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大孤独時代の標本

世は大孤独時代である。

外にも出られず、未来の先通しも立たず、「コロナが終わったら、」がテンプレートみたいに会話の最後に付け足されるような毎日の中で、SNSなんて覗こうものなら、こんな状態でも楽しそうに過ごしている友人たちの姿をみてハァとため息をつきたくなる人もいるだろう。

自分でも休みの日に家から出なければ、交わす会話なんてせいぜい向かいのアパートに住んでいるおばあさんと洗濯物を干しながら、天気の話をするくらいのものだ。

フランスの哲学者、ロラン・バルトが著書の「明るい部屋」で「人生とは、小さな孤独の数々から成り立っているのだ」とか書いていたけど、これでもかと顔を出してくる孤独たちに辟易してしまうこともある。

そんな日常で、にゅっと頭をもたげてくる孤独たちを、逆にこちらから虫取り網持った少年時代さながらの勢いで追いかけ回して捕まえて見ようかと思った。

蝶の標本、ならぬ孤独の標本である。

今回は一部だけだが、まだまだ集めていこうと思う。

そして偉そうに自慢しちゃったり。え、それかっこいいなって?いいでしょーあげないよ?って。

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