池大官Dr.インタビュー
韓国の医師免許・日本の医師免許
医師になる夢と、海外で長期滞在するという夢がありました。
まずは、韓国の医師免許を取得し、その後、軍医として3年間の兵役がありました。
兵役中、日中は忙しかったのですが、夕方以降は割と自由な時間がもらえました。
その自由な時間に、ゴルフの練習をする人、英語の勉強をする人、皆それぞれ自分自身ために時間を使っていました。
私は、兵役3年間を日本語の勉強と日本の医師免許国家試験の準備に使いました。
紆余曲折はありましたが、兵役を終える前に日本の医師資格を取得することができ、兵役が終わって間もない5日後、早速、渡日しました。
とにかく6ヶ月住んでみようと。外国人だから当然ハンディキャップはあると思いましたが、日本の医師として働き始めました。
自分なりに頑張った結果、周りが私に冷たかったり、患者さんが外国人の医師のことを嫌がったりする場合は未練を残さず韓国に帰ろうと思っていたのですが、周りの先生方々や患者さん方の優しさのお陰で、あまりにも居心地が良く、あっという間に8年が経ちました。
今は一時的に韓国に戻り、ジョン先生の元でさらなる技術習得中ですが、日本の皆様のお気遣いは今も忘れておりません。この場を借りて日本の皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。
形成外科医、そして美容外科医へ
盲目的に美容外科医になりたかったわけではなく、形成外科分野の顔の手術に強く興味を持ちました。
ただ、顔の術式のほとんどは保険適用外の自費診療であるため、保険診療中心の大学病院よりは、自費診療中心の美容外科に興味が向いていくことになりました。
あくまで、どこまでも形成外科医として、形成外科領域の一つである美容外科に従事しているといえばいいのでしょうか。
美容外科は、形成外科技術の延長上にあると覚えておいてください。
その過程に形成外科専門医となる努力も必要でした。
美容外科医となるには、本来、しっかりとした形成外科の専門教育を受けることが必要です。
ちなみに韓国のザプラスの医師たちも同じです。みんな韓国の形成外科の専門医であり、そのうち2人は医学博士まで習得しています。
ジョン先生との出会い
2017年参加した台湾の学会(International Chang Gung Aesthetic Conference)で、初めてジョン先生と出会いました。
当日ジョン先生は招待演者として参加されていました。
ジョン先生の神がかった技術を見て感動したのを覚えています。
当時は挨拶だけでしたが、その後も2018年初に参加した日本美容外科学会(JSAPS)や、韓国や日本の医師の技術講習会にて何度もお会いでき、技術だけではないジョン先生の魅力に引き寄せられ、気が付けば、ジョン先生の元へ弟子入りを決意していました。
韓国とか日本とか関係なく、ジョン先生やザプラスの方々に魅了されて…
ジョン先生の神がかった鼻手術は言うまでもありません。強く魅了されました。
そして、カウンセリング時の患者様に対しての真直ぐな対応に魅了されました。患者様の顔貌だけではなく、必要であれば、顔のCTや鼻の内視鏡分析まで行い、鼻の場合は耳鼻科領域も検討する等、健康面も考慮し、患者様を改善できる最適な術式を検討します。
話していると、当然のことのように聞こえますが、そうではない医院が多いのも事実です。
今後の目標や夢
世界の中で日本の医療技術は高く評価されています。美容医療も同じですが、特に最近10-15年の韓国の美容医療の躍進は私自身も驚きを隠せません。
そこで、韓国と日本両国の医師免許を取得していることを活かし、美容大国の韓国へ戻り、さらに現場の技術を習得し、日本人向けの術式をセレクトし、その技術を日本に広めることが直近の夢であり目標です。
現在、ザ・プラス形成外科・美容外科の日本院の来春開設に向けて準備を進めております。これから応援いただけると嬉しいです。
池大官Dr.経歴
2007年 韓国慶熙大学医学部卒業(Kyung Hee Univ.)
2014年 福島県立医科大学附属病院形成外科 専攻医
2014年 埼玉医科大学病院形成外科 助教
2015年 埼玉医科大学国際医療センター形成外科 助教
2016年 自治医科大学附属病院形成外科 助教
2020年 韓国ザ・プラス形成外科 入職
資格
韓国医師免許
日本医師免許
日本形成外科専門医
韓国形成外科専門医
日本形成外科学会正会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会正会員
日本整形外科学会正会員
韓国形成外科学会所正会員
米国形成外科学会(ASAPS)会員
国際美容外科学会(ISAPS)会員
取材編集MAKIKO