施術の価格って、どうやって決めるの?
セラピストが目指す「幸せな働き方」-サービス料金設定の考え方
こんにちは!
今回は、セラピストとして独立し、自己スタイルで仕事を楽しむために知っておきたい「サービスの料金設定」についてお話しします。
初めてサービスの値段を決めるとき、多くの方が悩むのが「適正価格とは何か」です。お客様に価値を感じてもらいつつ、自分の生活も充実させられるような料金設定ができると理想的ですよね。
サービスの価格を決める際の「客観的視点」
料金設定は、仕事に対する情熱や自由な働き方を楽しむ上でとても大切です。しかし、単に自分が働きたい時間や収入の希望だけで決めてしまうのは、少しリスキー。ここで重要なのが「客観的視点」です。
「客観的視点」とは、簡単に言えば“お客様目線で考える”ことです。どんなに魅力的なサービスであっても、お客様がその価格に見合う価値を感じなければ、リピートや新規顧客の獲得は難しくなってしまいます。そこで、まずは近隣エリアのサロンをチェックしてみましょう。自分のサービス内容やクオリティと比べて、価格は妥当かどうか、提供されている体験やサービス内容に見合っているかなどを客観的に判断するのです。
また、実際に他サロンを訪れて施術を受けてみるのもおすすめです。例えば、60分で6000円のサロンと比較し、自分のサービスがどのくらいの価値を持つのか感じてみると良いでしょう。他店との違いを知ることで、「自分のサービスがもっと高くても良いか」「他店との差別化が図れているか」など、新たな気づきが得られるはずです。
自分のライフスタイルに合った料金設定
自分のペースで仕事を続けるためには、ライフスタイルに合わせた料金設定も重要です。たとえば、家庭の事情や体力の問題から週に限られた時間しか働けない場合、1時間あたりの単価を上げて収入を調整する必要があるかもしれません。そのためには「1人あたりの施術料金がいくらなら希望の収入に達するのか」を具体的に計算してみましょう。
例として、1時間5000円のサービスを月20万円の収入目標で提供する場合、毎月40人の施術が必要になります。これを週単位に分けると、1週間で10人の施術となり、1日2件の施術が必要です。自分の生活リズムに無理がないか、施術後に家事や育児に対応できるかどうかも考慮し、最適な働き方を見つけましょう。
低く見積もりすぎず、背伸びもしすぎない
「料金を安くしすぎない」こともポイントの一つです。特に開業当初は価格を抑えがちですが、自分が提供する価値をしっかりと理解し、それに見合った価格設定をすることが大切です。一方で、あまりに高価格に設定しすぎると、集客が難しくなる場合もあるので、バランスが重要です。自分のサービスが本当にお客様の生活や美容のニーズに貢献しているなら、料金にも自信を持って良いのです。
また、価格設定に際しては「市場調査」も役立ちます。他サロンと比べて、自分の提供する体験や施術にどれだけの付加価値があるか、実際に足を運んで確認するのは有効です。例えば、お店の雰囲気、備品やアメニティ、スタッフの対応など、サービス以外の部分での付加価値を加味することで、お客様が「また来たい!」と感じる価格帯が見えてくるかもしれません。
価値と自分の「働き方」をつなぐ料金設定の考え方
最後に、自分の理想とする働き方を念頭に置きつつ、価格設定を行うことで仕事へのモチベーションも高められます。無理なく働ける時間や、提供するサービスのクオリティと料金のバランスを見直し、「この値段ならお客様も喜んでくれるし、自分も満足できる」と感じられる金額が見つかれば、次第に自身を持って提案できるようになります。
料金は後から変更することも可能ですが、まずは最初にしっかりと設定してみるのが大事です。自分が設定した料金が「お客様にも、そして自分にとっても最良であるか」を意識しながら、納得のいく料金を見つけてくださいね。
それでは、セラピストとして独立を目指す皆さんが、ライフスタイルに合った素敵な働き方を見つけ、心から満足できるサロン運営ができることを祈っています!
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