川崎重工、もがく「水素企業」への転身 みえぬ投資戦略
2021年7月9日 日本経済新聞
川崎重工業は、液化水素運搬船など独自技術を持つものの、水素の明確な需要が見通せないため、思い切った投資戦略を打ち出せない。プレイヤーが少なく、株式市場は水素事業の成長性を量りかねている。
川崎重工業は6月に世界初の液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」を開発し、数百億円を水素関連の設備投資や研究開発に投じたが、運搬船の受注はまだない。水素インフラの整備としての拡大時期は見通せない。
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