エンタメ関係者様必見! TWICEを発掘したオーディション番組「sixteen」に隠された仕掛けとは
fanicon運営チーム、新卒の村山恵理です!
今や世界的人気を誇る韓国ガールズグループ「TWICE」
彼女たちを発掘したオーディション番組「SIXTEEN」には、
デビューの成功に向け、いくつか仕掛けがありました。
その仕掛けとは?エンタメ業界の方に是非読んでいただきたいです。
そもそも「SIXTEEN」って?
初めに「SIXTEEN」という番組について簡単にご説明します。現在、日本でも中高生を中心に人気のTWICEですが、彼女たちは2014年に韓国で放映されたオーディション番組「SIXTEEN」で結成されています。
ガールズグループ「TWICE」としてのデビューをかけて、16人の事務所練習生(JYPエンターテインメント)から7人を選抜します。
約3ヶ月間、ミッションごとにメンバー入り7名の「メジャー」とそれ以外の「マイナー」の2チームに立場が入れ替わります。
そのミッションの過酷さもあり、サバイバル番組とも呼ばれました。
そんな過酷なデビュー争いを経てデビューを果たしたTWICEは、韓国国内のみならず日本でも、海外アーティストでは史上初の「シングル作品別売り上げ枚数」「アルバム作品別売り上げ枚数」「アーティスト別トータルセールス」の新人部門で三冠を達成しています。
韓国芸能の傾向
韓国では、デビュー以前から事務所の練習生たちがお披露目がされることがよくあります。この「SIXTEEN」に限らず、韓国で放送され、昨年日本版の放送もされた「produce101」や現在Huluで放送され話題を集めている「Niji project」など、アイドルのオーディション番組は珍しくないのです。
事務所やアーティストにとって、この手法をとるメリットは3つあると考えています。
① デビュー以前から認知され売り出しやすい
② 早いうちからファンの熱量を高められる
③ オーディションに落ちた場合でも今後の芸能活動に繋がる
新しくアイドルを売り出したい事務所サイドにとっては、完全体でいきなりのデビューを発表するよりリスクが少なく済みます。TWICEもデビュー以前からメンバーを公開し、デビューまでの過程をオーディションバトル形式で公開したことで、早い段階から熱量の高いファンの獲得に成功していました。
なぜ「SIXTEEN」はハネたのか
「SIXTEEN」の過去にもアイドルのオーディション番組はあり、韓国内では十分盛り上がっていました。ですが「SIXTEEN」の盛り上がりは、それとも一線を画すものだったと感じています。「SIXTEEN」を契機にしてアイドルオーディション自体が増えた事実もあります。
従来のオーディション番組との違いは何だったのでしょうか。
番組内容の素材的な面白さもありますが、それ以外の外的要因としては以下の2点が影響していると考えています。
① リアルタイムの視聴者投票
② 参加メンバーが多国籍
放送期間中、SNS上ではリアルタイムで人気投票が行われ、その結果も視聴者の意見としてオーディションに加味されます。視聴者一人一人がプロデューサーになったような感覚で見たことが要因としてあるかもしれません。
また、オーディションの参加者が韓国・日本・台湾と多国籍なため、韓国内を飛び出しSNSで広がりを見せたことも一つです。それにより「自国の参加者を応援したい」という新しい目線の追加になったことも考えられます。
リアルタイムで自分の意見が反映されるというような
・ファンに当事者意識を持たせること
・リーチを広げたSNS利用
エンタメに関わる方であれば意識しておきたいポイントと言えるでしょう。
次回は【「sixteen」に見るファンの心の掴み方】についての記事です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。