OKAMI企画×生駒里奈 あきた朗読おとぎ芝居 終演レポート
1.ご来場いただきありがとうございました。
改めまして、ご来場いただいたみなさま、気にかけていただいたみなさま、キャスト・スタッフのみなさま、会場として利用させていただいた文化交流館カダーレのみなさま、発酵小路田屋のみなさま、ご協賛いただきました各企業様、本企画にご協力いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。
恵まれた創作環境のおかげで、始動から約半年という驚きのスピード感で、あきた朗読おとぎ芝居『辰子姫』を上演、そして無事に終演を迎えることが出来ました。ハラハラ、ドキドキし続けていたので、今更ながら、ようやくホッとしております。
こちらにいただいたご感想をまとめてみました。⇩
劇場の外にも波及していく企画をすることができた。秋田で育てる演劇プロジェクト、演劇を通して何ができるのか、確かな一歩。
2.秋田という土壌(演劇的な)
昨年の企画「たんとかだっていってけれ」では、作り手側の未来を感じることが出来た。演劇を生み出していく(いきたいと思う)方たちの存在そのものと、それらの存在が抱える潜在的な熱量の有無は大きい。僕が秋田で活動しようがしまいが、そも作り手とその思いがなければ演劇という、膨大な手間暇とコミュニケーションが発生するものは生まれようがない。
先日行ったワークショップでも、演劇が好きな高校生たちが専門的な大学に進学するんだという話をしていて、僕は本当に嬉しかった。こんな世代が秋田に帰ってきてくれたときに、まだまだ若者に負けるか!と一緒に作品をつくれる環境を目指したい。
ちょっと脱線したけれど、作り手だけがいれば演劇は成立するのか、という問いについて考えてみる。そんな寂しいことがあるだろうか、と思う。きっかけはなんでもいい、劇場に足を運んでもらうために何ができるのか。劇場に閉じこもるの、とってももったいないなって思い様々思案した結果、新たな景色が見えてきた。これを機に秋田に来てみたとか秋田に帰ってきてみたとか、そんな方々もいた。きっかけはなんでもいい、こうして秋田を訪れ、秋田を楽しむ方がいる、それが本当に嬉しいことじゃないか。ちょっと光が見えてきたんじゃないか。この積み重ねを頑張りたい。
劇場の外にどう影響するかも含めての企画を進化させていく。あくまでも、僕ひとりでは到底無理なことで、たくさんの方にご助言いただいたことをちゃんと書いておく。多謝。
そして秋田には数多くの物語があるのもまたこれからの楽しみ。どんな作品を立ち上げていこうか。どの地域に行こうか。物語そのものがリアルに語られる場としても、秋田の未来へ繋がるような取り組みになっていくと良いなと思う。それこそ、子どもたちむけにだとか。物語の登場人物になってもらうことだって、楽しそうだね。
演劇の可能性を閉ざさず、わずかな光でも、陽のあたる方へ。境界なんてものは、案外自分で勝手につくっちゃったりしていて、鍵をかけてるのも自分だったりして、悩みは尽きぬ。
3.秋田で育てる演劇プロジェクト
「秋田で育てる演劇プロジェクト」、秋田育演ということについて、再び考えてみた。今回を終えてみて、秋田という土地で、演劇というものの可能性を押し広げていくということなんじゃないかと感じている。個人的には近頃センセーショナルな話題、消滅可能性都市へどう向き合うかを考えている。
https://www.sakigake.jp/news/article/20240524AK0017/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
僕が演劇を通じてできることはなんだろう。
秋田の物語を未来へつなぐことと再認識すること
関係する人を増やす
秋田の産業を発信する
うーん、これぐらいだろうか。まだまだあるだろうな。秋田の方々に利用されるくらいの心意気で頑張りたい。
その上で、やっぱり作り手たちとも協働していきたいという思いがあります。昨年のような企画、「たんとかだっていってけれvol.2」的な何か。これは何度も言っていることなんですが、秋田に暮らす人でした生まれえないものが絶対あるんですよね。その先に、もし同じ方向を向いてくれる方がいるなら、一緒につくりたいですね。面白い人たちがひしめき合ってる場なので、俳優としてはほんとに楽しみにしている。
4.あきた朗読おとぎ芝居、夏の陣!
千穐楽でもお話しましたが8月にあきた朗読おとぎ芝居の第二弾を携えて帰省します。8月9〜11日とだけ。これだけでもメモっていただけたら幸い。場所、そして内容も早くお伝えできるように動いておりますので続報をお待ち下さいませ。何かと協働する、していくために、ひとつずつ課題をクリアして、楽しんでもらえる企画を秋田で行います。へば、またお会いする日まで、健やかにお過ごしくださいませ。
広報ゆりほんじょう(湊市長のコラムにて感想が!)
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