自分の「足」が想定外をたくさん連れてきた話(2022年のまとめ)
今年もfilamentさんのアドベントカレンダーに参加させていただきます。
昨年のエントリー:
今年の正月、築地本願寺での初詣で、「今年はフルスイングしてみよう」と決めました。やりたかったことを先延ばしせず、動く。これがテーマです。
体力がもたなかったり、うまくいかなかったり、何度か停滞した時期もありましたが、ちょっと濃い1年になりました。そして12月の今、当初想像しなかった面白い状態にいます。
特によかったな、と思うことをざっと挙げてみます。
(娘の乳歯がやっと抜けた、などの家庭内ほっこりエピソードを除きます)
1)防災士の資格を取った
読んで覚えるタイプの学びは大人になって初めてでした。勉強が楽しくてハイになったのも久しぶりです。AEDを使った救助活動やがけ崩れの予兆の見分け方、長時間圧迫されてた方を自分たちで救出していいかどうかの見分け方(参考)など、実践的な知識を学べたのも良かった。
この勉強・研修を受ける人が増えると何かが変わるんじゃないかな?と本気で思っています。興味ある人はなんでも聞いてください。ぜひ受講しましょう。
2)副業を始めて個人事業主になった
ご縁があって、本業と全く違う、映画に関係するお仕事を始めました。(出演はしてないです)
本業での知見が生かせたり、逆に副業でのインプットが本業やプライベートの部分に良いエッセンスになり、この状態がとても気に入っています。
3)年間30回くらい観劇した
「コロナで上演中止が相次ぐ・スケジュールが合わない・チケットが取れない」3重苦にめげず、全国各地、息を吐くように劇場に通いました。
人気のチケットを手に入れ観劇するには、決断力と仕事・家庭・金銭・体調・時間、諸々の調整スキルが必要です。まさしくフルスイング。ぐるぐる回すことで、これは訓練であり、仕事にも役立つかもしれないと思うようになりました。(これはぜひ別立てで書きたい)
4)PRを勉強
夜間講座で数回完結のかたちで、PRについて学びました。PR視点を持てた!とはまだまだ言えませんが、概念や事例を学べてとても良かったです。ニュースや報道を見るのが楽しくなりました。提出課題は恥ずかしいくらいに毎回劣等生でしたが、その後の意識が変わった機会でした。
5)被災地に(やっと)行けた
2011年から「福島になにか還元できる仕事がしたい」と思っていたのですが、「今更何が出来るだろう?」となかなか勇気やタイミングが作れませんでした。今年は5月と11月、双葉や南相馬など被害の大きかった浜通りに行くことができました。自分の気持ちが整理でき、何がしたいのかクリアになってきたように思います。福島で頑張ってる、強くて素敵な人たちとの出会いは、刺激になりました。
……仕事と家のことでいっぱいいっぱいだった例年に比べると、結構変化のあった1年だったのではないかと思います。
そして生まれた、想定外のぐるぐる
加えて、状況次第で「会いに行ける」ときは、画面越しではなくて直接会うことを重視した1年でした。
いつもと違う行動が、思いがけず新しい人や企業やサービスなどに繋がりました。そして一定量それがたまってくると、予想外のことが起きました。
知人に人を紹介してもらったり、紹介してもらった人にまた人を紹介してもらったり、取り組みが何かにつながったり、予想外のとんでもないものに繋がったり、びっくりするようなサイクルがぐるぐる回りだしたのです。
ここ最近のヒットは、同僚M太郎さんが私の推しアプリの開発者と偶然知り合ったその日その場所に、奇跡的に私も立ち会い、そのままの勢いでその方と会うことができた、夢のような一件でしょうか……
最初の紹介者から5回(!)紹介のバトンが続いて、今年一番心に残る仕事に繋がったこともあります。
仕事もプライベートもごちゃまぜの、奇妙で面白いぐるぐるでした。
画面越しではなくて自分の足で
そして面白いことに、たとえ短時間であっても、足を運んで行くこと・人と会うことを起点にすると、そのぐるぐるは濃いものになりました。
(※感染対策はちゃんとしてます)
画面越しではなく対面でお話したほうがどうやらうまくいく、と薄々気づいていましたが、1から生まれた繋がりよりも、2を経て生まれた繋がりのほうがブーストが早いです。そして、思いもよらない確変が起こる確率も高い。
オンラインの良さをちゃんと使いつつ、ここぞというときにはちゃんと自分の足を使うことが、想定外の何かを運んでくれると体感しました。
何かのゲームみたいで、楽しいです。来年もまた、想定外の何かを楽しみにしながら、新しい挑戦をしてみたいと思います。
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