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The StadiuM広報部|常に「かっこいい自分」であるために

こんにちは!プロスポーツトレーナーアカデミー「ProSTA」を運営している株式会社The StadiuMの広報部です。ProSTAでは、国内外でのトレーナー経験が豊富な講師陣から、現場で活躍できる本物のトレーナー技術・知識の指導、就職サポートを行っています。

さて今回は、現在J3リーグに所属するガイナーレ鳥取にてコンディショニングトレーナーとして活動する、ProSTA卒業生の久保木 将(くぼき ひとし)さんへのインタビューをお届けします!

ProSTAを受講するに至った驚きの理由やガイナーレ鳥取のコンディショニングトレーナーとしてどのような活動をしているか、教えていただきました!

海外就職ができなくなった時に出会った「ProSTA」

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ーー 久保木さん、本日はよろしくお願いします!はじめに、スポーツトレーナーを目指したきっかけを教えてください。

こちらこそ、よろしくお願いします!

僕はもともと高校までサッカー一筋で、毎日練習に励んでいました。いざ、高校卒業後の進路を考えたとき、プロの選手としての経験を積んでいくのか悩んだのですが、正直プロの道はかなり厳しい…。だからこそ、これまでの経験を活かして生涯サッカーやスポーツと関われるトレーナーへの道を選びました。

ーー トレーナーになるために高校卒業後は、どのような進路に進まれたのですか?

高校卒業後は専門学校で「鍼灸」を学んで、資格を取得しました。そして、資格を取得した後は、タイのサッカーチームでトレーナーとして就職予定だったのですが、非常にショックな事が起きました。

2020年からのパンデミックによる情勢の影響で、タイに渡航できず就職の話が流れてしまったのです…。


ーー 昨今の状況を鑑みると仕方ない部分があるとはいえ、想像するだけで辛いです。その後はどうされたのでしょうか?

初めはどうしようもないとは言え、途方にくれましたね。

でもそんな矢先に、知り合いからProSTA代表の山田晃広さんとお会いする機会をいただいたんです。山田さんにお会いして「僕も世界で活躍するトレーナーになりたい。レベルアップをしたい!」という思いが更に強くなりました。そして、プロスポーツトレーナーとして活躍していた方から直接技術を学べる「ProSTA」の受講をすぐに決めました!

ーー 国内外で活躍されてきたトレーナーから直接学べるのは、ProSTAの強みですよね。実際にProSTAを受講されて、1番印象に残っている授業はありますか?

1番の印象に残っている授業は、リンパ系トリートメントです。

試合中にケガをした選手の腫れを早く引かせる方法や、試合後の疲労を軽減させるためのアスリートのケアに特化したトリートメントを学ぶことができました。

知識と技術にくわえて、現場でどのタイミングで行うのか?という判断ポイントも教えていただけたので、実践ですぐに活かせたと感じています。

整骨院勤務+トレーナーとしての日々

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ーー ProSTAでは、全国の整骨院やプロスポーツチームと連携した就職サポートを行っています。久保木さんも就職サポートを使って接骨院に就職されましたよね。

はい、ProSTA経由で滋賀県のまいれ整骨院を紹介していただき就職しました!同世代のスタッフが多い職場で、毎日とても刺激的で切磋琢磨できる環境でしたね。

ーー 久保木さんに合った職場を紹介できてよかったです!ちなみに就職後に、まいれ整骨院で働きながらサッカーチームのトレーナーとしても活動していたと聞きました。

そうですね、整骨院での勤務をメインにしつつ、京都橘高校サッカー部・セゾンフットボールクラブ・MIOびわこ滋賀(JFL)、3チームのトレーナーとしても活動していました。

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ーー 3チームのトレーナーを並行して行っていたんですか!?スケジュール調整や体力面など、様々な場面で大変だったんじゃないですか?

スケジュール調整は大変な場面はありましたね(笑) 整骨院のシフトと3チーム分のスケジュール、合計4つ分管理しないといけなかったので。

また、体力的に大変だった場面がないと言ったら嘘になりますが、全て自分がやりたいと思ったことをやれていたので苦ではありませんでした。

ーー 整骨院でのお仕事とサッカーチームのトレーナーを兼業を通じて学んだことはありましたか?

どのようなケアや対応をしたら、その人にとってのベストコンディションに持っていけるのか?ということを学べたと感じています。

整骨院では主にはり治療やトリートメント、トレーナーの現場ではテーピングやリハビリを担当していました。やっていることは違いますが、選手や患者さんにとって最善のケアを行うことは共通しています。

そのため、いろんな方とお会いして自分の知識と技術を磨けた時期だったと思っていますし、今の自分の力になっていると感じています。

ガイナーレ鳥取・コンディショニングトレーナーに就任

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                            ©2001 SCT

ーー 2021年5月、試験を通過してJリーグ・ガイナーレ鳥取のコンディショニングトレーナーに就任されたのは、ProSTAとしてもとても嬉しい出来事でした!現在コンディショニングトレーナーして、どのようなお仕事をされているのか教えてください。

コンディショニングトレーナーの仕事は、選手がベストコンディションで試合に出れる状態をつくることです。

携わっている業務は、

・選手ひとり一人に合わせたトレーニングメニューの設定
・ケガをした選手のリハビリ対応
・試合前・試合途中のウォーミングアップのフォロー

など、多岐にわたります。

選手が万全の状態で、安心して試合で勝利を取りに行けるようにサポートしています。

ーー 就任してから約4カ月経ちますが、今はどのような心境ですか?

最初は、とにかく不安でした。正直、今もまだ自分がしっかりサポートできているかと不安になる時もあります…。

でもここでは、監督やコーチ、選手、トレーナー全員がサッカーで生計を立てていて。誰も生半可な気持ちでは挑んでいないんです。

だからこそ、日々自分なりに何ができるか?を常に考えて行動しています。選手や監督とコミュニケーションを取るのはもちろん、前任のコンディショニングトレーナーの方と連絡して今までどのように進めていたか教えていただいたりしています。

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ーー 誰しも初めてのことは不安になります。でも、不安を感じているだけでは何も変わらないからこそ、行動することは大切ですね。

そうですね。この仕事は、練習から試合中まで常にサポートをする仕事なので気が引き締まります。

緊張する場面も多いですが、自分がチームの勝利に貢献できるということにやりがいを感じています。ウォーミングアップのフォローをした選手が試合でゴールを決めた時は、自分の事のように本当に嬉しいです!

また、チームで同じユニフォームを着て、グランドで目標に向かって日々切磋琢磨できる環境は本当に恵まれているなと思います。

ーー 自分がサポートした選手が試合で活躍してくれるのは、とても嬉しいですね!日々チーム一丸となって練習に励まれていると思いますが、チームとしての目標を教えて下さい。

チームとしての目標は、J2リーグへの昇格です。どのチームも共通の目標ですが、1点でも多くの勝ち点を取って昇格を目指しています。

そのために監督やコーチは選手を勝たせるための努力、選手は試合で勝利を掴むための努力をしています。僕自身はコンディショニングトレーナーして、選手が心身ともに最高のコンディションで試合に出るためのサポートを今後も追及していくことが課題であり目標です。

自信がなくてもまずはやってみる

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ーー 現在ガイナーレ鳥取のコンディショニングトレーナーとして日々励まれていますが、久保木さん個人の今後の目標はありますか?

僕自身の今後の目標は2つあります。

一つ目は、海外のサッカーチームでトレーナーとして活動したいと思っています。そのために、いまは空き時間を使って英語を勉強中です。

そして、二つ目の目標は、治療・トレーニング・美容をトータルでサポートできる施設を作ることです。

整骨院では小顔矯正など美容面のケアもしていました。また現在トレーナーとして仕事をしている経験も活かして、一般の方からスポーツ選手まで、多くの方をサポートをできる施設を作りたいです。

ーー とても素敵な目標ですね!タイでの就職がなくなってしまうなどの逆境もはねのけて今があると思いますが、久保木さんの原動力はどこから来ているのでしょうか?

カッコいい自分でありたいという気持ちからです。

こんな言い方すると誤解を生むかもしれないのですが、Jリーグに携われるってすごくカッコいいじゃないですか。サッカーをしている人なら、1度は憧れるんじゃないかなと思うんです。

これまでの選手経験や整骨院での仕事、トレーナー経験を活かして、Jリーグに携われている自分はまだまだ至らない部分もありますが「カッコいいな」と感じています。

また、カッコいい自分であるために、同世代に負けたくないという気持ちが人1倍強いです。同世代の人が活躍しているのを見ると「自分も負けないぞ」と思う原動力になっています。

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ーー カッコいい自分でいるために、日々頑張られているのがとても伝わってきました。最後に、この記事を読んでくれているプロスポーツトレーナーを目指す学生の方にメッセージをお願いします。

この記事を読んでいる方は、プロスポーツトレーナーとして活躍したい!など、目標に向かって進んでいる最中だと思います。

自分の経験上、本当にチャンスはどこからやってくるかわからないし、チャンスが来た時に「自分でいいのかな」と不安を感じる場面もあるかもしれません

でも、自信がなくてもまずはやってみることが大切です。

特に学生の方は、時間の制限が少ない環境でさまざまなことに挑戦しやすいです。またProSTAでは受講中はもちろん、卒業してからも先生方がアドバイスをくれる頼もしい環境なので、どんどん頼ることをおすすめします。

何か一つの目標を持って、突き進んでください。応援しています!

【編集後記】
タイでの就職がなくなってしまっても挫けずに、常に行動して道を切り開いてきた久保木さん。その原動力は、明確な目標があるからこそだと感じました。目標があるからこそ、つらい場面でも頑張れるし、時にチャンスがやってくるということを、私自身あらためて学べた時間でした。

◆お知らせ
The StadiuMでは就職や進路に悩む学生向けに無料のキャリア相談を実施しています。スポーツの現場に関わり続けたいけどどうしたらいいの? 何から勉強したらいいの? 就職活動が心配、どんな悩みでもお気軽にご相談ください。ご相談は下記メールアドレスよりお待ちしております。
mail: kyohei@thestadium.co.jp

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