見出し画像

リーダーの「想像力」がチームを成功に導く


年末のビッグイベントが間近に迫り、
細部を詰めているところ。

投げられたボールは
その日のうちに投げ返していますが、

次から次へとやるべきことが表れてきて
終わりがなかなか見えません。

ですが毎日少しずつ前進している感覚
を楽しんでいます。

昨今の状況により、
前例を覆さざるをえないことばかり。

去年までの常識が
全く通用しなくなりました。

だからこそ新しい取り組みがうまれ、
新しい成果につながったり、

暗中模索のゼロスタートに
まあまぁ苦労しつつも、

あたらしい知識やスキルが
確実に積み上がっていく感覚

メンタルを支えてくれます。

成長感」を得られるからこそ
折れずに前に進めるというものです。

・とりあえずやっとけ、のこっち側と向こう側
・運用でカバー
・情報共有と帰属意識、一体感

イベントに限りませんが、

この3点は仕事をするうえで
いつも意識していること。

プロジェクトごとに結成されるチーム
においては特に、

日常的にコミュニケーションをとっていない人も
メンバーに加わるため、

意思疎通がうまくいかないことは
けっこう多い。

日本人は往々にして
「阿吽の呼吸」という概念が前面にでやすく、

皆まで言っちゃうと
「KY(空気が読めない)」という評価をおそれて

コミュニケーション不足に陥りやすい。

普段からよく話す人なら、
その性格や意思決定基準まで

なんとなく想像できますが

めったに話さない人は
そうはいきません。


■とりあえず作っちゃおう!

この「とりあえず」は、

ときに勇気をあたえ、
ときに惨事を招きます。

うまくいくかどうか、
何かが好転するかどうか、

迷っているときにリーダーが
「やっちゃおう、責任はオレが取るから」

といってくれたら
チームのモチベーションは活性化します。

ファーストチェス理論よろしく、

30分迷って下す決断と、
5秒で下す決断に大差はありません。

であるならば、

鶴の一声の「やっちゃえ」は
成功を招き寄せる可能性を感じさせます。


ところが結果の成否は、

リーダーの「こっち側と向こう側」が
整理されているかによって大きく揺れ動きます。

こっち側は「ビジョン」
向こう側は「アクション

川上の戦略が、
川下の戦術に一貫性と整合性をもたらすかどうか。

ここが見えていなければ

「何のためにやるの?」
「それ、誰得?」

という疑問が発せられたとき、
リーダーの返答は詰まってしまうでしょう。

「とりあえずやっとけ」は
戦略と戦術をつなげるシステム。

全体構想が不透明なのに、
なんでもかんでもシステムでつなげようとすると、

システムが逆に
重荷になるかもしれません。


■そんなとき

運用でカバーしよう
という声なき声が聞こえてくるわけですが、

言うまでもなくこれは
問題の先送り」です。

とりあえずシステムつくって、
あとは現場でナントカしてもらおう

ではあまりにも無責任。

良かれと思ったシステムによって、
プロジェクトの進行が止められて、

メンバーの時間と稼働が奪われて、
リーダーの自己満足のためになるだけだなんて

やっぱり御免です。


■情報共有やコミュニケーションも、

上述したような問題点を
解消するか、もしくは大きくしてしまうのか。

人間同士がぶつかるわけなので、
意見が合わないことも当然あって、

人の気持ちを慮ることなく、
人の陣地にぐいぐい入ってくる人もいます。

リーダーはそんな状況を
いかにマネジメントできるかに腐心すべき。

「なぜこの人は強引なのか?」

その背後にある、
その人の状況を想像できれば

こちら側の気持ちを抑えることができ、
チームの感情をケアすることもできるはずです。


■まとめると

リーダーは
想像力」がなければ務まりません。

表面的なことだけで

良し悪しをすみやかに判断してしまう人は
けっこういますが、

それはリーダーの不安の表われ
でもあります。

世間の目、チームの目を気にして、
視野狭窄になって

急ぎ、必死に
モグラたたきを始めてしまう。

モグラはたたけば引っ込みますが、

それが本質的な解決にならないことは
火を見るよりも明らかです。

モグラがパカパカ出てくる
原因を想像して、

ヒューマンエラーを指摘するのではなく、
システムエラーを疑って、

エラーの背後を洞察して、
部分ではなく全体をみて、

チームをマネジメントしていかなければなりません。
自戒を込めて。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




いいなと思ったら応援しよう!