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父と私と仕送りのおもいで。

本棚をみれば、その人の頭の中がわかるって、よく言うよね~7bookcoverchallenge3日目~

さて、三日目です。

夕暮れ時になってしまったので、早速本題にいきましょう。

約束/石田衣良


元々小、中学生のころにはじめて

「うつくしい子ども」

という石田衣良さんの作品を読んでから、

わたしは作家・石田衣良の大ファンでして。

それこそ一日目の作品のエピソードではないですが、

地元図書館に石田衣良さんの新作が入るたびに読み漁り、

ほぼ全制覇をしておりました。

IWGPシリーズがつづくわ、つづくわ、、、。

でも、持っているのはこの本だけという

なんとも矛盾した状態。


実はこの本、

父が私にプレゼントとしてくれた、唯一の本

なのです。


父とは大人になるまで、

まともに趣味の話なんかをしたことがなくて、

もちろん学生時代、

私が石田衣良を好きだったということも

知らなかったはずなんです。


でも18のとき、

私が単身北海道に渡っていた期間に、

父が仕送りの中にそっとこの本を混ぜて送ってくれたのでした。

その時添えられていた手紙には

「今話題になっている本なんですよ」

なんてことが

たしか書いてあって、

ただの偶然だったにしろ、

私にとってはなんというか、

本屋で父がこの本を手にとったのは偶然ではないような

そんな運命を感じたりしたのでした。


いくら断捨離をしようと、

部屋の掃除をしようと

この本だけは

ずっと持ち続けようって

そう思っています。

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