見出し画像

THE SALONSインタビュー Vol.3 sins 日野 達也さん/菅原 寛人さん 後編

THE SALONSインタビュー企画✨️

第3弾は、sins日野 達也さん、菅原 寛人さん
── 前編の記事はこちら ↓
https://note.com/thesalons2021/n/nf722769090dd

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここまでおふたりの関係性や今までのsinsについてお伺いしましたが、後編では今後のsinsについてお伺いしていきます。

──今の美容業界のここは変えていきたい!や、今後sinsをどんな会社にしていきたい!という想いがあればぜひ教えて下さい。

菅原:僕は未来工業株式会社(残業は少ないし、給与水準も高い、そして辞める人がいない)のような会社。理想論ですけど、そういう会社にしたいと思っています。今のスタッフたちみんなを守れるような会社の基盤を作る。
そのために美容室と薬剤メーカーの2軸で会社を強くしていく。

このビジネスモデルができれば、真似する会社が出てくると思うんです。
フリーランスが悪いという訳じゃないのですが、ちゃんと利益をあげて、還元して、長く勤められる美容室をつくっていくことができれば、簡単にフリーランスになりたいって思うような美容室は少なくなると思っています。

──雇用で会社を伸ばしていきたいイメージでしょうか?

菅原:今は少し変わってきているかもしれないのですが、美容業界って顧客満足度を追うことはすごい得意なのに、従業員満足度って無視じゃないですか。
僕が雇用で働いている時も給料や休みは大満足とはいかなかったので…自分で会社を立ち上げたほうが早いなと思ったんですよ!

じゃあどこを改善したらいいの?って考えたら、美容業界の雇用の形態をまず変えること。そのモデルを作っていきたいなと考えています。

──そのモデルができたら、美容業界で働いている人たち全体の幸福度が高くなるということですね。日野さんはどうですか?

日野:雇用から人が離れてフリーランスになっていくからお店が潰れる流れがここ数年だと特にあって。
でも辞めたいからフリーランスになっても、だんだん衰退していって出店するモチベーションがなくなってしまったり、負のスパイラルに陥ってしまっている方が多いような気がしています。
あとは売上を取るために何でも手を出して、美容師さん自身も自分が何屋さんかわからなくなってしまったり…。

美容師は流行り廃りを追うことができなくなるから寿命が短いとか言われてますけど、おそらく流行りに対して乗り切れないとか、そういったことだと思うんですよね。

僕らはスタッフの社会的地位を上げたいってことをずっと考えていて、その子たち自身の価値を上げるために会社がすべきことを1番考えなきゃいけないなって。
その答えが自社ブランド、薬剤だったんです。

sinsの薬剤を使うことがその子たちの価値にもなるし、お客様のニーズに答えることにもなる。
縮毛矯正って流行り廃りがなくてどの時代、どのエリアでも何歳になっても求められる技術なので、いくつになっても求められる、かつ、お客様といっしょに歳を取れる技術を身につけることが、国内だけじゃなく国外でも通用する技術を身につけることにもなると考えています。

モチベーションが下がると美容師が楽しくなくなってしまうし、スタッフを守るのが会社だと思っているので、その子たちの自分が持っている技術が価値のあるものだって自信をつけてもらうためには個人に委ねるんじゃなくて、会社としてどれだけ用意できるか。
やっぱり箱として用意するだけが美容室じゃないと思っています。

──さすがです。sinsでこの先、何か目標にしていることはありますか?

菅原:年商10億です。これは即答です。
日野:準備する時にこれは2人で一緒にやろうって話していて。

──店舗展開も考えているのでしょうか?

日野:実は、店舗展開は考えていないんです。1店舗のみで拡張したい。理想としては、2027年に100坪の店舗拡張をしたいと考えています。

菅原:コスメティクスの会社と美容室を1箇所に。

日野:今後sinsコスメティクスの事務所や倉庫も必要になりますし。
あとは全国にsinsがあると、全国でsinsの薬剤を使っているサロンさんの価値が下がってしまう可能性もあるので、sins自体と薬剤の価値を落とさないためにも銀座の1店舗のみにしたいんです。

店舗展開を絶対しないってことは、もう社員にも伝えてあります。

菅原:スタッフのマネジメントが煩雑になりますし、品質が落ちちゃうんです。

僕たちの会社の本質は、お客様の美髪を作ること。多店舗展開にすると品質が絶対に落ちます。だから、1店舗だけで品質管理を徹底的にしていく。それが多店舗展開しない理由です。

──最後の質問です。日野さん、菅原さんから見てTHE SALONSはどんな人におすすめでしょうか?

日野:サロンを出したい人は一度SALONSを挟むべきだと思います。笑

僕らはSALONSで勉強したから銀座で43坪のお店を立ち上げられたんですけど、これってフリーランスからだと絶対出来なかったことだと思うんです。
僕は会社をつくる前にSALONSに入って、経営のことをいろいろ教えてもらったんですよね。
そういう環境って正直僕はSALONSさん以外ないって思っていて。

菅原:これは圧倒的にそう思いますね。フリーランスに行くんだったら、SALONSでやる。集客もSALONSの方がしやすいと思います。

日野:シェアサロンはシェアサロンで人脈を作れますし、いろいろな技術も学べるのでもちろん良いと思います。
ただそこからいきなり出店となると融資は受けづらいですし、信用がなくて不動産も借りられない。
それなら1回SALONSで、というのは僕らが本当に思ってることなので…!

菅原:雇用でもシェアサロンでも誰かがやってくれる部分ってあるじゃないですか。まず会計も経理も全部、自分でやってみるのが良いと思います。
これを経験して、ちゃんとこなしてから出店しないと余裕が生まれないし。

日野:本当にそうなんです。
あと僕たちは最後SALONSの中で最大5区画を借りていて、ちょっとずつスモールスタートが切れたことでこうやってステップアップできたっていうところもあると思います。
SALONSでのスタートがなかったら、この規模を作るのにもっと時間がかかったんじゃないかなと思うので。
法人登記をするにも店舗が全部いい場所にあって、住所の見え方がすごくいいじゃないですか。やっぱり会社としてあの場所で賃貸借契約があることは、僕らにとって本当にサポートになりました。

正直どんな人にというよりかは、お店を出したい方がいるならまずやるべきだろうって感じですね。

──お話聞かせていただきありがとうございました!


『サロン情報』
sins(シンズ)
東京都中央区銀座6-13-9 GIRAC GINZA 10F

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
インタビュー内でも関係性についてお話されていた通り、お仕事の話、今後のsinsの展望をお互い笑顔でとても楽しそうに話されていた姿がとても印象的なおふたり🌼

特にシェアサロンからSALONS内での個人事業主、ステップアップのために法人立ち上げ、路面店出店とSALONSのモデルケースともいえる道を歩んでいる日野さんから融資や不動産を借りる際の現実のお話を聞くことが出来たことはとても貴重でした👏

店舗展開をされるサロンが多い中、現在のスタッフさんと1店舗で新しい雇用のビジネスモデル創造を目指すsins。
その実現をTHE SALONS一同楽しみにしています🙋✨️


LINE公式アカウントでは24時間お問い合わせを受付中!
空室情報を知りたい方や内覧希望の方は、ぜひ一度お問い合わせください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?