信仰を育む科学 - 第4回

信仰とは、神の言葉がその言ったことを成し遂げると期待し、その言葉に依存することです。

信仰が神の言葉によって来るのであれば、神の言葉が信仰を教え込むためには、その言葉自体が言ったことを成し遂げる力を持っていることを教えなければなりません。

そして、まさにこれが真実です。神の言葉はこれを教えており、それ以外のことは教えていません。ですから、神の言葉は本当に「信頼に値する言葉」であり、信仰に満ちた言葉です。

聖書の最初の章の大部分は、信仰に関する教えです。その章には、信仰を教え込むための明確な6つの記述があり、最初の節との重要なつながりを含めれば7つあります。

信仰を教え込むということは、神の言葉がその言ったことを成し遂げるということを教えることです。

それでは、聖書の最初の節を読んでみましょう。「はじめに神は天と地を創造された。」神はどのようにそれらを創造されたのでしょうか？—「主の言葉によって天は造られ、そのすべての天の軍勢は彼の口の息によって造られた。…主が仰せられると、そのとおりになった。」（詩篇33:6-9）。彼が仰せられる前には、それはありませんでした。しかし、仰せられた後には「それがあった」のです。何がそれを存在させたのでしょうか？—ただ言葉だけです。

しかし、深淵の上には闇がありました。神はそこに光を望んでおられましたが、闇しかないときにどうやって光を得ることができるのでしょうか？—もう一度、神が仰せられました。「神は仰せられた、『光あれ』、すると光があった。」光はどこから来たのでしょうか？—語られた言葉自体が光を生み出しました。「あなたの言葉の入り口は光を与える。」（詩篇119:130）。

次に、空気がありませんでした。神は大気があることを望まれました。それはどうやって生まれたのでしょうか？—「神は仰せられた、『大空あれ』…そしてそのようになった。」（創世記1:6-7）。「そのようになった」という言葉の別の翻訳は、「そしてそのようにして実現した」です。この実現をもたらしたのは何でしょうか？—ただ言葉だけです。神が仰せられ、そのとおりになったのです。語られた言葉自体がそれを存在させたのです。

このようにして、すべてのものは「主の言葉によって」創造されました。神はただ言葉を発し、それは実現しました。語られた言葉自体がそのものを生み出したのです。

このようにして創造が行われました。そして、同じようにして救済が行われました。神は病人を癒し、悪霊を追い出し、嵐を静め、癩病を清め、死者を蘇らせ、罪を赦されました。すべて言葉によって行われました。そして、「彼が仰せられると、そのとおりになった」のです。

ですから、彼は昨日も今日もいつまでも変わらないのです。いつも彼は創造主であり、いつも彼はただ言葉によってすべてを行います。そして、いつも彼はその言葉によってすべてを行うことができます。なぜなら、神の言葉の特徴は、言葉自体に神の力が備わっており、その力によって語られたことを成し遂げるからです。

これが、信仰とは神の言葉にこの力があることを知ることであり、その言葉自体が語られたことを行うと期待し、その言葉自体が語られたことを成し遂げると依存することだという理由です。

信仰を教えるということは、このような神の言葉の性質を教えることです。人々に信仰を行使させるために教えることは、神の言葉がその言ったことを行うと期待させ、それを成し遂げるためにその言葉に依存させることです。信仰を育むということは、実践を通じて、神の言葉が語られたことを成し遂げる力に対する信頼を高め、その言葉自体がその言ったことを成し遂げるという依存心を育てることです。

そして、「聖書が信仰を育む必要性を強調しているときに、何を意味しているかを知ることは、他のどんな知識よりも重要です。」

あなたは信仰を育んでいますか？