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プロシージャルにスイカを作る
季節外れのネタですがスイカを作ってみます。
Substance Painter は手書きでペイントできるのですが、実はかなりプロシージャルにテクスチャペイントが可能です。
UV以外の方法でのプロジェクションとフィルターを使って、UVにとらわれずにプロシージャルにペイントしてみましょう。
説明用にプロシージャルな部分をピックアップしたため、フォトリアルではないですが、ここからラフネスやNormalを詰めることでもっともっとリアルにする事ができます。興味のある人は挑戦してみてください!
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黒い線
まずはスイカの顔とも言える黒い線の作り方です。
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上下を削りとるかんじです。
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くっきりとシャープにします。
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スイカの中身を作る
中央からのグラデーションを作ることで、スイカの皮や実の部分をプロシージャルに作ることができます。
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Levelで反転して皮の明るい部分のマスクに使用しています。
赤い実の部分もCirce Invert Gradient を使います。同じマッピングをする場合にはアンカーポイントを使いましょう。クオリティアップを行い、このマスクを少し歪ませたいなどと思ったとき、他のマスクにも自動的に反映することができます。
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種の表現には Dot Circlar を使います。Dot Circlar は円状に円を配置する機能ですが、種は本当は先端を細くしたり、配置を少しランダムにしたりしたいところです。
SubstanceDesaignerを使用すると、オリジナルのフィルターを作って、好きな形状を円状に配置したり、配置にランダムを加えることができます。
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2つのDot Circlarを配置する場合には、レイヤーごと複製するのではなく、Fillを複製して合成モードをAddにしましょう。レイヤーごと複製すると編集する場所が増えます。レイヤーの中に2つのDot Circlarを配置することで、種の表現に手を加えた場合でも、編集する場所を抑えることができます。
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必ずしもプロシージャルに拘る必要はないのですが、パメトリックに編集可能な領域を増やすことで、修正しやすく、クオリティも上げやすくなります。簡単な作例ですが、Substance Painter のプロシージャルな要素が伝わると嬉しいです。