収入別!住宅ローンの借入目安
住宅購入の際に欠かせない住宅ローン。一体いくら借りられるのか、疑問に思う方も多いはず。
そこで、この記事では、世帯年収別の住宅ローンの利用割合や目安を詳しく解説します。
低収入でも審査に通過するための秘訣も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
いくらまで借りられるのか
住宅ローンを借りる際は、いくらまで借りられるのかを知ることが大切です。
一般的に、住宅ローンの借入額は、年収の5~7倍が目安とされています。しかし、これはあくまでも一つの指標であり、実際の借入額は、あなたの収入、資産、そして返済計画によって大きく左右されます。
年収別のおおよその借入目安を以下の表にまとめました。
【注意】 上記はあくまで目安です。実際の借入額は、金融機関の審査基準や、物件の価格、金利によって変動します。
低収入でも住宅ローンは利用できる?
「収入が少ないから、マイホームは諦めるしかない…」と悩んでいる方もいるかもしれません。しかし、諦めるのはまだ早いです。
以下のポイントを押さえることで、低収入でも住宅ローンを利用できる可能性は十分にあります。
・低価格物件の検討
新築ではなく中古物件や建売住宅など、価格を抑えた物件を探してみましょう。
・借入希望額の最小化
どうしても欲しい設備や広さがある場合は、少し我慢して、本当に必要なものだけに絞り込むことで、借入額を減らすことができます。
・自己資金の準備
頭金として多めに用意することで、借入額を減らし、審査に通りやすくなります。
住宅ローンは、人生で最も大きな買い物の一つです。無理のない範囲で返済計画を立て、後悔のないマイホーム選びをしてください。
また、住宅ローンは、金融機関によって金利や条件が異なります。複数の金融機関を比較検討したり、専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談したりすることもおすすめです。
住宅ローン収入倍率とは?
住宅を購入する際、住宅ローンは大きな資金となるため、計画的な返済が重要です。しかし、返済額が大きすぎると、生活が圧迫され、最悪の場合、住宅ローン破綻につながるリスクも。
そこで、今回は「住宅ローン収入倍率」に注目し、無理なく住宅ローンを組むための賢い借り入れの目安について解説します。
住宅ローン収入倍率とは、簡単に言うと、あなたの年収に対して、住宅ローンの年間返済額がどれくらいの割合を占めているかを示す指標です。
一般的に、この倍率が5~7倍を超えると、返済が厳しくなるといわれています。
住宅ローンの返済負担率
返済負担率とは、年収に対する住宅ローンの返済額の割合のことです。一般的に、返済負担率は35%以下に抑えることが望ましいとされています。
しかし、現実には返済負担率が35%を超えている世帯も少なくありません。住宅金融支援機構の調査によると、2024年4月時点の調査で、返済負担率が35%を超える世帯は10.8%に達しています。
年収の20~35%程度を返済額に充てた場合の月々の返済額の目安
住宅ローンを組む際には、返済負担率を十分に検討することが重要です。
返済負担率が高すぎる場合は、借り入れ額を減らす、返済期間を延ばす、頭金を入れるなど、返済負担を軽減するための対策を検討しましょう。
借入目安を検討する際のポイント
マイホームの購入は、人生最大の買い物の一つです。住宅ローンを組む際には、無理のない返済計画を立てることが大切です。
1. 返済能力をしっかり把握しよう
毎月の返済額は収入の25%以内が目安
年収500万円の場合、月々の返済額は10.5万円が目安です。ただし、将来のライフプランの変化も考慮し、余裕を持った返済計画を立てることをおすすめします。
また、住宅ローン以外にも、食費、光熱費、通信費など、さまざまな支出があります。これらの支出も考慮して、無理のない返済計画を立てましょう。
2. 住宅価格とのバランス
希望の住宅価格と借入額の関係
住宅価格が高額になれば、それだけ多くの金額を借り入れなければなりません。無理のない範囲で、希望の住宅価格を設定しましょう。
また、住宅購入時に自己資金として支払う頭金は、多ければ多いほど有利です。頭金が多ければ、それだけ借入額が減り、返済期間も短縮できます。
3. 金利の種類と返済計画
変動金利と固定金利
変動金利は金利が変動するため、将来の金利上昇リスクがあります。将来的に金利が上昇する可能性も考慮し、返済計画を立てましょう。
一方、固定金利は金利が固定されるため、金利上昇の心配はありません。
4. 審査を通過するために
収入だけでなく、勤続年数や信用情報も重要
安定した収入と信用情報があれば、低収入でも住宅ローン審査に通る可能性があります。
また、各金融機関の審査基準は異なります。複数の金融機関に相談し、自分に合った住宅ローンを選びましょう。
住宅ローンは、長い期間にわたって返済していくものです。無理のない返済計画を立て、安心してマイホームライフを送れるようにしましょう。
自己資金を多く用意することの重要性
住宅ローンを組む際、自己資金を多額に用意することは、より有利な条件で住宅を取得するために非常に重要です。
自己資金が多いほど、借入額が減少し、毎月の返済額を軽減できるだけでなく、金利面でも優遇される可能性が高まります。
自己資金を調達する方法はさまざまです。
・貯蓄
毎月一定額を積み立てたり、高金利の定期預金や投資信託を利用したりすることで、着実に資金を増やせます。
・ボーナス
年末調整や賞与を住宅資金に充てることで、短期間でまとまった資金を調達できます。
・投資
株式や不動産など、長期的な視点で資産運用を行うことで、複利効果による資産の増殖が期待できます。
・相続・贈与
親族からの相続や贈与を活用することで、まとまった資金を調達できるケースもあります。
・退職金
退職時に受け取る退職金を住宅資金に充てることで、大きな資金調達の助けになります。
・資産売却
車や不動産など、不要な資産を売却することで、一時的にまとまった資金を得られます。
自己資金をしっかりと準備することで、より安定した住宅ローン返済計画を立てることができます。
住宅ローン選びで後悔しないために
住宅ローンは、人生設計を大きく左右する重要な選択です。
返済額は年収の20〜35%程度が目安ですが、将来のライフプランや金利変動などを考慮し、無理のない返済計画を立てることが不可欠です。
住宅ローンは、人生最大の借金となる可能性も。安易な決断は避け、専門家であるファイナンシャルプランナーに相談し、自分にとって最適なプランを見つけましょう。
『THE FUN house』では、ファイナンシャルプランナーにアドバイスが受けられる「家づくり相談会」を随時行っています。
具体的な資金計画から、住宅ローンの選び方まで、丁寧にアドバイスいたします。まずはお気軽にご相談ください。
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