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【EDH】《夢の巣のルールス》100枚解説(Ver.240915)【第5期関西帝王戦】

2024年9月15日時点の統率者《夢の巣のルールス》の100枚解説です。「第5期関西帝王戦統率者」に参加した際のデッキリストです。参戦レポートは別記事をご覧ください。

晴れる屋様の「第9期統率者神決定戦」の結果を筆者なりに考察し、《ルールス》にフィードバックしてみました。
今回の記事では、前回の100枚解説記事(2024年6月30日の広島統率者祭り)から入れ替わったカードの解説に主眼を置いています。
継続して採用しているカードの中で、筆者の認識(印象)が変わったカードについては「100枚解説」の項目で解説しています。


【デッキの構築方針等について】

筆者なりに「第9期統率者神決定戦」のベスト12デッキリストを考察し、前回の構築から「全体除去」と「アドバンテージ源」を増やすことにしました。
そのため2024年06月30日の100枚解説の構築と比べると「前のめりさ」は弱くなりましたが、ミッドレンジ以降のゲームレンジになっても戦えるように意識したつもりです。
(意識していることと、実現できているかは別問題ですが…)

採用している勝ち手段は、以前の100枚解説時(2024年6月30日投稿)と変わらず以下の2つです。
①「サルベイジャーコンボ」の無限マナからの《歩行バリスタ》または《Lodestone Bauble》。
②《法務官の掌握》で対戦相手の《タッサの神託者》を奪っての特殊勝利。

【新規採用したカード/8枚】

《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》
「第9期神決」のデッキリストで採用率が高かったことと、アドバンテージ源として《ネクロポーテンス》を採用したため、《ネクロ》を活かす《出現領域》をサーチする手段として採用しました。

《不屈の解体者/Dauntless Dismantler》
「第9期神決」で採用率が高かったので、置物対策の枠として《聖戦士の奇襲兵》と入れ替えました。

《毒の濁流/Toxic Deluge》
「第9期神決」のデッキリストを筆者なりに考察したところ、黒の濃い統率者では全体除去を2枚以上は採用しているように思ったので採用しました。

《ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation》
《ルールス》で《有翼の叡智、ナドゥ》、《浄火の戦術家、デリーヴィー》などの対戦相手を想定したとき、除去枠に採用するカードは《剣を鍬に》よりも《ダークスティールの突然変異》の方が強いのではないかと考え採用しました。しかし、《剣を鍬に》でよかったと思います。

《ネクロポーテンス/Necropotence》
アドバンテージ源として採用。
筆者はこれまでcEDHにおける《ネクロ》は2枚目の《むかつき》と考えていました。つまり「大きなコストと引き換えに、瞬間的に大量のアドバンテージを生むカード」という認識です。そのため前回の100枚解説の時には、その役割は《むかつき》だけで十分だと考えて不採用にしました。
しかし「第9期神決」で、《ネクロ》をターンを跨いで起動しているプレイを見て、今更ながら「小さなコストと引き換えに、継続的に少量のアドバンテージを生むカード」としても使えることに気づきました。

《攪乱のフルート/Disruptor Flute》
「第9期神決」の【ログ/テヴェ】のデッキリストで採用されているのを見て《一時の猶予》と入れ替えました。

《出現領域/Emergence Zone》
《ネクロポーテンス》を採用したので、こちらも一緒に採用しました。

《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
「第9期神決」のデッキリストで採用率が高かったので、《皇国の地、永岩城》と入れ替えました。

【不採用にしたカード/8枚】

《臓物の予見者/Viscera Seer》
良いカードですが《雨ざらしの旅人》と入れ替え。

《聖戦士の奇襲兵/Cathar Commando》
前回の100枚解説で書いた通り今回は不採用。置物対策カードですが、「第9期神決」のデッキリストにはもちろん不採用ですし、他のcEDHのデッキリストでもほとんど見かけないです。ちなみに、置物対策カードとしては《不屈の解体者》を採用。

《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《ダークスティールの突然変異》と入れ替えましたが、《剣を鍬に》のままでよかったと思います。

《一時の猶予/Reprieve》
筆者的には好きなカードなのですが、「第9期神決」の【ログ/テヴェ】のデッキリストを見て《攪乱のフルート》と入れ替えました。

《写本裁断機/Codex Shredder》
前回の100枚解説で書いた通り今回は不採用。アドバンテージ源としては1枚のカードパワーが強い《ネクロポーテンス》を採用しました。

《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
良いカードですが、単純に枠が無かったので不採用にしました。

《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire》
全体除去を増やしたこともあり、除去として使える土地より色マナの安定性を重視して《風変わりな果樹園》と入れ替えました。

《爆発域/Blast Zone》
良いカードですが、《出現領域》と入れ替えました。

【100枚解説】

【統率者/1枚】

《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》

【クリーチャー/16枚】

《歩行バリスタ/Walking Ballista》
《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》
《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》
《ギラプールの希望/Hope of Ghirapur》
対話拒否カード。《ルールス》で使い回すこともでき、今の構築だと《ラザケシュ》の能力のコストにもなるので採用しています。しかし、能力を起動するのに1ターン回さなければいけないので、出した時に何かしらの仕事をするカードと入れ替えた方がいいかもしれないです。
《オズワルド・フィドルベンダー/Oswald Fiddlebender》
《ディープ・ノームの地形術師/Deep Gnome Terramancer》
前回の構築で採用してから継続して採用。cEDHでは筆者が思っていた以上に土地を伸ばしてくれるカードでした。「平地」タイプを持つ土地の採用枚数を再考する必要があるかもしれません。
《オグマの文書管理人/Archivist of Oghma》
《不屈の解体者/Dauntless Dismantler》
《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》
《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
《闇の腹心/Dark Confidant》
黒の定番アドバンテージ確保カードであり、今の構築だと《ラザケシュ》の能力のコストにもなりますが、場に出た時に仕事をしないことと、1ターン(1回り)に1枚しかアドバンテージを生まないため、採用を継続するか悩んでいるカードです。
《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》
《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》
《敵対工作員/Opposition Agent》
《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》
《穢れた血、ラザケシュ/Razaketh, the Foulblooded》

【インスタント/14枚】

《沈黙/Silence》
《オアリムの詠唱/Orim's Chant》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《汚物の雨/Rain of Filth》
《弱者選別/Culling the Weak》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《納墓/Entomb》
《中断/Abeyance》
《失せろ/Get Lost》
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
《汚れた契約/Tainted Pact》
《致命的なはしゃぎ回り/Deadly Rollick》
《むかつき/Ad Nauseam》

【ソーサリー/10枚】

《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《再活性/Reanimate》
《発掘/Unearth》
前回の100枚解説の時には「サルベイジャーコンボに到達するためのコンボルートパーツの数増しとして採用」と解説しました。しかし、しばらく使ってみた感触としては、デッキに採用している多くのクリーチャーをリアニメイトできる点と、教示者等でライブラリーの一番上に置いたカードをサイクリングですぐにドローできる点から、非常に使い勝手が良いカードだと認識を改めました。
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《悪魔の意図/Diabolic Intent》
《無名の墓/Unmarked Grave》
《陽気な哀歌/Lively Dirge》
前回の100枚解説で今後の採用は検討すべきだと解説しましたが、やはり《納墓》系カードは枚数が欲しかったため継続して採用しました。
《毒の濁流/Toxic Deluge》
《放射性降下物/Nuclear Fallout》
前回の100枚解説で「《ルールス》と相性が良さそうなので《毒の濁流》と入れ替えで試験的に採用」と解説しましたが、思った通り《ルールス》と相性が良かったです。
《法務官の掌握/Praetor's Grasp》

【エンチャント/5枚】

《ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation》
《剣を鍬に》と入れ替えで採用しましたが、《剣を鍬に》の方が良かったと思います。
《動く死体/Animate Dead》
《Dance of the Dead》
《不死のさざ波/Ripples of Undeath》
思った通り活躍してくれているので、今の構築方針ならほぼ固定枠です。
《ネクロポーテンス/Necropotence》

【アーティファクト/9枚】

《ウルザのガラクタ/Urza's Bauble》
《ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble》
《Lodestone Bauble》
《妖術師のガラクタ/Conjurer's Bauble》
《苛立たしいガラクタ/Vexing Bauble》
他の《ガラクタ》系カードと同じく《ルールス》で使い回してアドバンテージを稼ぐのはもちろん、《ウルザの物語》や《オズワルド・フィドルベンダー》でサーチでき、ピッチコストの妨害を止めてくれるので筆者的には《ルールス》の勝率を上げてくれているという認識。
しかし「第9期神決」のデッキリストをはじめ、cEDHではあまり見かけないので筆者の認識が間違っている気がしてます。
《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》
《防御の光網/Defense Grid》
《攪乱のフルート/Disruptor Flute》
《一つの指輪/The One Ring》

【マナアーティファクト/16枚】

《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《モックス・アンバー/Mox Amber》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《金属モックス/Chrome Mox》
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》

《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》

《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《友なる石/Fellwar Stone》
《聖列のタリスマン/Talisman of Hierarchy》

《彩色の星/Chromatic Star》
《彩色の宝球/Chromatic Sphere》

【土地/29枚】

《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》

《Scrubland》
《神無き祭殿/Godless Shrine》
《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
《勝者の大霊堂/Vault of Champions》
《無声開拓地/Silent Clearing》
《陽光昇りの小道/Brightclimb Pathway》/《恐怖昇りの小道/Grimclimb Pathway》

《薄暗い裏通り/Shadowy Backstreet》
《真鍮の都/City of Brass》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《統率の塔/Command Tower》

《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
《英雄の公有地/Plaza of Heroes》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》

《ウルザの物語/Urza's Saga》
《出現領域/Emergence Zone》
《平地/Plains》(1枚)
《沼/Swamp》
(1枚)
《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
(1枚)

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