ホットペッパーは悪なのか?〜メリット2選とデメリット2選について
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ホットペッパーを利用して集客することはよくないの?
『リクルート税』なんて言われたりしてるけど…。
今回は、そんな疑問にお答えします!
私は、2016年秋頃〜現在進行形で、ホットペッパーを集客に利用している、個人サロン(ベッド3台規模のリラクゼーション店舗)のオーナーです。
✓ リラクゼーション店舗
✓ エステサロン
✓ 整体院
✓ ネイルサロン
などの、個人サロンオーナーで「ネット集客の導入を悩んでいる方」の参考になれば幸いです。
ホットペッパー掲載のメリット2選
まずは2つのメリットからです。
大前提として、現在、最強の集客効果があるのがホットペッパーだと思います。
1,施術中に手を離さずにすむ
ネット予約の一番わかりやすい魅力です。一人や少人数でやってるお店なら、当メリット目当てで、ホットペッパーを入れる場合もあるかもしれませんね。
ただ、実は、
施術者が複数にいるサロンにも、このメリットは大きいです。
たとえば、
整体リラクゼーション店舗の場合、20分のショートコースで超クセが強いお客様もいれば、120分のロングコースで誰が担当しても文句1つ言わず、ほとんど寝ているようなお客様もいます。
自分が受けた電話で、嫌なお客様を他の先輩のラインに入れなければいけないケースも多々あります。ルールなのですが、先輩セラピストの中にもまた、ワガママな方がいたりするので、実は、電話対応は心労がつきまとう業務なのです。
そこから開放してくれるのがホットペッパーというわけです。
ムダな恨みつらみなし!余計な気苦労なし!
日本一のネット予約のメリットです☆
2,日時の伝え間違え聞き間違えのトラブルがない
今回、ホットペッパーのメリデメについてお話しようと思った理由がこれです。
電話予約の場合、予約日時の伝え間違え聞き間違えのトラブルが、かなりよくあります。
ホットペッパーの場合でも、お客様が日時を勘違いしてご来店されることは、たまにあります。
そんなときは、
「すみませんお客様、一応、スマホにてご予約日時だけ、ちょっとご確認させていただいてもよろしいでしょうかm(__)m」
といって、スマホでご予約画面を提示いただきます。
すると、だいたい、「あっ、日時間違えてた!」となるわけです。
この場合、今まさに予約が空いているのであれば、予約が埋まるだけなので一切問題なし、むしろラッキーですね。
何といっても、ここで強調したいメリットが『お客様が予約日時を間違えたことが明確』だということです。
電話予約の場合、もはや、お店側が間違えたのか?お客様が間違えたのか?確認のしようがない‥…つまり、お店側が折れるしかない。という流れになります。
お客様もお店側も、正直、自分は間違えてない。そう感じています。ただ、お店側にとって、もはや答えがでない問題の場合、お客様に対して自己の正当性を主張することは、損しかないという弱みがあります。
お客様を負かした結果、
お客様を失い、口コミのリスクを背負うだけですから。
でも、お店側だって、そこは人間。内心、面白くない気持ちが残ります。
しかも私の場合、お店側の責任として、割引などで対応してるので、なおさら‥…。
ちなみに、ホットペッパーを導入して依頼、集客の80%はホットペッパーになっています。
残りの20%で、これだけ伝え間違え、聞き間違えがあるのですから、もし、すべて電話だと思うとゾッとします。
ホットペッパー掲載のデメリット2選
もちろん、デメリットもあります。
今回は、できるだけ手短にまとめますね。
1,掲載単価が上がり続けてしまう
一番集客力があるだけに、利用するサロン数が増え続けています。
ですので、当初3万円のプランで十分集客できていたとしても、徐々に、そのプランでの集客力が薄れていきます。
ですので、
3万、4万、6万、12万‥など。
基本、エンドレスです。
ホットペッパー上で上位表示させるため、掲載プランを上昇せざるを得ない状況に陥(おちい)るわけです。
これは怖いですよね。
ホットペッパー頼みは危険、経営基盤が脆いと言われる最大の理由はこれです。
掲載費のリアル
私のリアルな数字です。
2020年12月現在、ホットペッパーの利用歴4年になります。
当初3万、今6万と、その集客力に比べるというほどの額ではありません。一時は、12万まで上げましたが、コロナ以後の増客により、今は6万で間に合っています。
※上記すべて、税別の月額です。
コロナ禍における整体リラクゼーション業界の集客状況の変化について、以下のブログにまとめました。
2,比較され続ける
ホットペッパーを利用するということは、
・口コミ
・価格
・雰囲気
などなど、常に比較のテーブルに晒(さら)されるということです。
中でも、技術者として最も辛いのは、口コミでしょう。
お客様のすべてが、常識的な方ばかりではありません。
ときに、技術者をバカにするような失礼な方もいます。
ただ当然、誰であれ、口コミを書くことができます。
サロン側からしたら、誰にでも、口コミを書かれるおそれがあると言えます。
たしかに、ホットペッパーの口コミは、本当にお金を払って利用した方しか書くことができないものです。
その点、実際には利用せずとも、口コミを投稿できるGoogleなどとは異なります。
☆1、☆2が続けば、集客効果は下がるでしょう。
そして何より、常に口コミを書かれることを気にせざるを得ないため、萎縮感の中での仕事に、技術者としてのプライドが損なわれる歯がゆさがあります。
今は、ネット時代、口コミ時代です。
多少はしょうがないですが、ホットペッパーを利用するなら、口コミへの覚悟は必要になります。
ホットペッパー攻略の口コミ対策
とはいえ、そこまで心配することはありません。
実際、良い方の方が圧倒的に多いからです。
日本人の良識に感謝ですね(__)
良い口コミを集める具体的なコツは、指名のお客様、特に、毎週のように定期的に来店される常連指名の方に、こちらからお願いして、口コミを書いてもらうことです。
必ず、お願いしてください。
口コミ割引も有効ですが、定期利用される常連指名の方への、口コミお願いほど、確実なものはありません。
一度、書き方を覚えていただければ、以後、利用毎に☆5の口コミが自動的にいただけるわけです。
口コミを書くことは、とても面倒なことです。
よほど感動した時か、よほど不快な思いをした時か。
通常は、この2つの場合に限り、口コミが入るわけです。
そんな不安定で、運任せな口コミに任せっぱなしでは、危険です。
ホットペッパーを上手に利用する上で、口コミのお願いは必須スキルです。
常連指名の定期☆5が何名か入るようになれば、たまの☆1が入っても、時間の問題ですぐ薄まるため、さほど怖くありません。
☆1に固執しない
☆1、☆2に固執しないことです。
それより、☆5をいかに量産するかです。
そのためには、
✓ 常連指名へのお願い
✓ 口コミ割引
の2つは、有効かと思います!
まとめ
ホットペッパーは、悪ではありません。
むしろ、一度使ったら、二度と手放せなくなるほど、便利で強力な集客ツールです。
事実、今現在、私は、ホットペッパーなしでの経営を考えられません。
ただ、『集客の心臓をホットペッパーに握られている』ことはたしかです。
ゆくゆくは、チャージ、回数券などで出口を抑え、ホットペッパーなしでも回る仕組みづくりを整えたい。
そう思いつつ、4年が過ぎています。
また、新たな情報や対策など、お伝えしていきますね☆
おまけ〜営業さんについて
掲載エリア担当のホットペッパーの営業さんの感じが悪い方だと大変ですね。
幸いにも私は、良い方ばかりです。
『良い方ばかり』というのは、この4年の間に、エリア担当が4回位変わっているのです。
ですので、今の営業さんと合わない場合も、意外とすぐ変わるかもです☆