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星空の下【あなたへの詩】vol.6
私なりに、彼の為に出来ること。
初めて会った日の星空、綺麗だった。
あの星空の下、彼だけの為に。彼だけを見つめて踊りたい。
本当の私を。その瞬間は私だけを見て欲しい。と。
毎日、彼を想い踊り続けた。
でも、彼への想いは永遠と募り続ける。
あれ程、想いは伝えたのに・・・。
あれ程、熱く燃え上がったのに・・・。
少しも想いは消えていかない。
毎日、彼の姿を目にする。
私が、彼の姿を探している・・・。
目で、耳で、匂いで、全身で彼を求めている。
人魚姫なら海の泡となって消えていけるのに・・・。
私は、人魚姫にもなれない・・・。
私は、彼が言ってくれた言葉を思い出した。
素直に生きて行こうと決めた。
彼へ想いを伝えていこうと。
きっと、これは初めての恋。
これ程 愛おしく、熱く、優しく、強く、人を愛せるのは
『奇跡』
彼へ愛を伝え続けた。
彼は、私の想いに応じてくれた。
一瞬の時でも、たとえ身体を重ねなくても構わない。
彼と心で繋がっていたい。
遠征の時も愛を送った・・・。
『愛しています。』
『愛しています。愛しています。心から。』
毎日。毎日。
返事は、帰ってこない。
便箋は、残り 1 枚・・・。