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グレーと黒に各種取り揃えております。

スーツのお話です。

2024年5月18日、19日に新宿ReNYでFIELD OF VIEWの29thAnniversary Liveが開催されました(以下、バンド名はFOVと略す)。

95年デビュー、02年解散、20年にボーカル浅岡雄也さん、ドラム小橋琢人さんの2人でふわっと再活動している中、24年の今年、ギター小田孝さんが加わり、3人での活動から目が離せません。

FOVと言えばスーツ姿の4人組好青年のバンド!というイメージが確立されています(少なくとも筆者の中では)。

あれから22 年。
彼らも立派な大人になりましたが相変わらず
スーツ姿が素敵です!

ということで、勝手に両日のスーツチェック、
行ってみよう!

リアルタイムとアーカイブどちらも配信あり。
しかも、KORGの高画質高音質LiveExtremeでの配信なので、そこ見る?なかなり細かいところまで見ている左斜め下の独特目線が出て来ますが、熱く語ってるなあ、という生温かい目で見守っていただけると幸いです。

ついでに服の歴史に詳しい訳でもない、単なるスーツ好き素人の感想なのでお見苦しい点が多々あります、と付け加えておきます。


18日(配信)

浅岡さんのグレーのスーツ、チェンジポケットがある!
しかも、ベストが襟付き!襟付きベスト!
(2回言った)
ジャケットからベストが覗いているだけでも
キャー!なのに、更にベストが襟付きって!
ギャー!ってなりますよこれは。
若者の三揃いも良いけど、大人の三揃いも良いんだよ!と力説。ベストに襟付きなのが、更に良き。ベストもポケットがあるし。

配信始まったばっかりなのに、こんなにギャー!って落ち着かないのも珍しいけど、仕方ない。
だってカッコいいんだもん。

黒いシャツにネクタイはシルバーに細かい白いドット柄。かなり細かいドットだけど良く見える。高画質すごいな。

ポケットチーフもグレー、だけど縁が黒い。
そーゆーとこね!ジャケット、シャツと色を合わせてくるのがお洒落なんだよな。
ジャケットはサイドベンツですね、良いですね。時折見える裏地はブルーか。
ピークドラペルはフォーマル度が高くて好きだけど、個人的にはノッチドラペルの方がより好きだな。このスーツだとラペル幅がちょっと太めなので、浅岡さんの年代だとより貫禄が出て見えちゃう気がするんだよな。大人のスーツ姿が良い!と言っておきながら、だけど。


小橋さん、グレーと黒のツートンカラーのスーツでおしゃれ〜。

左腕と上のラペルの色がグレー。結構大胆な切り替えだけど、色合いが落ち着いているせいかそれほど派手には見えないな。

シャツではなく黒いハイネックのカットソー合わせと思われるが、それなのにカジュアルにならないってご本人の持つ雰囲気が上品だからなんだろうなぁ。
ラペルピンが大ぶりで素敵。着けているのはラペルからポケットにかけてなので、ネクタイがない代わりの装飾品としての役割は充分果たしている。ポケットチーフは黒にラメかな。


22年ぶりに戻って来たギターの小田さん。
黒いスーツに黒いシャツ、白いネクタイにネクタイピン。今回のライブのチラシ写真と同じ装いかな。
姿全体が細いなぁ。ジャケットのラペルも細めだし、ネクタイも細めだから余計に縦に細く見える。フラップ仕舞ってますね。


ベース徳永暁人さん。
黒いジャケットにノーネクタイのシャツ。
ジャケットにチェンジポケットあり!高画質配信、よく見えるなあ。通常は影になってあまり見えない部分なのだ(どこ見てんだ、って話だが)。

全員が黒を基調にしていて、そこに浅岡さんがグレーのスーツという色合わせ。


19日(現地と配信)

浅岡さんは黒い三揃いのスーツ。
現地で見た時、左のラペルの一部が白いのは、細長い何かを付けているのか?と思ったのだが。
配信で確認すると、フラワーホールのステッチの色が白なのか!
へえ〜、こういう風に見えるんだ。
更に更に、袖のボタンホールも1つだけ白いステッチ!ボタンも4つの重ねボタンだし!

うわ…。これすごいオシャレでカッコいい!

こういう遊びができるのって、オーダースーツならではだなあ。良いなあ。ついでに袖は本切羽なのかなどうなのかな(って細かいとこ気になるがさすがに高画質でもそこまでは分からない)。

黒いスーツなのにステッチの色に白を合わせるとこが、控えめなんだか目立ってるんだか、って感じで好きだなあ。
フラワーホールに何も付けていなくても、ステッチだけで華やかな印象になるし。

そしてポケットチーフも白で合わせている。このポケットチーフ、すごく立体的な折り方だ。きっちり折山が出ていて、布の重なり具合が何とも言えず良いんだな。

そんでもってジャケットのチェンジポケット。
これもまた、スーツの好きな部位。
元来、小銭や切符を入れるための小さなポケットだが、現在はほぼ飾りと化しているため、通常はなくても良い。
が、筆者的にはあってほしい。
単純に、あるとカッコいいから。
FOVの着ていたスーツもチェンジポケットが付いているものが多かったな。

ジャケットの後ろがサイドベンツなのもまた良いよね。裾の翻り方がエレガントに見える。
黒いジャケットに黒いベストだから一瞬目立たないんだけど、5つボタンでやっぱり素敵。
ネクタイは黒1色だと思ったら、黒にグレーの大きめのドット柄が入っているのか。

この日の髪型の方が好きだな。スーツの色が違うから印象が変わるというのもあるかも知れない(生で見てカッコよかった!てフィルターもあったりなかったり?)。


小橋さんは上のラペルだけがグレーで全体が黒いジャケット。ノッチドラペル好きなんだよな。

ボタンが包みボタンだし!丸っこくてかわいいなぁ。袖のボタンまで包みボタンだ。

ポケットチーフもグレーで、ネクタイが白と黒の千鳥格子って。千鳥格子が大きいから派手だけど、他の色が落ち着いているから華美になりすぎない。

あ、パンツに側章がある!
ラペルの色と側章が同じ色。ちょっと王室附属の音楽隊の制服みたいでかっこいいなー。

浅岡さん、小田さんと比べるとジャケットの丈が少し短い。座って演奏する際に邪魔にならないように短めなのかも。

この短さのジャケットならば、サイドベンツよりもセンターベントの方がバランスが良いのか。
ふむふむ(サイドベンツ派だけどこういうセンターベントならば大歓迎)。

元々スタイルが良い方ですが、ジャケットが短いと益々脚が長く見える。

本当に、スーツでドラム演奏って腕を使うから窮屈そうだけど、小橋さんはとっても優雅な演奏姿。いつ見ても腕の動きが自然で柔らかくて流麗なのだ。

20年近く前に初めてライブで見た時、演奏する姿と動きがあまりに流麗すぎて鳥肌が立ちました。スローモーションで見えてたから。それくらい強烈な印象を持っていて未だに覚えている。

フラップを仕舞っているところも良いなあ。
屋内ではフラップを仕舞い、屋外では出すのが正式とされているのですが、どっちも好きです。チェンジポケットのあるなしってフラップが出ている方が分かりやすいし(そういう理由か?!)

前日のスーツとお揃いっぽい雰囲気があって好き。


小田さんは黒いスーツに白いシャツに黒いネクタイ。ネクタイは黒一色だけどキラキラしたラメが入ってるかな。

白いポケットチーフ。浅岡さんのとは違って、しっかり折るのではなく、ふわっと入れている感じ。
このスーツが単に黒じゃなくて、ストライプの織り柄が入っているスーツだったんだ。高画質配信、ありがとう。

ちなみに浅岡さんの黒いスーツの生地には織り柄は入っていない。

マニピュレータのハナさんは左前身頃が白、右前身頃が黒でボタンが黒のシャツ。
おしゃれだなぁ。
ギター森本さんは左前身頃が黒、右前身頃がグレーでボタンが白のシャツ。おしゃれだなぁ。
ハナさんと森本さんのお二人は双子コーデだったようで。
すごいかわいい!
こういうとこお揃いにしようって考えて実行してくれるのがかわいいし、バンドの一員としてライブでどう魅せるか、を考えていてくれるんだなぁと思って嬉しい。

森本さんは右腕だけジャケットの袖を捲っていた。演奏する際に邪魔にならないようにしているのだろう。うっかりするとギターに袖のボタンを引っ掛けそうだしね。腕まくりしていると、やるぜっ!て気合いが感じられるし、演奏中の不安要素を極力減らして、ミスなく全力で演奏したいという気持ちが伝わって来る。

対する小田さんは、ジャケットの袖は捲くらずにそのまま演奏。よく見ると袖のボタンが楽器に触れないようにしているようだ。これは長年のスーツ姿の演奏で染み付いた職人技みたいなものかなあ。
森本さんもスーツの袖を捲くらずギター演奏する技術、習得して欲しいかも(手首が出てるのが良い!と思う向きもあると充分承知してますが)。

浅岡さん、小田さんが白シャツに黒系ネクタイでキリッと爽やか。皆さんが全体的に黒を基調としているが、白が入ることでより爽やかさが出る。


ライブでやらないと暴動が起こるシングルがある、と浅岡さんは言っていたけど、ライブでスーツ姿じゃなかった場合も暴動が起きますからー!(ごく一部で)