mup week 17 財務スキルPL実践
従来はPLの作成にはExcelを利用するケースが多かったが
現在ダウンロードしないと使えない。
(パソコンの中にダウンロードする事をローカルという)
ローカルでExcelは様々な面で勝手が悪い。
なので現在のビジネスシーンではGoogleドライブから
スプレッドシートを利用する事の方がメリットが多い。
20分でPLの作成を目指す。
スプレッドシートのメリットはクラウドサービスな上、WindowsもMacも操作はほぼ一緒、また共有しやすく動作も安定している。
今回は創業時のPLの作成
(実際の売上はまだ立っていないので、融資を受ける際の想定の売上や利益となる)
先ずは
タイトルを決める
A列と1列目は開けておく
次に先の章で説明した5つの利益/売上をPLを参照に記入(列 縦軸 y軸)
合計 各月を記入(行 横軸 x軸)
各項目見やすいよう色付け
あとは関数の設定
不要なグリット線は消す
これがフォーマットになるのでほぼ全ての業種に対してこれがベースとして使える。
①売上の詳細
まずは何が売上に直結するかを考える。
今回はカフェを想定したPLなので客単価 来店数/日 営業日として
これをランチ・ディナーで分ける。
さらに経常利益としてその他を作成
今回はBAR貸出と店舗売却とする。
月の行(x軸)と合計値(y軸)は固定すると便利
関数を設定
あとは売上の想定値を入力
②コストの計算
基本的には先の売上の詳細と同じ
表ごとコピペ 項目は消す
費用は大きく分けると固定費・変動費の二つ
変動費は売上に合わせて変動するもの。
メニュー表の様に細かく書くと売上の分析もできて便利。
今回は売上に対して相場のフード+ドリンク=30%と仮定
ドリンク売上に対して×8% フードの売上に対して×22%と想定する
固定費は売上に関係なくかかる家賃や人件費
あとは冷蔵庫などの減価償却
冷蔵庫は30万円で買っても数年使って売って30万にはならない。
=コストではない
つまり中古になるにつれて価値が落ちるので今回は5年=60ヶ月使うと仮定する。
30万円の冷蔵庫を60ヶ月使うと月々5000円となる。
PL上にも購入月に30万と記載するのではなく月々5000円と記載する。
これが減価償却の考え方。なぜなら物の価値が残っているから。
③税理士や光熱費など
特別出費(食中毒やお客様の怪我などの賠償金)や利息は特別損益とする
(曖昧なところは列を分けておくと後で修正しやすい)
売上とコストの表ができたら最初に作った表に対して関数を設定する
売上:ランチ+ディナーの売上
売上総利益:ランチ・ディナーを売る為に直接的にかかった仕入れ(変動費の仕入れ部分)
販管費:家賃や人などの固定費の部分
営業利益:売上総利益ー販管費=営業利益
営業外収益:飲食外(営業外)収益なのでBAR貸出賃料の部分
営業外費用:BAR貸出時にかかる費用
経常利益:営業利益+営業外収益ー営業外費用=経常利益
特別利益:単発的に発生する売上や費用(店舗売却など)
特別損失:突発的に失ったお金(急な損失)
税引前当期純利益:経常利益+特別損益ー特別損失=税引前当期純利益
税金:だいたい30〜35%程度なので今回は35%と仮定するので
税引前当期純利益×35%=支払う税金の金額
当期純利益:税引前当期純利益ー税金=月間の単利(当期純利益)となる。
条件付き書式で0より小さいものを赤字にするなど設定すると見やすくなる。
売上も実際にはランチ・ディナーだけでなく
平日と週末で分けたり、
フードもドリンクとだけでなくデザートなど詳細に分けると良い。
エクセルなので追記・関数計算となり管理が楽なので
わかるところからどんどん埋めていく。
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