小さなお店のAIアプリ 開発9日目
「小さなお店のAIアプリ」の開発を初めて9日が経ちました。
コア部分の顔認識処理部の開発が概ね完了し、アプリとして形になってきました。
必要な機能はまだまだ沢山ありますが、技術的に難しそうな部分は残っていないので、着々と手を動かして行けば良さそうです。
プロトタイプが終わって、ベータ版までに必要な機能をざっと見積もったところ、70時間となりました。
そのうち32時間分はだいたい作業が終わっていて、のこり38時間です。ただ、こういうのは後から後から必要な機能が見えてきますので、結果的には残り50〜80時間といったところでしょうか。
メイン部分の機能について紹介させて頂きたいと思います。
ビデオカメラ処理部
カメラはフロントとリアを切り替える事ができます。
プレイボタンで顔認識の処理を開始し、一定間隔でビデオのキャプチャをとってそこに人の顔があるかどうかを確認します。
ビデオ部をタップすることで手動でもキャプチャできるようにしました。
キャプチャ内に人の顔が存在しており、その顔の角度と画像のサイズが顔認証で必要な精度を満たしていれば、顔認証のステップに入ります。
顔認証ステップでは、過去に認識した顔の中から同じ人が存在するかどうかチェックし、存在しなければ新規ゲストとして追加、存在していればそのゲストの情報を表示します。
ゲストの一覧
業務を開始してから認識したゲストを一覧でリスト表示します。
このリストは上にどんどん追加されていくのですが、キレイにアニメーションしながらトップに追加する部分の実装がなかなかうまくできず苦労しました。
表示する情報は、そのゲストの推定の性別と年齢、これまで何度来店していただいたか、前回のご来店していただいた日時です。
名前は形容詞と固有名詞の組み合わせでランダムに自動セットするようにしました。毎回ゲストの名前を聞くわけにはいきませんが、何か名前がセットされていると覚えやすいのではないかと思います。
英語の名前にしていますが、別途の日本語のダミーの名前がセットされるようように変更するかもしれません。
お気に入りのゲストにはファボできるようにしています。
最初は要注意ゲストをマーキングできるようにする事も考えましたが、要注意マークはどうしてもアプリの景観を損ねますし、ゲストもそんなマーキングされるのは嫌だと思いますのでやめました。
ゲストの詳細
ゲストの一覧をタップすると、ポップアップで詳細を表示して確認、変更剃ることができます。
画像は保存済みの画像と、今回キャプチャした画像でどちらかを選択する事ができるようにしました。
ゲスト一人につき、画像を1枚だけ保存できるようにしています。
名前や来店回数、推定年齢、性別はアプリがセットしたものを自由に変更できるようにしています。
AIの推定結果が適切でない場合は修正して保存しておくことができます。
次の開発予定
メイン部分の開発が概ね完了しましたので、次はゲストの来店履歴を検索、表示できる画面を追加する予定です。
日別にどのゲストが来てくれたのか、ゲストを指定してそのゲストが今までにいつ来店してくれたのか、といったことを確認できるようにしたいと考えています。
開発実績
発開始日:2020/04/22
開発日数:9日
使った時間:56時間
ベータ版完成までの残り:38時間