【週刊 海のイドバタNEWS】 2024年第18週 注目の海記事ランキング 2024.4.29-5.5
おはようございます。
皆さん今週はどんな一週間でしたか?ゴールデンウィーク真っただ中、皆さんはどんな思い出できましたか?海の記事を見てみるとどこもかしこも満員御礼のようで、しかも熱さも爆発!なんか夏に向けていい感じですね!それでは今週の記事ランキング行ってみましょう!
その前に・・・初めての方へ
海のイドバタ会議について
日本全国の海に関わる取組や魅力、情報の記事を紹介するnoteです。
今週は新たに30記事。 5676PV、16コメント、210スキも頂きました。 いつも読んでくれてありがとうございます。
5月1週目 注目の海記事ランキング とくに注目になったのがこちらです
ということになりました。
では早速お話していきます!
※レギュラー記事【 】(【海のイドバタNEWS】、【深堀】、【海のある町】)を抜いた順位でお話していきます。
🥇日本郵船、国産エコシップけん引「復権最後のチャンス」
栄えある1位は、日本郵船さんのエコシップの記事が獲得しました。
いよいよ日本、いや世界の船の最先端を握っている日本郵船さんのエコシップ戦略が明らかになってきました。グループ内で研究を重ね一気にプレスリリースをするタイプの船社で、毎回驚かされるのですが、今回もすごいです。え?日本ってこんなに進んでるの?なんて思った方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?電気運搬船やアンモニア燃料船などいよいよ全貌が明らかになってきました。実はここでまだ出てきていないプロジェクトもあるのですが、その内容もさらに出てくるのではないかと思います。がんばれ!日本の船業界。
🥈【〆切迫る】深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin富山湾 2024年プロジェクト参加者募集中
2位は、深海スーパーキッズin富山の記事でした。
最近では新種の深海生物が100種類以上発見されたとか深海魚の新しい魚料理がでたとか、深海がちょいバズの気配を醸し出してきました。そして最近のヲタクブーム。何かに秀でた個性を持つもの、ヲタク文化がクローズアップされてきていますよね。まさに時代にマッチしたこの深海の未来の専門家を育成するプロジェクト。2位という位置につけていることからも専門分野の学習ニーズが高いんだと思います。
🥉日立造船、海水から都市ガス 中東で「メタネーション」
3位は日立造船の海水からメタンを作成するという記事でした。
再生可能エネルギーとされるメタン。これを海水から生成しようという試みです。メタンは二酸化炭素と水から作ることができるので、燃料として燃やして、二酸化炭素を出したとしても、また再利用してメタンに作り直すことができるといった今世界的に注目されている燃料です。とくにメタンに注力している地域というのがヨーロッパ。それを見越して中東にメタン生成拠点を作るというのが日立造船もうまい商売といったところですね。とはいえ、メタン自体が温室効果ガスの1つですし、一時的とはいえ二酸化炭素を作ってしまうのでこの取り扱いについてはこれからもいろいろ攻防があるかと思います。
4位 「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾」始動!深海に関心のある小・中学生の募集を開始!
4位は、深海スーパーキッズin駿河の記事でした。
2位に続き、深海についての専門学習がランクイン。海洋研究はまだ5%程度とよく言われているのですが、それは海面上の問題で深海といった水中まで含めると1%もわかっていないと言われています。海のシンポジウムとか学会とかに参加しても、結局「とはいえ、まだまだ研究は始まったばかりで、わからない事ばかりですがね…」で終わりがちですしね。逆を言えば、海は研究にしろビジネスにしろまだまだポテンシャルが高いと言ったところでしょうか?未来の日本を担う深海スーパーキッズ、どんな海を見せてくれるのか楽しみですね!
5位 令和6年度生物多様性保全推進交付金 (生物多様性保全推進支援事業)の採択結果について
5位は、生物多様性の交付金が決まりましたという記事でした。
次世代燃料だったり海のデジタル化だったり様々な取り組みが行われているにもかかわらず、生物多様性がランクインしてくるあたり、いよいよ生物多様性も本格化してきたのかなと思える記事です。今回51地域が採択されたわけですが、多くは保護活動的な感じが多いですね。注目するところとしては観察会やツーリズムといった若干ビジネスよりになってきていると言ったところ。守るだけってのは本当に難しいんですが、これをエンターテイメントとか主催者側の利益とかに結びつけることによって続けられるモチベーションを増やすことができるため今後も生物多様性×〇〇みたいな形の事業は増えていくのかなって思えた結果発表でした。
【今週の一押し記事】【沖縄美ら海水族館】世界初!サメの人工子宮装置生まれ 1歳を迎えたヒレタカフジクジラを展示
今週の一押し記事は、美ら海水族館のヒレタカフジクジラの一般公開の記事です。
ヒレタカフジクジラは深海500~600mに住む小型のサメ。名前に「クジラ」がありますが、分類学的にはカラスザメというサメです。このヒレタカフジクジラを人工子宮装置で誕生させて1歳まで延命できて、しかも展示できるほどまで育てられたというのは世界初です。そのほかにもいろいろな世界初を持つこのヒレタカフジクジラ、一躍注目を浴びています。
これも結局生物多様性のくくりってわけなのですが、実は絶滅のスピードって大変なことになっています。1900年には、1年間に1種類が絶滅したと言われていたのですが、現在では1年間に40000種類が絶滅しているスピードになっています。このままでは地球上から生物がどんどんいなくなってしまう。その歯止めをかけるための研究ということでラボベースでの出産に注目が浴びています。一昔前はクローン技術といえば、生物を生み出すことを人間がやっていけない禁忌事項として注意喚起されていたのですが、今はそんな倫理的に…とかモラルとしてどうなの…なんて言ってる場合じゃないくらい大変なことになっているのでしょう。とはいえ、人間の影響で絶滅のスピードを上がっているのは事実だとしても、世界のためだから生態系をいじるというのは根本的な解決に結びつかないのではと疑問に思っちゃいます。
【今週の一押しの海町】
【海のある町】シリーズで、人気だった町をピックアップした【今週の一押しの海町】。今週のノミネートは
・野島崎灯台(千葉県南房総市)
・飯岡海岸(千葉県旭市)
・お台場海浜公園(東京都港区)
・須賀利漁港(三重県尾鷲市)
・浪板海岸(岩手県大船渡市)
・木更津港(千葉県木更津市)
・小坪漁港(神奈川県逗子市)
でした。
【海のある町】とは、僕が訪れた町で、その町の魅力を詰め込んだショート動画です。noteでは毎朝7:00ごろにランダムに紹介している僕のシリーズモノの中でも人気コーナーです。
そして、栄えある1位に輝いた海のある町は・・・
を獲得しました
Location : 木更津港(千葉県木更津市)
Music : 春泥棒 song by ヨルシカ
でした。
木更津港は東京湾のアクアラインの千葉よりの入口です。最近ではアウトレットやコストコなど大きな土地を使った大型商業施設があって、ターゲット層が関東全域になってきている注目の場所です。その中でも木更津港は昔から栄えていた地区ですが、徐々に人気がなくなってきました。とはいえ、この昔ながらの港町の風景を活かした様々な取り組みが始まっています。恋人の聖地にしてみたり、潮干狩りができたり、磯料理が食べられたりと、遠出しなくとも楽しめるコンテンツを少しづつですが増やしています。この木更津については、シリーズ【海業のススメ】にも取り上げようと思って、鋭意取材中です。乞うご期待を!
実はこれ、TikTokでは今週1番の評価を得たものの特段すごいというわけでもありませんでした。ただ満遍なくどのSNSでも見られているんだろうなという感じです。GWにちょろっていってみるかなって思えるように意識して、ヨルシカさんの「春泥棒」というポップな感じにもしたのも注目を浴びたのかなと思います。是非関東の方、アウトレットやゴルフの帰りにでも寄ってみてください
この【海のある町】シリーズは週末にランキングにしています。
推しの町があれば、いろんなSNSで「スキ」や「いいね」ボタンを押してみてください。
という1週間でした。
もともと「海のイドバタ会議」の設定に「ちょっと未来の海をのぞいてみる」というのがありまして、未来につながる記事が多いのですが、今回は本当に未来への希望というのが全般的に注目されていた気がします。
来週はどんな海の出来事が起きるのでしょうか?さて、ゴールデンウィークも終わり、新学期、新年度の雰囲気もリセットされ、いよいよ本格始動となっていきます。本腰入れて頑張りましょ!
それではよい1週間を
応募
地元の海の魅力を発信したい人、地元の海の取り組みを紹介したい人がいれば是非ご連絡ください。取材させてもらったり記事にしたり動画にしたりなどなど是非皆さんの海のご協力をさせてください。何かありましたら、こちらのお問い合わせに声をかけていただければ嬉しいです。
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