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記憶の型 がある
記憶の型、みたいなものがあって
その欠片のようなキーに触れると、
断片的反応が来るように思われる
わたしの場合では
何か出てこようとするものが、あるいは制止しようとするものが、
身体を通して、泣くように表出される
(ここで再会は新しく幾度も創出されるように
後から
後から
少しずつ
考える)
型として、
自分が誕生するために自分の死があった、神経が初めて知った衝撃があって、その時に音が鳴るように、始めて何かを感じるように、引き継がれたものからの死を知った、裏返すと、引継ぐまでは感知しないでただ意図のためにそうした事が、産み落とされ中から返って見て初めて悲しみに似たようなものとして感じられ意味づけされ、大事なものに成立した、理解された。
そしてそれは、後からやはり、掘り出され、彫り出され、新しく書き入れられ、形づけ方向づけられ、刷新していき、鳴り響こうとする。
また、欠片、断片に触れる度、涙となる。
思い出されない記憶が、
確かなものとして強固になり、燃えている。
ずっと alive である。
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