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弘前れんが倉庫美術館 CAFE & RESTAURANT BRICKにて、雨宮庸介 個展開催!

雨宮庸介 個展












株式会社 The Chain Museumと弘前BRICK株式会社は、CAFE & RESTAURANT BRICK(弘前れんが倉庫美術館 カフェ・ショップ棟)にて、ベルリンを拠点に活動する⾬宮庸介の個展「星屋根⽷りんごあなた(本来はたてがき)」を開催いたします。⾬宮による空間インスタレーション、ペインティング、3点のプリマグラフィで構成されます。

⾬宮は、同時期に開催される 2021年度春夏プログラム「りんご宇宙―Apple Cycle / Cosmic Seed」(弘前れんが倉庫美術館)の参加作家の⼀⼈です。本展は、弘前れんが倉庫美術館の展覧会に合わせ、カフェ・ショップ棟で⾏う初めての企画展となりました。どうぞご⾼覧ください。 

また、凸版印刷の優れた印刷技術を⽤いて製作されたプリマグラフィ3種(各edition 20)を、株式会社The Chain Museumが運営するアートのデジタルプラットフォーム「ArtSticker」(https://artsticker.app/)上で、販売をいたします。

※キービジュアルのキャプション
Apple
2021
木材に油彩
りんご実物大

基本情報

展覧会名:Plate vol.2 雨宮庸介 個展「星屋根⽷りんごあなた(本来はたてがき)」
会期 :2021年4月9日(金) 〜 8月29日(日)
会場 :CAFE & RESTAURANT BRICK
住所 :〒036-8188 青森県弘前市吉野町 2-11 弘前れんが倉庫美術館 カフェ・ショップ棟
参加作家:雨宮庸介
主催 :弘前BRICK株式会社、株式会社 The Chain Museum 共同主催
協力 :エヌ・アンド・エー株式会社、SNOW Contemporary

展覧会ステートメント

今は2021年の2月2日深夜。ベルリンのスタジオでこの文章を書いています。あいかわらず世界中でコロナ禍は続いています。

新型コロナウイルスの脅威は、目に見えない極小のものが広い世界をこんなにも変えてしまうというダイナミズムにあり、じつはアートの構造もまたそれと似たところがあります。

個人の思いつきや思い込みが多くの人や広い世界に影響を与えてしまうかもしれないダイナミズムにこそ醍醐味があります。その意味において、ある種パンデミックもアートも、個人の想像力が世界の危機に直結しているかもしれないという「セカイ系的想像力」を持つ、という相似形をとるのです。

長くりんごをモチーフにしている僕にとって世界一のリンゴの聖地ここ弘前でリンゴの展示をすることは、まさに自分と世界を同時に考えることの最たるものです。りんごを見つめることが、同時に、この建築空間全体を感知することになるように。

りんごを見つめるあなたを見つめることが、世界全体について考えることである。そんなレストラン・ショップ体験であり、作品体験であるようにと、たくらんでいるところです。
(雨宮 庸介)

作家について

スクリーンショット 2021-03-23 14.21.54

photo: Shin Natsuhara

雨宮庸介 (あめみや・ようすけ)
1975年、茨城県生まれ、ベルリン在住。 独自の話法を用いたパフォーマンス、普遍性に超絶技巧をかけあわせた具象彫刻、1300年かかるプロジェクトなど、さまざまな手法を用いた作品は、鑑賞者をいつのまにか違う位相へと連れ出し、物事の境界線への再考を促す。

主な展覧会
2020「空間には1点の果物彫刻と息ぎれ、のこりはすべてバックヤード」SNOW Contemporary(東京)
2019「青森EARTH2019 : いのち耕す場所 ?農業が開く土地とアートの未来」青森県立美術館(青森)
2018「DOMANI・明日展」国立新美術館(東京)
2014「国東半島芸術祭」-「希望の原理」国東半島(大分)
2010「六本木クロッシング2010展;芸術は可能か?」森美術館(東京)

出展作品

インスタレーション

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雨宮庸介










2021
⽊材に油彩、⽷
サイズ可変

ペインティング

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雨宮庸介
インビジブルライティング 

―リンゴ果汁で書かれた、誰にも話したことのない5つのひみつ
2021
水彩紙(ARCHE)、林檎果汁、林檎の材⽊で作られた額、UVカットシート
520×377mm (額 926×679mm)
制作協⼒:⽊村⽊品製作所

●3つのプリマグラフィ

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雨宮庸介
パフォーマンスのための原稿(A4→A1)
"Apple Between West And East, What Exhibition Is, A Catching Fish With Bare Hand" 林檎の東西、展覧会とは、魚の手づかみ
2021
プリマグラフィ印刷
594×841mm(額 679 x 926 mm)
制作協⼒:凸版印刷株式会社
協力: 原田崇人

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雨宮庸介
パフォーマンスのための原稿(A4→A1)
"For The Swan Song A"
2021
プリマグラフィ印刷
841×594 mm(額 926 x 679 mm)
制作協⼒:凸版印刷株式会社

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雨宮庸介
パフォーマンスのための原稿(A4×2枚→A1)"Apple and Universality"
2021
プリマグラフィ印刷
594×841 mm(額 679 x 926 mm)
制作協⼒:凸版印刷株式会社

この作品は凸版印刷株式会社の「プリマグラフィ」(商標登録名)という手法で製作しています。 アメリカで版画制作の技法として登場したジークレー技法と、凸版印刷の長年の製版・印刷で培った色調整技術を融合させた ものとして2000年にいち早く開発されました。 ジークレーとはフランス語で「吹き付ける、噴霧する」という意味で、美術版画制作の世界において、シルクスクリーン、リトグラフ と並ぶ新たな技法として定着しています。オフセット印刷のようなスクリーントーン(網点)ではなく、微細なインク滴を吹き付ける ことによって作られるため、紙の持つ風合いをいかしながら、画家の描く繊細なニュアンスを表現できる点が特徴です。

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3種類 (各 edition 20)
額装あり 81,000円
額装なし 59,000円(税・送料 込) 
販売期間 2021年4月9日(金)~8月29日(日)
下記リンクからArtSticker で購⼊申し込みをいただくか、「CAFE & RESTAURANT BRICK」の店頭にてお申込みください。

▼作品の詳細・プリマグラフィの購入はこちら

Plateについて

ひとつひとつ丁寧に。「CAFE & RESTAURANT BRICK」のコンセプトである「れんが(=BRICK)」は、私たちの礎(いしづえ)です。ただ、レンガを高く強固のものにするためには、レンガを積む土の上に「路盤材(=Plate)」を敷きつめなければなりません。その路盤材の上に、多くのレンガが積み上がり、記憶に残るような素晴らしい空間を作り上げるのです。そのため、新たな記憶の場として、若手アーティストの作品を一時的に展示、制作する場を設け、「社会に拓く場(=Plate)」として提供することにしました。その「Plate」を基盤に、大きく世界に羽ばたいて欲しいと願っております。

お問い合わせ

作家についてのお問い合わせ:
SNOW contemporary
Tel. 03-6427-2511 / snow@officekubota.com

展覧会・プリマグラフィ販売についてのお問い合わせ:
CAFE & RESTAURANT BRICK
Tel. 0172-40-2775 / info@hirosaki-brick.com (担当:奈良岡)

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同時開催 和⽥礼治郎 「Still Life」ポスター販売企画 

CAFE & RESTAURANT BRICKのショップエリアにて、ベルリン在住のアーティスト和⽥礼治郎のポスター (税込価格 980円) を枚数限定で販売いたします。
ポスターには、2014年に、ゲオルグ・コルベ美術館(ベルリン)で開催された 「ヴァニタス - 永久なるものは何もない」 の展⽰風景がおさめられています。
和⽥は「りんご宇宙―Apple Cycle / Cosmic Seed」(弘前れんが倉庫美術館)の参加作家です。 

和⽥礼治郎 (わだ・れいじろう)
1977年、広島県⽣まれ、ベルリン在住。 形態、時間、液体、⾃然、⽣の儚さを暗⽰する「ヴァニタス(虚栄)」という古来の主題などの諸要素への関⼼を、独⾃の⼿法で彫刻化していく。それは時には⾃然そのものを⽤いて環境に直接的に働きかけ、多次元的な、⽣きる彫刻として私たちが⽣きる空間や時間に介⼊し、我々の知覚に作⽤を及ぼす。

▼詳しくはこちら

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▶︎Android版:Google Play

ArtStickerは、アーティストへ「好き」の気持ちを直接おくれるプラットフォームです。
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TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。