【スタートアップ資金調達レポート】(24年6月版)
スタートアップ資金調達レポートとは?
こんにちは、TheCXO株式会社です。
スタートアップ資金調達レポートは、PR Times等で公表されたスタートアップの資金調達情報をもとに弊社が作成・編集し、毎月発信しています。
正確・詳細な情報については、出典元であるPR Timesもしくは企業のプレスリリース等をご確認ください。
資金調達実績推移
6月の合計調達件数は前月から20件減少となり、合計調達額も前月に対して約10億円ほどの減少となった。合計調達額は減少はしているもののほぼ横ばいであるため、投資チケットサイズは前月と比較して大きくなったと考えられる。
シリーズ別資金調達実績推移
前月と比較したシリーズ別の調達実績を見ると、シリーズB、Dと未分類以外の調達件数は全て増加となっている。また、合計調達額に関しても同様に、シリーズB、Dと未分類以外において増加する結果となり、アーリー期を中心とした調達が実施されたと考えられる。
資金調達額ランキングTop10
6月資金調達ランキングのトップ10は下記図表の通り。1位の株式会社ティアフォーはシリーズB追加ラウンドで85億円の資金調達を実施し、シリーズB全体の資金調達額は207億円となり、創業以来の累計資金調達額は381億円となった。今後の展望として、今回の調達資金および関連する政府助成事業を活用し、自動運転レベル4対応の車両開発と安全性評価を加速させ、自動運転移動サービスおよび自動運転物流サービスの社会実装を推進していく。
2位の株式会社Flower Communicationsは今回、不動産特定共同事業法を活用し、合同会社石狩再エネデータセンター第1号にて国内投資家より資金調達を行った。今回の資金調達により、北海道初の地域再エネ100%データセンターを建設し、国内外の主要なデータセンター事業者の北海道への進出を促進、北海道のDX化を推進していく。