東京医療専門学校での勉強を両立させる荷川取さんから「プロスポーツトレーナーになりました!」と報告を聞ける日がとても楽しみです。これからも頑張ってください!陰ながら応援しています。
◆お知らせ
The StadiuMでは就職や進路に悩む学生向けに無料のキャリア相談を実施しています。スポーツの現場に関わり続けたいけどどうしたらいいの? 何から勉強したらいいの? 就職活動が心配、どんな悩みでもお気軽にご相談ください。ご相談は下記メールアドレスよりお待ちしております。
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