上手いキッズダンサーの親の共通点
最近のキッズダンサーはめちゃくちゃ上手いですよね。僕はダンスバトルが好きでよく行くのでいろんなキッズダンサーを見ます。長く現場に出続けてると、始めたばかりの子から世界レベルの子まで色んな子供たちとその保護者の方々と仲良くなります。今日は僕目線で感じたキッズダンサーと保護者の違いのお話です。
あと僕の言葉に少しでも説得力を持たせるためにもう一つ付け加えると、僕の生徒(当時小1か2)もダンス歴2年で地方予選を準優勝して全国大会に出場しました。笑
さてさて、最近のキッズダンサーは上手すぎて大人でも当たり前のように負けます。笑
でもどうしてうちの子は…
って思ってる親御さんいるんじゃないですか?
我が子にスターになってもらいたい!優勝してほしい!高い月謝払ってるんだから!などなどいろんな思いがあると思います。
だからってレッスン増やさなきゃ!自主練メニュー組まなきゃ!一日〇時間練習させなきゃ!と躍起になってませんか?その方法も上手くなりますが、トップレベルまでは行けません。1つ決定的な違いが生まれます。
それは「自分で考える力、決断する力、行動力」です。上記のやり方もメンタルが強くなりスキルも伸びますが、わかりやすく言うと
ブラック企業の社畜みたいな脳みそになります。
ではどんな育て方がいいのかを説明する前に僕が今まで見てきたひどい母親たちを何パターンかご紹介致します。
1.「褒めない」
1発目から酷いですね。生みの親に否定されるって子供からしたらダメージデカすぎます。いつかほめてもらえると信じて、ママの笑顔が見たいが一心で、もしくはママに逆らえないから子供達はひたすら頑張ります。
先生に褒められるよりお母さんに褒めてもらう方が100倍良い笑顔しますよ子供って。
間違っても子供の前で「うちの子は全然ダメで〜」とか言わないようにしましょう。
2.「練習メニューを親が決める」
これはよく聞く話ですがダンス歴0秒の人が組んだメニューで誰が上手くなるのでしょうか。
子供にメニュー組ませれば子供は自分で出来るメニューを組みます。絶望的な内容をやらせて満足するのは保護者だけです。
あと頭使わなくなるので頭悪くなります。実践して実感してまた考え直してを繰り返すことで心も頭も成長し、ダンスに活きます。
3.「他の子と比べる」
1と似てますが比較対象を出す事によってダメージが更に増します。「あの子のアレがすごい!あんたもアレやりなさい!」とか言いまくってたら自己肯定力が0になり、個性も可能性も潰れます。
特にオーディション形式の予選なんて「いかに爪痕を残すか」がカギになるのであれこれやらせすぎた芯ブレブレのダンスは間違いなく予選落ちです。
大事なのは必要なことをやらせるのではなく「本人がやりたいこと」をやらせることです。
4.「即興で踊ってる時の音の取り方までダメ出し」
1番引きました。
ダンスバトルは即興のダンスで競います。どんな音がかかるかわからなければ踊る本人もどんな踊りになるか、どんな音の取り方をするのか踊るまでわかりません。当たり前です。去年バトル会場でウォーミングアップがわりに踊ってる子に母親らしい女性が
「そこはドンドンッドンでしょ!」って言ってました。僕がこの子の立場だったらダンス辞めてます。間違いなく。笑
1つのステップを複数人に教えて全く同じになることはありません。見え方捉え方、骨格や可動域も違うので同じなはずがないのです。
心当たりがある方は「世界に一つだけの花」を聞きながら深呼吸して反省してください。笑
なんか挙げたらキリなさそうなのでこの辺にしておきますが、共通してるのは親が自分のエゴを押し付けてるんですよね。
ポケモン育てる感覚で子供にダンスさせてるんでしょうか?
しっかり良いところを見つけて褒めてください。
我が子のいいところなんて親ならいくらでも言えるはずです。
なんでも幅広くこなしちゃうスーパーキッズが多い昨今、子の個性を爆伸びさせて一点を強化させた方が目立ちますよ。
では最強キッズダンサーの親たちは子供にどんな指導をしているのでしょうか?
めちゃくちゃ気になりますよね?
正解って子供の数だけ存在するけど必ず共通点が1つあります。
それは
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