続々1995年10月10日発売(やっと曲の感想)
「FIELD OF VIEW Ⅰ」 (ZAIN RECORDS)
バンドFIELD OF VIEWの1stアルバムが95年10月10日に発売された。
95年5月15日にドラマ主題歌「君がいたから」でデビューし、7月24日に発売したポカリスエットのCM曲「突然」がミリオンヒット。この2曲を含めた1stアルバム。
(U-ya Asaoka Official Websiteより)
関連記事を2本も書いておきながら曲についてまだ触れないって何、と思うが、聴き続けて30年近く(驚愕の年月!)のため、書こうとするといろいろ出てくるのは致し方ない。
感想を書くのが難しいが、せっかくなので書いてみる。感想や思い出が諸々ごちゃ混ぜで、左ナナメ下からのヘンな視点が顔を出しますが、お気になさらず。
歌詞は歌詞カードから引用する。
1 セピア
1stシングル「君がいたから」のカップリング。キラキラしたイントロが印象的。わ「セピア」キター!となる。後奏のギターが良いなぁ。浅岡さんの歌い方が棒になる直前て感じで良い。
2 突然
サビ頭でイントロはない。
浅岡さんのブレス音から始まる。
普通は入れない音なのだろうが、この一息に歌が始まる直前の緊張感が現れていて、逆にそれがイントロの代わりになっているように感じる。ブレス音がないと何だか物足りないと思う程に。
3 恋が愛に変わってゆくまでに
改めて歌詞を読んだら驚きの発見をした。
ここ、「惹かれる」じゃなくて「魅かれる」が
使われている!
「DANDAN心魅かれてく」(96年)と同じ表記!
偶然?でもこの表記は独特だと思うし、Beingでは「魅かれる」を使うのが慣例だったのかな。
どの曲も浅岡さんの声には笑顔が入っていると思うが、特にこの曲で歌ってる時は楽しくて笑顔なんだろうな、と意識した。
歌詞カードでは3曲目の次はメンバー紹介の頁。
スーツではない浅岡さんと小田さんの写真が掲載。2人ともギターを抱えている。
浅岡さんが下を向いていて顔が全然見えないんだけど、なぜ…。グレンチェックパンツと黒い靴の組み合わせがかっこいい。
4 きっと離れていても
「突然」のカップリング。
「想いの全て 言葉には出来ないね」の歌い方と声が好き。浅岡さんにしては低めの声なのが良い。
1stアルバムにこの言葉を入れたんだ…と28年後に気付く。当時はなんか唐突に入ってるなと思ってたけど、今回気付いて感動した。決意表明を入れたんだなぁ。
この時から、28年後の今も変わらず歌い続けてるよ!これからも!
5 THINK OF MYSELF
恋愛ものではない歌詞なので、受験生は共感甚だしいことこの上なかった。
そう!自分だけ漠然と過ごしていて置いてけぼりになった気分だった。最後は「ゆっくりと歩いてゆこう」だけど、そうは言っていられない現実だったな。
6 迷わないで
内容は恋愛だけれど「迷わないで いつでも君のそばにいるから」という歌詞と浅岡さんの優しい歌声で随分励まされた。
学生時代、試験前にタイトルと浅岡さんの名前を書いた紙を寮の机に貼ってたら、後輩に若干引かれた思い出(上杉鷹山公の名言、為せば成る…も並べて毛筆で書いたせいに違いない)
おかげで試験には合格した。
7 Moon Light
某お菓子を思い出すタイトルだけど、アルバム内唯一のマイナー曲で失恋の歌詞のため甘くない。ビルの隙間から冷たく輝く月の光をイメージする、都会的な曲。
8 とまどいの季節
爽やか度と青春感がすごい。当時から、アニメ「スラムダンク」ぽいなぁと思ってた曲。
別の頁で語ってます。
8曲目の次はドラム小橋さんとキーボード安部さんの紹介頁。小橋アニキが満面の笑み!この頃から素敵な笑顔だなぁ。
他のメンバーは笑顔の写真がなく、下を向いて表情が見えない写真が多い。最終ページの浅岡さんがちょっと笑ってるけど。そういう演出だったのかな?
9 明日のために
最後の「さよなら告げてゆこう」を一音ずつ区切って歌ってるところが好きだな。全体的にロングトーンが多めで、特に最後のロングトーンが美しい。
10 君がいたから
最後にこの曲をもってくるのが、より感動を呼ぶ。壮大な曲はトリにふさわしい。
チューブラーベルがのど自慢の鐘以外で使われているのを初めて意識した曲かも。この音色と浅岡さんの声の相性がすごく良いのは、楽器の音に負けない声だからだな。
今回、改めて認識した事。
浅岡さんが8曲も歌詞を書いていた!
今更!遅!
歌詞カード見てたんだけどな。見るだけで観察してなかったて事か。
作る側を意識できるのは、その立場を選べる大人に成長してから、なのかも。