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劇走江戸鴉〜チャリンコ傾奇組〜 感想

⚠️ネタバレあり。全て個人の感想&解釈です。

HiHi Jets 橋本涼さんのお顔に惚れ、おたくをしています。21-22カウコン出の新規です。
人生における観劇経験は両手で収まるぐらい。ここまでガッツリの時代物は初めて見ました。
どの作品でも基本自担定点で見ます、そしてある程度レポを読んで観劇しています。

ざっくりあらすじ

元禄時代(1688年-1704年)の江戸(東京)でのお話。
橋本涼さん演じる 雁金弾七 が率いる江戸の荒くれ者「江戸鴉」が、色々あって同心(今で言う警察官)の手下である井上瑞稀さん演じる 布袋数右衛門 と仲間になり、共に悪事を働く人たちに立ち向かい、己の正義を貫くために生きていくお話。

悪いことばっかりしてた江戸鴉たちが警察官みたいな存在になって逆に悪いことしてる人を捕まえたりするよ ということですね。

殺陣はもちろん、喧嘩シーンあり、自転車に乗り、ダンスもあり、恋愛あり、青春(仲間との絆)あり、宙乗りもあり、その他も色々詰まっているので、1幕90分、2幕60分と長めの作品だと思いますが、個人的にはあっという間に感じました。

一幕

ギラギラ光るデコチャリに乗って江戸鴉4人が登場。はしもとさんは左足を自転車にかけてます。ヤンキーぽさ全開でたまらん。
喧嘩シーンというか殴り合い、かなり良いです。
仲間の平兵衛が肺病(結核かな?)を患っていて、喧嘩中に発作のような症状がでてしまうのですが、俺に任せろ的なことを言って喧嘩を1人で引き受けます。仲間思いの弾七様とても素敵です。 この後はしみずで戦います。ここで!弾七が「てめぇなかなかやるじゃねえか」と言うのですが、お顔がはいぱー良いのに加えて、言い方とか何もかもかっこよくて心臓がきゅっとなります。同心とその手先達に囲まれ、捕まってしまうのですがここの囲まれた時の顔が好きです。

捕まって縄をかけられている弾七、今までやってきた悪事から自分はもう処刑されると思っているので、投げやりというか生きることを諦めているような表情をします。「さっさとこの首落とせよ」なんて言っちゃったりして!江戸鴉の悪事を見逃すから同心の手先になれと交渉されたときの「は???」みたいなお顔が心の底からブチ切れていていいです。
数右衛門と庄九郎が喧嘩をする事になると、明らかにわたわたし始める弾七、「今は俺の手下やってるけど、、、実は先輩なんだよ」と数右衛門に言うのがめちゃくちゃ可愛いです。マジ先輩だもんね!微笑ましいです。2人を止めようと「喧嘩はやめようよぉ」(かわいい声)って言ったりします。めちゃくちゃ可愛いです。あざとぶりっ子感。
庄九郎が言い出しっぺになり、かたぎ?の証に根性焼きをします。それを見た弾七、キラキラした目で「面白そう!俺もやる」と言って根性焼きした後、数右衛門にこれいてぇ!!!なんでこんな事やったんだ、馬鹿ってやつか?みたいな会話をするのですが、もう全てが可愛いです。

お露と弾七が2人で話すシーン、作品通して全体的にめろいです。声も話し方も優しい。お露ちゃんにはずっと優しい弾七様…めろめろめろ

同心の手先となり、悪事を働く人たちを捕まえに来た江戸鴉たち。十手を持ち、協力して戦う姿がとてもかっこいいです。剣とはまた違う十手の捌き方が素敵。
無事に捕まえた後、瓦版(新聞記者さん)の方に江戸鴉が取材されるのですが、仟右衛門が次は空を飛ぶチャリを作ると宣言します。この時に仟右衛門と平兵衛が「飛びます飛びます🎶」と可愛くやってるんですが、こっそり弾七もやってます。可愛すぎる。街の人達にきゃーきゃー言われてもどこか冷たい感じ(慣れてないのと恥ずかしい気持ちがあるのかな?分かりません)ですが、ここほんと可愛い。

江戸鴉と数右衛門と同心の手先の皆での訓練?シーン、十手持って踊るとこです。群舞。某冬帝劇を思い出しました。ここで弾七さん、側転します。私が見に行った時は片手側転(もう片方の手はかつらを抑えてます)してたけど、両手で側転する日もあるみたいです。

お銀と平兵衛の2人もだいすき〜お露ちゃんと弾七の2人とは違った温もりと優しさがたまらない、絶対幸せになろうね、って毎度思う。

次の任務(悪党 野田藤を退治)が終わったら十手を返し江戸鴉を抜けたいと打ち明ける弾七、やりたい事があると皆に言うのですが、平兵衛が間髪入れずに「ホストか?」と聞くのが面白い。弾七の返し方も公演によってちょっとずつ違います。「植木屋だ」と答える弾七、みんなにやいのやいの言われてミニコントが始まります。ここもアドリブで平兵衛か仟右衛門のどちらかが植木屋さんの弾七の元に植木を買いに行きます。回収しきれなくて庄九郎が謝ったり大きめの独り言を言ったり…ちょっと人相の悪い植木屋さんの弾七も見所です。ここから本編に戻る時、笑いを堪えきれずに素に戻ってたりしていて可愛いです。橋本涼から弾七に切り替えようと頑張ってます。
頭の自分が抜けるからここでけじめをつけたいと言う弾七、ここから3人にぼこぼこにされます。痛そう。よたよたと見届け人になった数右衛門のもとに倒れ込む弾七。ここ膝枕です。はしみず膝枕。私の幻覚じゃないよ。

景気のいい音楽が流れ始めると、きたきたきたきたー!ってなりますよね。シャンコする弾七、まじで夢かと思った。自担のシャンコあまりにも良すぎて口角ぶち上がりました。マスク付けてないとやばい人になる。
平ちゃん&弾ちゃんコールだったけど違う日もあるのかな?
デカシャンパンボトル、直瓶、ぷはぁーっ!て言う、まじでめろい以外の何物でもない。飲んだ後はより酔っ払ってる感じの口調と千鳥足気味になってて、心の中で手叩きながら最高ー!って叫んでます。たまらん。紅子と話す時ちゃんと酔っ払いの話し方なの!伝わりますか???ここの話し方ほんと好き。まさか自担のシャンコ見れるなんてね…生きていて良かった〜な瞬間です。最高。
この後はそれぞれ男女ペアでダンスだけど、ここの踊りも好きです。音楽も明るくて良い。弾七は紅子さんと踊ります。
平兵衛がお銀にプロポーズする時、階段の下でシャンパン抱えて(本当に可愛い)涙ぐんだり、仟右衛門と話したり、黒服さんに絡んだりなんたりしてます。お露ちゃんが女郎をしていたことが皆にバレて、走って出ていくのですが、ここの追いかける弾七さま本当に……セリフ無しで弾七さんの心情を表していて良いです。紅子のお店のシーン、全部最高なので瞬きしたくないです。1秒も見逃したくないよね。

「お前のことが愛しかった」なーんて言ってくる弾七、リアコにもほどがあります!!!雷を怖がるお露ちゃんを抱きしめて寝る弾七様…めろい…そりゃお露ちゃんも好きになりますよね、そりゃそう。好きにならない方が難しい。
「まだ命があったらまた会いに来てもいいか?」の声色も言い方も何もかも優しい。お露ちゃんと喋る時はずっと優しい。

江戸鴉で集まって、弾七に「俺たちは生きよう、そして夢を叶えよう」と言うシーン。平兵衛がアドリブで弾七になって欲しい職業を言います。この日は「保護者キラーの保育士」でした。これはこれで良いな〜。毎公演絶妙な職業を言ってくれるのでとても楽しみ。弾七の反応も可愛い。ほんわかした雰囲気から、「そろそろ行くか」の弾七の一言で空気が一転します。締まる。痺れます。

悪党 野田藤を退治するため屋敷に突撃した江戸鴉4名、後を追って数右衛門たちも攻め込む予定でしたが、奉行からのお許しが出ません。奉行と野田藤は裏で繋がっており、今回の突撃も江戸鴉たちが勝手にやった事、4人だけであれば野田藤たちが始末してくれるだろうと言い放ちます。江戸鴉の絆もしかり、弾七とお露ちゃん、平兵衛とお銀のことなど色々見てきた観客の心の中(なんだお前ら!結局金かよ!)を数右衛門が代弁してくれます。代弁どころか、かなり怒ってます。個人的な見どころ。「俺が行くまで持ち堪えてくれ」「死ぬ時は俺も一緒だ」夢ですか?ほんとに。数右衛門が弾七たちに宛てて言います。かっこよすぎ。

江戸鴉たちが客席内を歩きながら、野田藤を探します。ここもアドリブ多め、弾七、庄九郎、平兵衛はそれぞれお客さんに話しかけます。仟右衛門は後で合流します。「野田藤さんいますか〜?」と客席に問いかけたり、割と自由にやってます。降りる通路は固定だけど、話しかける列数は固定じゃなさそう。2.3メートル先に自担がいてあまりの輝きでチラチラ見ることしか出来なかった…後悔。この日は野田藤さんが「野田藤ってどう考えても男だろ!女性にばっかり話しかけて!」と怒りながら登場、ここら辺もアドリブ入れてきたりしてるみたいですね。
ここで江戸鴉たちは奉行に裏切られたことを知ります。
通路で少し殺陣(野田藤の手先と戦います)してから舞台にあがり、野田藤一家を殲滅すべく戦いが始まります。

遅れて数右衛門が登場し戦いに加わりますが、ここで平兵衛の発作が起きてしまいます。
「お前らは逃げろ 殿(しんがり)は俺が打つ」と全てを引き受けるつもりの弾七、数右衛門はすかさず「俺は残る、残ってお前と戦うぞ」「お前だけを死なせねえよ」と言います。
「お前とことん馬鹿だな」の弾七、「お前と同じだ死ぬんじゃないぞ」の数右衛門、「お前もな!」の弾七、ここで2人は背中合わせ、全てが致死量です。椅子に座ってたけどひっくり返りそうになった。あわあわあわ…いやちょっとさすがに量が多い、量が。はしみずを浴びすぎました。
オタクが泡吹いてる間に、弾七と数右衛門の2人は野田藤の手下をとりあえず退治して、お家を燃やして逃げます。「この先は地獄だ」と弾七、「戦うぞ、俺はお前と戦うぞ」の数右衛門。ちょっと被せ気味に言ってたんですが、それが数右衛門の意志の強さが出てて良いなと思いました。

ここで一幕終了。
この時点で約4,000文字(長?!)なので一旦区切ります。

とりあえずこれを。

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