優しさは曲の中にも
浅岡雄也さんと馬場一嘉さんのユニット、ユヤックストバビックスのライブ(vol.37、38)が10月15日(土)に開催された。一部と二部の構成で、配信で参加。
特に印象に残った曲の感想を書いておこう。
「君と歩きたい」
何度かライブで披露していて、次のシングルになる予定。
特に今回の演奏では、ユージン・スミスの写真「楽園へのあゆみ」を思い浮かべた。
出典:Tokyo Museum Collection(https://collection.topmuseum.jp/Publish/detailPage/32284)
写真の2人は兄妹で、暗い木立の中から明るい方へと歩いている。明るい方=希望と解釈して、希望に向かっている2人の姿が曲のイメージに合っているなと。(写真の解釈はタイトルを含めて多々あるようですが、筆者は今回こう思う、という事で)
「Life is beautiful
君となら行ける世界を見たいだけ」
この部分で特にそう思った。馬場さんのコーラスも素晴らしく、とても感動的。
シンプルな演奏だからこそ、歌と声が作り出す世界観に希望が見出だせたのかな。
(発売前のため、歌詞表記は筆者が書き起こしたもの)
「星のかけらを探しに行こう」
馬場さんの出世作、と浅岡さんが曲紹介。
99年に発売された福耳のシングル(タイトルは「星のかけらを探しに行こう Agein」)で、当時は本当によく流れていたなあ。
ユヤバビで初めて馬場さん作曲と知りました。当時は制作者までは気にしてなかったんだなー。今はちゃんと気にして見ています。
初出は杏子さんのアルバムで、作詞も杏子さん。
「星のかけら」から、柊あおい先生の漫画『星の瞳のシルエット』を思い出すのは仕方ない。
世代ゆえ!
主人公は幼い頃に出会った男の子から「星のかけら」をもらい、思い出と共に大切にしていて…という粗すぎるあらすじですみません。(気になる方は読んでみてください)。少女漫画だけど、今読むと意外にドロドロだ…と思う。
とてもロマンチックな歌詞、という事が言いたかったのです。「青いシリウス」が出て来て、漫画にも「シリウス」が出てくる!と共通点を発見して嬉しい。
ユヤバビ版は馬場さんと浅岡さんでパートを分けてハモリもあり。前半は馬場さんが高音で歌い、後半は浅岡さんが低音で歌うのも面白い。
曲の感想というより、曲を聞いて書きたいと思った事を書いてみました(いつも?)。