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「内航カーボンニュートラル推進に向けた検討会」のとりまとめの公表~「更なる省エネの追求」と「先進的な取組の支援」に取り組みます~
2021年12月24日 国土交通省 報道発表
国土交通省は、2021年4月より「内航カーボンニュートラル推進に向けた検討会」を設置し、内航海運分野の低・脱炭素化に向けた検討を行ってきた。国土交通省は、これまでの計5回の検討会にわたる議論の内容を踏まえ、「とりまとめ」を公表した。
【とりまとめのポイント】
地球温暖化対策計画に掲げられた2030年度のCO2排出削減目標の達成と日本の2050年カーボンニュートラルへの貢献の二つを達成するため、「船舶における更なる省エネの追求」と「内航海運への代替燃料の活用等に向けた先進的な取組の支援」を二つの柱として取り組んでいくことが重要となる。
〇取り組むべき施策の方向性
2030年度目標達成のための更なる省エネの追求
・更なる省エネを追求した船舶(連携型省エネ船)の開発・普及
・既存船における省エネ・省CO2の取組(バイオ燃料の活用や、荷主等と連携した運航効率の一層の改善)
・荷主等に省エネ船の選択を促す燃費性能の見える化の推進(内航船省エネルギー格付制度の更なる活用に向けたインセンティブの付与や計算方法の改良など)
〇2050年に向けた先進的な取組の支援
・LNG燃料船、水素FC船、バッテリー船等の実証・導入支援
・水素燃料船、アンモニア燃料船等に関する技術開発支援
・ガス燃料船の安全ガイドラインの策定など環境整備