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【最終報告書】360度メディアを活用して、半年間で新しい仕事を生み出せるのか?

残念ながら今回は指定企画の目標達成ならず、となりました。とはいえこの半年間で目指す「新しい働き方」に大きな変化・成果があり、もちろん指定企画での成果もありました。

今回の最終報告書では指定企画に関して、成果と失敗した部分について記します。

◆今回の成果は?

① 和歌山WS参加
7月に開催されたワークショップでACTUALさんとチームの皆さんとお会いし、技術レクチャーに参加。360度メディアの特性を踏まえたレクチャーを受けたことで撮影へのハードルが下がり、撮影が楽しくなりました。

WS中の写真がなかったので、和歌山市駅の写真

チームの皆さん、ACTUALの皆さんは映像・音楽が好きなかたが多く、話が盛り上がりとても楽しかったです。

② 360°カメラ、WHERENESSの使い方

360°カメラの特性をわかった上で撮影に臨むことが重要。ポイントを踏まえPhotoshopの修正やWHERENESSでの絵を想像できるかが決め手です。

のちに壊れることになる Insta360 X3

私自身360°メディアの特性を上手に生かしたコンテンツの考えがしっくりきていなかったのですが、こうした特性を踏まえると現実性のあるアイデアが浮かんできます。

③ 企画書・営業の重要性

今回「新しい仕事を生み出す」がひとつのポイントだったため、ターゲットを決め収益化を図らねばなりません。

コミュニティ内で企画書の書き方を学ぶ機会もありました。日ごろは特定の人の企画書や営業方法にしか触れないため、ほかの方のアイデアや進め方を知り、非常に勉強になりました。

企画書の内容はこちらの中間報告に!

④ 指定企画皆さんのアイデア、創造性に刺激を受けた

ここが最大の成果です。みなさん年齢も住む地域も職業も、バックグラウンドもバラバラで、自分では考えもしなかった知見やアイデアを知ることができました。

この部分だけでも、じゅうぶん今回の企画に参加した意義があったと思えるほど。その一方で私がどれだけ皆さんに何か共有できただろうかと思うと、心苦しい部分でもありますが…

◆失敗した部分は?

① スケジュールの見通しが甘かった

スタート前半いきなり大きく体調を崩したため、後半で集中するつもりでしたが、そうはいかず…

去年私が初めて「あたらぼ(指定企画・海外ワーケーション)」に参加した理由は、働き方を変えたかった、生き方を変えたかったからなのですが、まさにそのステージが大きく変わる出来事がこの時期に起こりました

実は11月から国際協力・教育関連の仕事に就き、個人事業主として新しいスタートを切りました。8月後半から退職交渉や準備のため奔走し、11月も怒涛の日々を過ごしました。

言い訳になってしまいますが、指定企画は気になりつつ、手が回らないまま日々が過ぎ行きました。

ですが奇しくも、去年参加した海外ワーケーション時の目標の行動指針3つ

①向かいたいゴールに進むためのキャリアチェンジをする
②「稼ぐ」こと
③働く環境(誰とどう働くか)

と、昨年の中間報告で述べた

・動画案件獲得
・国内旅行業務取扱管理者試験合格
・英語以外の言語習得(韓国語)
・渡韓

を2024年中に達成することができました。現在の仕事は広報関連業務も行っているので、前年度に立てた目標はほぼ全て達成できたといえます。

今期(4期)あたらぼの「3年後の未来を考える〜ACT LOCAL〜」についても、考えるだけでなく、現実的なスタートを踏み出せました。

半年間の活動を振り返ると、奇跡的な内容と結果です。ただ「指定企画」としてみると、目に見える結果を出せなかった理由は、今後のため頭に置いておきたいところです。

② 企画段階での精査が甘かった

私は地域の観光協会の協力を得て、収益化できないか検討。実はちょうどこのプロジェクトを考え出した頃、私が撮影を予定していた地域でデジタルアーカイブのプロポーザル案件を見つけたのです。(ただ申し込みはとっくに過ぎていました)

募集のかかっていた案件を獲得には予算・技術・規模的にも難しかったですが、こうした話に興味を持つ下地があると考えました。実際に感触も良かったですが、私の出だしが遅かったこともあり、形にすることができませんでした。

もう一つ課題を挙げるとすると、関連の窓口が多く誰がキーマンかわからずじまいだったこと。過疎の広域エリアというのは連携しているようで、実際はそうでないケースがしばしばあります。

よほどのルーティン業務でなければ、担当者ですら自分が担当なのか、もしくは誰が担当なの知らない(単に前例がない)ということが発生します。

小規模自治体や地域を巻き込んで何かしようという場合、よほどネームバリューがある企業や活動に熱心な自治体でない限り、中長期で人間関係を構築し、キーマンを見つけ巻き込むことが重要だと感じました。

指定企画メンバーのいろいろな収益化方法(サブスクやアプリなど)を感心しながら聞いていました。収益化の方法もしっかり考えるべきでした。

③ 機材管理が甘かった

ここは致命的なミスです。片道2時間半かけて向かった撮影先で、電源を入れるも、360°カメラが起動しない。あらゆる方法を試すもダメ。どうしていいかわからず、持っていた普通のカメラで静止画撮影し帰ってきました。

出発前に動作確認ぐらいすべきだったのに、慌てているときはこういうことが起きるものです。

その後メーカーに問い合わせたり、電話を掛けたりした結果、修理ということでカメラを送り出し、手元に戻ったのは翌11月中旬。修理と言いつつ新品が返ってきましたが。

発表のある11月に間に合うはずもなく、今回の指定企画を完結することはできませんでした。

◆さいごに

今回の指定企画で作品を完成できなかったことが一番の心残りです。しかし私がテーマにしている地域での撮影はこれまでも行ってきたので、今後も続けていきます。

新しい仕事に変わったタイミングで、自分自身も周囲の環境も劇的に変化しました。まだその環境に慣れきっていないですが、ようやく手に入れた「新しい働き方」を気に入っています。

今後は新しい仕事をしっかり深めて貢献できる仕事をするとともに、もうひとつ自分の軸となる仕事を作り、将来的に2軸でバランスをとっていきたいと考えています。

なぜ2軸かというと、そういう人が実際近くにいて、そのバランスのとり方がすごく良いと感じたから。どっちも追うのではなく、バランスをとることでうまく仕事で来ているのです。

2軸あることでマンネリを防ぐこともでき、時にはその2つの相乗効果で仕事がぐんと進むことすらあるのです。

私の場合は「国際協力/教育 + 映像」
これを目標に2025年へ向かって進み出します。

映像を掲げるのですから、360度カメラを使わない手はありません。今回は間に合いませんでしたが、今後もスキルアップに努め、できることなら誰かをうならせる作品を作りたいと思っています。

今回の課題はそのまま私の弱点につながっています。今回の失敗点を頭の隅に置きつつ、希望する方向へとさらに進んでいきます。




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