釣り具、海中や土中で分解 NEC系が汚染防止素材
2022年1月20日 日本経済新聞
NECプラットフォームズは、自然環境で分解されるプラスチック素材の販売を始める。
レジャー用品会社が2022年にも発売する釣り具などで採用される。数年をかけて海中で分解されるためごみになりにくく、排出する二酸化炭素(CO2)が少ないことを強みに、年50億円の販売を目指す。
「NeCycle(ニューサイクル)」は木やワラに含まれるセルロースという物質が約50%、残りが石油由来の物質でできているプラスチック。通常のプラスチックに劣らない強度を持つ一方で、土や海の中に長期間置いておくと分解される。釣り具として海水中で1回に数時間利用する際の強度は十分という。
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