はじめての松葉杖
今日からnoteを本名で書いてみることにしました。
いままでの記事は築地本願寺に関することだけを書いてきましたが、本名で発信することもそろそろやってみたいな、と思い、切り替えてみました。
もちろん、築地本願寺のことも綴っていきます。大したことを書かない(書けない)ですが、改めてどうぞよろしくお願いいたします。
足りていたものが、足りなくなった
12/2の夜に怪我をして、翌日から松葉杖を使っています。
医師に「救急車を呼ぶレベル」とコメントされたものの大した怪我ではないので、病院から提案されたときには「大げさだな」と感じました。が、実際にあると歩行が楽になり、おそるおそる使い始めました。
病院から車に向かう途中、初めて松葉杖を使って一人で歩きました。
横断歩道を渡るのが、怖い怖い。青になった途端に渡り始められるように1回見送っても、それでも時間切れ。最後の数歩は赤信号に変わりました。急ぐこともできず、ドキドキしながら、オタオタと渡り終えました。
クラクションを鳴らされず、本当に良かった。松葉杖を持っていることは、「私は早く歩けませんよ」というエクスキューズの意味もあるんだな、と実感しました。
普段なら何のためらいもなく早歩きで渡っていた横断歩道が、「自分の歩ける速さと信号が切り替わる時間を猛スピードで計算しながら、勇気を出して攻略する」、まったく別モノの存在になりました。
そして、今まで十分足りていた青信号の時間が、足りなくなってしまった。できること・できていたことと、できなくなってしまったことの境目を感じる、印象的な出来事でした。ショックのような、あきらめのような、不思議な感情。まだ言語化できません。うーん。
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