Joy Of Spline
Substance Designerに追加されたSpline系のノードを使って、もう少し実用的な作例を作ってみました。
画像から作成したスプライン
画像をパスに変換し、パスをスプラインに変換することで、画像からスプラインを作成することができます。
StripeノードのボーダーをCartesian to Polarで極座標変換を行い、中央と周辺の円を切り抜いてから、ワープ変形を行います。
パスに変換したあと、スプラインに変換します。
Scatter on Splineで模様を配置します。Scatter on Splineは複数の模様をランダムに配置できるだけでなく、パスのIndexで配置するものを変更したり、複数のパターンを順番に配置することもできます。
歪められた波打つ模様
2つのスプラインをSpline Bridgeで接続して、間を通る曲線を生成します。Spline Selectでおいしい区間だけを選択して、Spline Warpで歪めます。
Spline 2D Transformで適当に大きくします。この際、スプライン同士が重なっても、画像と異なり、別々のデータとして処理できるため、常にシームレスになるのがポイントです。
格子状のパターン
Spline Bridgeで生成されたデータに更にSpline Bridgeをかけることで、元のスプラインと同じ進行方向のブリッジを生成できます。
Scatter on Splineは非常に強力なノードで、スプラインのTangentやNormalに沿った移動や回転をかけることができ、ハッチングの微妙なズレも表現できます。
Spline FlowMapを使って配置をコントロールする
Spline Cicleで渦巻き模様を作成し、Flow Mapに変換します。
Flow Mapの使い所は、Tile SamplerなどのVector Map Inputです。
Tile SamplerのVector Map Inputはスプラインの登場以前は向きをプロシージャルにコントロールできる、数少ない手段の一つでした。
Spline Mapperを使って模様を敷き詰める
円模様を合成して、七宝模様を作成し、Spline(Poly Quadradic)で作成した太さを持ったスプラインにSpline Mapperでマッピングします。
スプラインの太さを画像でコントロール
スプラインに太さをつけて作ることもできますが、ScaleMapを使って後で変更することもできます。この手法の便利な点は、複数のスプラインに対して一度に影響を与えることができるという点です。
元々スプラインが持っていた太さに対してノイズのように太さを僅かに与えることで、簡単に稲妻模様を作成することもできます。
後で太さを与えることで、形状全体に一貫したノイズを与えることができます。