toiro knitwear
僕が「高橋ニット株式会社」と一緒に運営しているニットブランド「toiro knitwear」を紹介する資料を作っているので、その下書き的なものをここにアップしておきます。
雪国・新潟生まれの「防寒の知恵」。
日本最大のニット産地・新潟県五泉市の工場ブランド「toiro knitwear」。年間20万着を生産する工場・高橋ニット株式会社の独自ラインから生まれたアイテムは「構えずに着れる国産ニット」をイメージし、過剰な技術や装飾を削ぎ落としている。年齡も性別も捉われず、ワードローブに溶け込み、十人十色の着回しが楽しめる。そんなニットを目指しています。
ものづくり日本の最高峰にある工場の、熟練職人たちの手によって丁寧に作られるtoiro knitwearのアイテムは、どれも「タッチのいい素材」「丁寧な縫製」「着回ししやすいデザイン」であり、第一線のトップブランドのニット商品に引けを取らない品質を誇ります。
それが、なぜ1万円代前半〜2万円代半ばの価格帯を実現しているのか。その理由はシンプルです。何も特別なことではなく、ただ「流通に乗せることなく、広告費を一切かけていないから」です。
購入できるのは、9月〜11月に開催する「POP UP STORE」、そして、自社運営の通販サイトだけ。つまり、ほとんど全てが直販。生産者からユーザーに直接、届けているので中間マージンが発生しない。大量に生産していないので、流通に乗せる必要がありません。だから、大量に販売するための広告コストも掛ける必要がありません。
毎シーズン、完売する前提で「生産数」と「販売価格」を算出しているから、余剰在庫を抱えることもなく、マーケティングやプロモーションに経費も時間も割くことなく、生産者の得意分野である「品質の向上」だけに注力しています。
toiro knitwearは、徹底的に素材にこだわった良質のニットを、バランスの取れた価格帯でユーザーに提供し続けることに誇りを持っています。このブランドが継続するために必要なのは、有名になることではなく、一定数のファンからの熱烈な支持だと考えています。そのファンの声を毎年、カタチにし続けることで、ブランドが成熟していくことがオーガニックな取り組みではないでしょうか。
2013年の秋からスタートした小さなブランドが、お陰様で、リピーターも増え続け、毎年、新作のリリースを楽しみに待っていれています。気がつけば、少しつづ、生産数も増え、通販サイトから出荷する地域も広がり続けています。
ニットは「日々を豊かにしてくれる衣服」であると、私たちは信じています。洗濯しにくいし、引っ掛けたら簡単に穴が開いてしまう。ガシガシと着続けたら、毛玉が出来たり縒れてしまう。しかし、だからこそ、気にかけて、丁寧に扱い、大切に着ようと長く付き合える。そういう一着こそが、暮らしを豊かにしてくれるのではないでしょうか。
四季が豊かな日本で暮らす私たちは、季節の移り変わりを衣服を通して実感することが出来ます。だからこそ、ニットは、軽やかで柔らかく、肌になじみ、着心地のいいものである必要があります。
繊細な日本人の感覚にフィットする、肌ざわり。カットと縫製が生み出す、ストレスのない着心地。60年以上の長きに渡って積み上げてきた生産工場の知識と技術を注ぎ込んだシンプルなニットたち。それが、toiro knitwearです。
雪国から生まれた防寒の知恵に、都市生活のエッセンスを加えてデザインしました。十人十色のニット暮らしを彩るための、国産ニットの新しいチャレンジです。興味が湧いたら、WEBを見てみてください。気になったら、POP UP STOREに来てみてください。試着してみてください。お待ちしています。
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